相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺された事件で、元施設職員、植松聖(さとし)容疑者(26)=殺人などの容疑で送検=が、障害者に対する差別的な考えについて、「ヒトラーと似ていることは、施設側に言われて気付いた」と供述していることが4日、捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警津久井署捜査本部は、植松容疑者の主張とナチス・ドイツとの間に関連があるか慎重に調べを進める。
植松容疑者が「障害者は死んだ方がいい」と発言したため、面談した施設関係者が「ナチス・ドイツの考えと同じだ」と非難。その後、緊急措置入院した植松容疑者は「ヒトラー思想が2週間前に降りてきた」と話していた。捜査関係者によると、植松容疑者はこの発言について、「施設側にそう言われたので、措置入院中に言ってみただけ」などと説明しているという。
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