誠に申し訳ありませんが、今日はメルマガに投稿された《 坂の上零の、日本人の若者は、現代の慰安婦である。日本で優遇されるのは外国人と留学生だけ 》と言う文章を全文引用させていただきます。かなり長めですが頑張ってお読みください。この文章は「現代の世相」を抉り取った「女子学生の本末転倒を批判する」と同時に、この『大会社の社長』を「アメリカ」に置き換えて、「日本」を『ソープで働く女子学生』に置き換えれば、そっくり「今の日本の姿」に重なり、『大会社の社長に抱かれるピアニスト』にも見えるのです。「平和憲法」とか「日米安保」と言う『マンションや車』を貰って、「アメリカ」に尻尾を振る。でも「アメリカ」と言う鎖に繋がれたペットでしかなくて、野犬の「中国や韓国」に吠えられても、何もできない。
でも、この投稿者である「元ピアニストの矜持」を私たち日本人は見失ってはならないと思うのです。苦労を乗り越え、自分を磨き、その果てに「立派な人物」が育つのであって、身を穢してまで安易に大学出の看板を身にまとっても、その人物の真価が備わるとは到底思えません。その意味で「虚飾の人生」「虚飾の国家」であってはならないのではないか？やはり「急がば回れ」で、本当の「価値ある人生」は「自分で作り出すもの」であることを「自覚」し、国家においても「みんなが苦労を積み重ねてよい国を作る」べきで、「他国に魂を売り渡して生きることを恥じる」国でありたいと思う二ですが、いかがでしょうか？では、さっそく引用文をご覧ください。
（引用開始）
★女たちよ、魂とプライドは捨てたのか？ ＮＯ．１
金融では、いろんな人に会う。実に多様な人脈だ。金は、金だ。暴力団や麻薬で得た金以外は、基本、お客様である。金融時代に、私も、実際のソープランドの経営者から聞いたことがあるが、慶応大学を中心に、早稲田などなど、有名私立の女子大生が、たくさんソープランドで売春をしているそうである。私は、経営者本人から聞いた。以前は、体を売らせるのだから、悲痛であり、なかなか訳ありの哀れな女しか来なかったのだが、いまでは、若い女の子のほうから、応募があるらしく、風俗やソープで働く女を探すことは簡単になったそうである。なにしろ、女子大生のほうから自分が売り物になると解っているので、風俗やアダルト業者、キャバクラ、ソープランドで、働かせてほしいと面接に来るのだそうだ。ちなみに、私も若いころ、金に苦しんだことがある。
ピアニストとしてデビューしたばかりのころは特に、食べていくだけで精一杯。生活しながら、練習を重ね、夜はライブ活動で頑張ってきた。
ジャズピアニストで身を立てていくことは、よほどの腕にならない限り、大変なことだった。それでも、音楽を愛していたので、苦労を苦労だとも思わずに、ピアノに没頭し、打ち込んできた。満足に食べられないこともあったが、ジャズクラブの賄いで一日を過ごすなどして、なんとか耐えながら、練習を重ねた。しかし、人間にはこのような苦労する時期も必要なのである。この時期に精神が練られて、忍耐力も付き、「それでもピアニストになる！」と反骨精神を養い、強くなれるのである。ところで、その苦労した下積み時代の駆け出しのジャズピアニストだった頃の私は、とても若く、顏も、容姿も、全身の肌も、大変美しかった。従って、金持ちの男や社会的地位のある男たちからの甘い誘惑はたくさんあった。具体的には、求婚や、恋人としてのお手当付きのお付き合いのオファーであった。結婚であれ、愛人であれ、どちらも私の側に真の愛がないのであれば、同じようなものであった。
ある大会社の社長も、私を愛人にしようとしたことがある。今でも忘れないセリフで、一風変わった口説き方をした男。「芸術家にはスポンサーが必要でしょう？」彼はつづけた。「君はとびきりいい女だ。月150万円で俺の女になってくれ。君の名義でマンションと車も買ってやる。他の若い男と付き合っても、君を束縛はしないし、コンサートなどの出費が必要なら、いつでも言ってくれ。ぜんぶ出してやる。だたし、週に１回から2回、自分が呼んだら、呼んだ場所に来い。海外旅行にもついてきてほしい」と。なるほど手慣れた男だ。さすが面倒な手続きをすっ飛ばして、実だけ欲しいというわけで、それを「金で買う」契約を結ぼうと言うわけであった。有名女優を愛人にもしており、芸者の谷町にもなっていた男だった。決して悪い条件ではない。私はジャズに打ち込んでいたので、もっと音楽の創作と練習にも専念したかった。そのころは、ピアニストの稼ぎだけでは暮らせなかった。だから、自分の創作活動や音楽に専念するには、生活費を稼ぐ負担から解放されねばならなかったのだ。
それだけではなかった。必要なものは何でも買ってくれて、活動経費もすべてを払ってくれるそうである。マンションも、車も、私の名義で買ってもらえたら、その男と別れても、実は残る。しかし、そのためには、私のプライドを捨て、魂を売って、愛していない男の愛人にならねばならなかった。愛していない男に抱かれることほど、女にとって苦痛なことはない。大金を得る代わりに、そんな「大人の付き合い」をせねばならないのである。私は、貧しいころから、気骨だけは強く、自分の魂は売らなかった。もちろん、体も売らない。プライドと倫理観が高かった。その社長に私は言った。「あなたの愛人にはなれない」と。しかし、金で買えない女だとなると、なんとしても手に入れたくなるようで、金額を倍にしてきた。「金の問題じゃない。売れないものは売れない。私はあなたを愛していないから。あなたに抱かれて、金をもらうと、私は自分を許せなくなるから。だから、貴方の金は要らない。私をそんなに抱きたいなら、貴方がすることは一つ。私を真剣にあなたに惚れさせてみなさい。私を真剣に惚れさせたら、無料で抱けるわよ」
木っ端みじんだった。彼のプライドは無残にもバラバラに崩壊した。本当に私が恋に落ちて、相手の男に惚れないと、抱かれたいとは思わない。そして、私が愛した人は、まったく割に合わない人だった。彼のために傑作を作曲できたことだけが財産であるが、悲恋に終わったため、悲しい想い出しかない。今思えば、もう少し打算的に生きることもできたし、高額を払って私を愛人にしたがった既婚者の男たちも多数いたのだから、それをうまく利用して賢く生きることもできたのだ。その方が女としては「儲かった」し、賢明だったのだろうと思う。映画に出てくる女優などは、だいたいがそうだと聞いている。ピアニストも、そうなたっていいじゃないか、というわけだった。生活費を稼ぐ労働から解放され、時間を自分の好きなことを好きなだけすることに使える贅沢を与えてくれるのだから。しかし、やはり、どう考えても、「マンションと車付き、何でも払ってくれる財布付きの、月150万円での愛人契約は、つまり、高級娼婦」と同じである。金持ち男の慰み者になってまで、生きなくても良いと心底思った。
今思えば、その大会社の社長は、不器用であって、それが私への愛情だったことはこの年になればわかる。どうしても、私とお付き合いしたかったのだが、自分は金持ちで、相手は貧しい芸術家なら、支援してやりたいと思ったのだろう。しかし、彼は私とは結婚できないのだから、適当な時期に別れねばならない。しかし、女の身体の最も美しい時期に「楽しませてもらう」かわりに、この女の芸術活動で必要となる資金はすべて援助してやり、金でできることはしてやる。それは、男の愛の表現の一つだ。そして、そういう愛だってあるわけである。しかし、当時の私には表面しか見れない若さゆえの浅はかさのため、彼の真意は伝わらなかった。私のプライドが、彼の愛人になることを許さなかった私とて、ピアニストとして通用する腕を獲得し、ピアニストの腕一本で生活できるようになるまでには、金と生活に苦労した時期があったのである。私を愛人にしようとしたのは日本人だけではなかった。フランス人、アメリカ人、ユダヤ人、アラブ人、色々いた。独身の男からは、結婚をしょうとプロポーズされたことも多数あった。色んな人種から。
しかし、いくら熱烈に求婚されても、「月１５０万円で愛人にはなれない」のと同じく、自分が恋に落ちていない男と結婚はできない相談だった。だいたい、相手の男に失礼ではないか。私が興味があるのは、あなたの金と収入、貴方の職業、あなたがもたらす生活の安定だけであって、それがあるので、あなたと結婚するんです！（＝それがないと、結婚しません）・・・なんて、貧相な想いを抱きながら、「愛しているふり」だけ演じて、男と結婚するとなると、そういう風に結婚を値踏みする自分がひどくみじめで、心の薄汚れた女になるように思えた。打算で結婚すれば、自分で、自分が許せなくなると思う。だから、金持ちや、社会的地位のある男性からもプロポーズされたが、心が動かない男性からのポロポーズはお断りした。たくさん断ってきたが、今思うと、世界の男はどの人種も同じだった。落としたい女の前では、いかに自分が有能で、大きな男かを「見せたがる」のである。ほめてほしいのだ。すごいわ〜！と思ってもらいたいのだ。
金では買えない女だとなると、余計に手に入れたがる男もいて、健気な努力をした。しかし、その努力も無残に敗れ去ることになった。確かに認めるところは認めるが、私は、対等の関係を維持したかったし、どうしても自分の魂を売って、金で男と結婚したり、愛人になったりはできない相談だった。いくら経済的に苦しくて、貧しくても、そこだけは譲れなかった。私の身体は、いつか本当に愛する人に捧げるものだと思っていたし、愛がないセックスはしてはならないと信じていた。もし、私が、金の威力に負けて、妥協し、男と金のために付き合ったり、寝たり、結婚したりする道を選択したのであれば、その後の私の人生劇もなかっただろうし、神はそもそも彼の使命を果たす人間として、私をお選びにはならなかっただろう。
（引用終わり）
こんな日本に誰がした！
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