ストーンズ・ラスベガス公演１０月１９日　まさかのキャンセル

２０１２年１１月に突如行われた英国のロックバンド、
ザ・ローリング・ストーンズ５０周年記念コンサート
から早いもので、もう４年になろうとしています。
今年の２月から３月までに行われた南米公演は
大盛況で、ファイナルはキューバ公演でした。
　　
この国で初めて行われるロックコンサートで、
観客は会場外にいた観衆も加えると１２０万人という
規模の公演で、ハバナ・ムーンと題された映画も
撮影され、南米ツアーのドキュメンタリー映画も
収録されるなど、ストーンズの映像作品が多く
撮影されたツアーでした。
　
　
このツアー終了後、カリフォルニアで行われた
ビッグイベント、デザート・トリップにも
ストーンズは出演。（１０月７日、１４日）
ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、
ニール・ヤング、ザ・フー、ロジャー・ウォーターズ
など大物アーティストが出演し、ストーンズは
ビートルズのカム・トゥゲザーをカバーするなど
大きな話題を集めたコンサートになりました。

このデザート・トリップを終えた１０月１９日に
ストーンズはラスベガスに新しくできた会場である
Ｔ−モバイル・アリーナでのコンサートを発表。
そして１０月２２日にも追加公演が行われる
ことが発表され、今年のツアーの締めくりとなりました。

このツアーの１０月２２日はファイナルと表記され
これが様々な憶測を呼び本当に最後になるのかもしれません。
私も、この時期は仕事が多忙でしたが、何とか
１週間国内を留守にする段取りをつけまして、
公演前日の１０月１８日、アメリカへ向かいました。
　
ロサンゼルス経由のラスベガス行き、乗り換えは５時間
もあります。夕方の成田空港に迫る夕日、そして出発。
眼下に見える成田の街の夜景も綺麗です。
　
およそ９時間の空の旅、ストーンズが何度も何度も
公演を行ってきた街、ロサンゼルスに着陸しました。
迎えるハリウッドの広告が到着を実感させます。
　
そしてラスベガス乗り換えの為、５時間の休憩。
ロサンゼルスでの時間つぶしはピザ、タコスに
ビールです。ＬＡで食べるニューヨーク・ピザ、
タコスにビールも、いいものですね。
　
　
そしてコンサート会場のラスベガスへ１時間ほどの
空の旅、空港にもたくさんのスロットマシーンが並び
不夜城、ギャンブルの街、ラスベガスの玄関を象徴させます。
そしてストーンズ公演を知らせる電光掲示板が
目立ち、多くのファンも記念撮影をしていました。
　
空港ではストーンズが出演したデザート・トリップの
シャツをきたファンもおります。
　
世界中からファンがやってくるのもストーンズの
層の厚さですね。ホテルにチェックインし
明日の公演を待つのですが、まさかのアクシデントが。
　
ファンの方から連絡が入り、ストーンズの
ホームページを見てください！明日の公演が
キャンセルと発表されています！と。
「まさか」と思ったが、そのまさか。
ミックの喉の炎症のため、公演はキャンセルと発表。
　
現地に来てまでのキャンセルは幾度か経験がありますが
やはり慣れないものです。段取りをつけてやってきた
アメリカ、残してきた家族、楽しんできてねと
子供たちが送ってくれたメールに涙が溢れます。
　
翌日の会場周辺では諦めきれないファンが集まり
チケットの払い戻しをする人たち、そしてグッズを
購入するファンたち、当初発表された１９日の公演だけ
しか見ることができないファンも多く、涙するファンも
多かったそうです。カリフォルニアの乾燥した気候での
長期滞在、デザート・トリップでの熱演のダメージが
あったのかもしれません。そしてミックが入院との
情報が入り、この３日間での回復を祈る毎日に。
　
２２日までに回復できるのか、かなり心配な
アメリカ滞在になってしまいました。
あと３日、どうなるのかファイナル公演は？（続く）