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2016年11月03日16:40

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圧倒的な音楽27 1977年10月 エリック・クラプトン@日本武道館

ボブ・ディランの5ヶ月前、僕が初めて行ったコンサートがこれでした。日付は10月6日(木)か7日(金)、何となく7日のような気がします。

学校を終えて部活をサボり、そのまま武道館に向かったのか、いったん帰宅して着替えてから行ったのか、定かではありません。おそらく後者でしょう。当時は都営新宿線の開通前でしたのでJR、じゃなくて国鉄の飯田橋駅から東西線に乗り換えて竹橋で下車しました。なぜ九段下ではなくて竹橋まで行ったのだろう?誰かから竹橋が近いと聞かされていたのだと思います。北の丸公園の中を歩いている時に、いちゃついているアベックの姿をやたらと見かけたことを鮮烈に覚えています。どうしてそんな事ばかり記憶に残っているのでしょうか。
入場して2階席に座ります。「広いなあ、ちゃんと見えるのかなあ」と、不安に感じました。この頃からライブに行くのは基本ひとりですね、今と変わりません。

前座でプリズムというグループが演奏しました。元四人囃子の森園勝敏が在籍していたインストグループです。ツインギターによるフュージョンっぽい演奏だったと思いますが、まったく印象に残っていません。
クラプトンが出てきたのは7時半ごろだったでしょうか。オープニングは「The Core」という、当時未発表だったアルバム「スローハンド」からの曲でした。ラストは「Layla」、アンコールは「Tell the Truth」でしたが、その他の曲はよく覚えていません。なぜか「Bottle of Red Wine」をやった事だけはよく覚えています。7日のセットリストをネットで検索してみたら「Sign Language」の記載がありましたけど、これは記憶にないです。やっていれば覚えていないはずはないと思うのですけど・・・。いや、やっぱりやったのかな?なにぶん、39年前のことですから、記憶はあてになりませんね。

全体の感想としては、「ああ、これがコンサートというものなのか」という感じで、特に興奮したとか感動したとかは無かったと思います。わりと冷静に、クールに見ていたと思います。クラプトンの次に行ったのが先日書いたボブ・ディランですから、本当に生の音楽に接する喜びと素晴らしさを知ったのは、翌年6月のリヴォン・ヘルム&RCOオールスターズという事になります。

終わったのが9時過ぎ、帰りは人の波について九段下駅から帰りました。
翌日だったか翌週だったか、バレー部の先輩に「お前、コンサートに行ったんだって?」と聞かれ、あっサボったのがばれたかと思って身構えていたら「まさかエリック・クラプトンじゃねえだろうな」と聞かれ、「そうです」と答えたら「なんだよ、いいなあ」と羨ましがられました。ホント、肝心のライブの事よりも、どうでもいい事を覚えているものです。

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