「死ねば許される」のであれば死刑は有効だと思います。
死刑=贖罪がなされた、とみなされるからです。
しかし多くの人は「死んでも許されない」ような犯罪者がいる、と認識しているのではないでしょうか。
では「死んでも許されない」ような犯罪者はどうすればいいのでしょうか?
私は「生きて苦しめ」ばいいと思います。
という事で私は死刑には反対です。
「生きる事の苦しみ」をそこそこ知っておりますので。
冤罪の問題も、警察組織を変えるより死刑廃止の方が手っ取り早いのでまずこちらからやった方がいいと思います。
冤罪によって死刑を言い渡された人々は、警察及び検察、そして裁判官の過ちの生き証人です。
そういう人々を死に追いやることは全く正義という事からかけ離れているではありませんか。
そして、冤罪はいつ誰に降りかかってくるか判りません。
とある爆破事件の容疑者は、状況証拠と犯行理由だけで有罪が確定したらしいです。
彼女が本当に犯人かどうかは判りませんが、恐ろしい世の中だなぁと思います。
最近は「人を殺して自分が死刑になりたかった」という理由での死傷事件が多くなりましたが、死刑廃止になればそのような事件も減るでしょう。
だいたい、そんな事件の犯人を死刑にする事は犯人本人の思う壺。
その犯人の死刑をも、死刑存続を支持する人は望んでいるのでしょうか?
この記事への日記やつぶやきを見ると「この世から犯罪者がいなくなればこの世は良くなる」と思っているかのような人々が多いのに驚かされます。
「この世は楽園で自分は善良な人間。それなのに世の中が良くならないのは、そして自分が幸せでないのは悪い奴がいるから」。
そんなふうに思っているのかもしれません。
不毛な事だなあとしみじみ思いました。
■日弁連、「死刑廃止」宣言へ 冤罪事件や世界的潮流受け
(朝日新聞デジタル - 09月03日 13:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4175143
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