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2016年10月11日16:39

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「ロマンチック街道」

「ドイツロマンチック街道」(Romantische Straße)は、ヴュルツブルグからフュッセンまでドイツ南部を南北に縦断する観光ルートです。古城街道やメルヘン街道とともに、ドイツ観光局がPRしている観光地です。ここには、フュッセンのノイシュヴァインシュタイン城やローテンブルクなどのドイツの観光地が点在しています。
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デュッセルドルフからクルマでアウトバーンを走って、こうした観光地を巡ったことを思い出しました。ノイシュヴァインシュタイン城は、それぞれの部屋ごとにワーグナーの楽劇の世界が描かれ、いかにルードヴィッヒ2世が心酔していたかわかりました。
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また、アウグスブルクでは、フッガー家が繁栄させた豪華な市庁舎などのほか、モーツァルトの父親の実家だったモーツァルトミュージアムにも行きました。そして、アウグスブルクの街のお菓子屋には、モーツァルトの従妹のベーズレの肖像画が付いたお菓子がありました
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このロマンチックの意味ですが、これはロマンスの方ではなくて、ローマへの道という意味です。この道がドイツの北から南へ向かうローマ巡礼の道だったであったことから来ています。それは、たとえば、ワーグナーのタンホイザーにも出てくるローマへ向かう巡礼たちが通った道であったわけです

先週末に、群馬県の沼田に行ったところ、「日本ロマンティック街道」という看板を見つけました。日本にもロマンチック街道があるのは驚きです。そこで、早速調べてみました。
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日本ロマンティック街道は、長野県、群馬県、栃木県の3つの県を横断しています。真田氏ゆかりの上田から、小諸、軽井沢、嬬恋村、草津を経て、沼田に入ります。そして、さらに、片品川、尾瀬を経て、日光まで続く、道路です。

実際にそういう特別な道路があるわけではなく、国道18号、145、146、120号線の観光地を繋いだものとのこと。いったい誰が名付けたのか、調べてみると、草津温泉観光協会の会長だった方が「ロマンティッシュ・シュトラーセ」と名付けたのが始まりだったと書いてありました。これが英語でなく、ドイツ語というのが、いかにも本場を意識している感じです。まあ、草津は日本でもっとも歴史ある夏の音楽祭、草津国際音楽祭をやっているので、そういう発想になったのかも知れません

いや、あるいは、日光から草津温泉を経て、上田の別所温泉に至り、たくさんある温泉にタップリ浸かって、そこから、ローマへ巡礼に出掛けたのかも、、、
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