なんか、眠れないので、書けるだけ書いておこう。
まずは開幕から今までの戦い。点数で言うと、40点。
恐らく意外と高いと感じるとは思いますが、もちろん若手起用を進めていった事を大きく評価しての事。順位を加味しても、本当は60点は付けかった。
ただ、やはり中堅のレギュラー陣の起用に疑問を感じる部分が大きくあった。
『競争させる』
この一言から、始まった2016年シーズン。
キャンプ・オープン戦、高山・横田の活躍は目を見張るものがあった。その反面、投手陣は不安を抱えたままのシーズンイン。特に藤浪・岩田・福原は結果を残せないままであった。
開幕の先頭打者、新人の高山のプロ入り初ヒットから始まった。高山は開幕から1ヶ月半ほどヒットを量産していく事となる。
二番に座る横田も予想だにしない内野安打を量産。
各打者や投手までもが盗塁も決めていく。
2015年シーズンまでの阪神タイガースでは考えられない戦いを見せ、負けてもこの面白いと感じられるプレーの数々にファンは喜んだ。
そんな中でも、投手陣は安定感を発揮できないでいた。
上位をキープはしていたが、先発投手が長いイニングを投げられない。リリーフは一人ずつ崩れ始めた。
エース藤浪は、素人目で見てもわかるほどストレートのノビの良さを失ってしまっている。元々コントロールのバラつきが大きい投手ではあるが、ココ一番で失投してしまうケースが多い。先発ローテを守ってはいるが、とてもではないが勝ち頭とはいかない。
福原はいい所を一つも見せる事が出来ないまま二軍降格。未だにきっかけを掴めないままでいる。
岩田は突然崩れる悪い癖が、早いイニングから出てしまう。すぐに二軍降格し、下でも同じような成績。とても、一軍に上がれる状態ではない。
日本球界復帰の藤川球児は、先発でスタートしたものの、失敗が続きリリーフ調整を余儀なくされた。
抑え候補だったマテオは、開幕直後は速球とキレのいいカットボールで抑えていたが、徐々に安定感を無くし二軍降格。再昇格後から現在にかけては、安定感を取り戻しつつある。
そんな投手陣の中で明るい材料はやはり岩貞とメッセ。
岩貞は、キレのいいストレートとチェンジアップ効果的。奪三振を量産していた。疲れからか、ここ数試合は撃ち込まれるケースを見るが、オールスターで一週跳んで復活出来るか。
メッセは好投を続けている。ストレートも球威があるし、カーブ・フォークのキレが去年と比べ物にならない程良い。
現在、投手の総合点数は、50点といったところ。先発40点、リリーフ60点。
リリーフのマテオ・藤川・ドリスが少し安定してきた事が大きい。安藤も粘り強い。
ここに来ての榎田の故障が非常に痛い。長い回を投げられて、防御率を3点台中盤までにまとめられる劣勢のリリーフ。今、そこが榎田しかいなかった。伊藤辺りをもう一度昇格させるだろうか。
先発は、メッセだけがひっぱっている。比較的安定していた能見が痛打され始めている。ここ数試合、藤浪・岩貞は不安定。青柳・岩崎が比較的数字を残してはいるが勝てない。
野手の現状は最悪といっていい。
金本監督がレギュラー指名した鳥谷・ゴメス・福留。
福留は故障しながらも出場し続け、打率.310前後をキープ。勝負強さは昨年以上かもしれない。
あとの二人が酷い。
鳥谷は、打撃不振だけではなく、守備面の不安がぬぐえない。
肩が弱くなっているなと感じたのが一昨年。昨年、その影響が出始め、今年は更に悪い。
理由を考察してみたんですけど、凄く嫌な結論に辿り着きましたので、別件で書こうかと。ヒントは掛布さん。
ゴメスは一時復調の兆しがあったものの、その後極度の不振に陥ってしまいました。
なぜだろう。結論は一つ。外角の変化球が全く見えていない。
これ、初年度後半から言われている事で、未だ解決できないでいる。
野手の中で明るい材料は、高山・北條の定着と、中谷の活躍。
高山は一時、タイミングをとれないでいたものの、ここ10試合ほどで再びヒット量産し始めている。一番で使わないのが不思議なくらいである。
北條は、経験不足が目立つものの、打撃面や守備面で大器の片りんを見せ始めている。まだまだエラーが多いが。
中谷はあれだけ振れるようになるとは。昨年まで、「小さくまとまってしまったなぁ…」と残念に思っていたんですけど、再びフルスイングできるフォームが完成しつつある。甲子園でも本塁打を打てるような、長距離砲の可能性を秘めた選手になってきた。
横田・陽川・板山を起用した事も評価できる。状態のいい時にしっかり使ってあげられたが大きい。今、フェームではテーマを持って取り組めている事と思う。
残念なのは江越。一軍昇格直後は調子が良かったものの、その後は昨年からの上積みを感じる事が出来ない。同じような三振を繰り返している。ストレートを狙うのか、変化球を狙うのか、狙い球や方向性が見えないままでいる。身体能力だけはピカイチなのに。
中堅の、上本・今成・新井辺りも実力の半分も力を発揮できていない。
そのほかの野手の中で状態の良かった西岡が昨日、長期離脱を余儀なくされる大けがを負ってしまい、緊急事態。穴埋めは不可能。判断力が問われます。
いろいろある中で、原口の活躍は数少ない救いと言える。課題はまだまだあるのだが、既に主砲である事に変わりはない。
野手の点数は30点。中堅・ベテラン5点。若手60点といったところ。
大げさでなく中堅・ベテラン野手勢がチームの足を引っ張っている状況。若手に切り替えるには早い時期ではあるけど、下で調子のいいペレスや横田・陽川を使うのは有意義かもしれません。
いろいろあるけれど、なんやかんや、好きなんで最後まで見よう!
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