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2016年09月12日21:33

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オデッセイと宇宙飛行士

借りてきたDVDで「オデッセイ」を観た。

「ゼログラビティ」もそうだけど、理系苦手な私には、「宇宙で困難に見舞われる」というシチュエーション自体がすごく怖くてスリル。

アクシデントで火星にひとり取り残されてしまった宇宙飛行士のマット・デイモンがなんとか生き延びようとする、地上のNASAではなんとか彼を生還させようとする様々なチャレンジが描かれる。

このマット・デイモン演じるマーク役は設定としても「冗談好きのムードメーカー」らしく、たったひとりでもユーモアを忘れず前向きにチャレンジを続けてゆく。そのユーモアに映画をみているこちらもクスッとしたりツッコミ入れたり。

観終わって思い出したのが宇宙飛行士の向井千秋さん。
彼女の夫の向井万起男氏のベストセラー「君について行こう」は面白くて何回も読んだ。
宇宙飛行士選出のための面接試験で「宇宙飛行ってどんな感じだと思いますか?」と聞かれて向井千秋さんは
「ビックリハウスみたいなのに入れられて外からがたがた揺すぶられて、わあ、楽しい!って感じ」
と答えたという。
万起男氏はそれを聞いて「俺なら一発合格にする」と思ったらしいが、当時私は、えっ、そんなふざけた答えでいいの!?と心底思った。

でも向井千秋さんが宇宙に行ってから20年以上も経ち、映画のアポロ13やゼログラビティを観て宇宙飛行ってこんな感じなんだ、とようやく少しリアルに感じた今では、納得できる。
「わあ、楽しい!」って感じるその余裕と好奇心こそ、宇宙飛行士に必要なものなのかも。
不測の事態や事故に臨機応変に応じ、絶望することなく、不屈の創意工夫を重ねることが出来る能力と性格。

私ならあっという間にパニくって自滅しそうだ。
自戒の為にも「オデッセイ」いま繰り返し観ています。




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