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2016年09月22日09:01

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「手袋の反対は?」「ロックブーケ」「じゃあお前テンプテーションな!」

 プラネタリアン3週目、今まで通り千葉でも見ようと思ったのだが、姉が遊びにくるとの事で急きょスケジュール調整、そして池袋の映画館で鑑賞してきた。田舎者としてはこじゃれたシティという印象が強かったんだけど、今の池袋ってアニメイトとかとらのあなとがゴロゴロあって、弱虫ペダルカフェとかニコニコ本社とかビックリしたものです(聞けば乙女向け聖地として秋葉原より上とか)。アドアーズなんかBプロジェクトコラボでプライズもBプロ一色。アニメ途中で切ってごめんね!

 そんで上映館であるサンシャイン池袋、都心の中の映画館だからてっきり豪華な場所を想像したら、昔ながらの古い作りでチケット販売は店頭の小さいカウンターに人がむらがり、箱が長方形の食べにくいポップコーンはさておき、飲み物は冷蔵庫のペットボトルのテイクアウト制、スクリーンもこじんまりとしていて、いかに自分が土地に恵まれているのか逆に感謝を覚えたり(田舎は土地が広い)。

 そんなこんなで映画鑑賞も3回目、今回もやっぱりボロ泣き状態だったが、興味深かったのはそれが場内全体で手に取るようにわかった事。周囲から時折聞こえるすすり泣きや嗚咽を隠そうとする咳、あと上映中にあんまり周囲をジロジロ見るのは無粋なんだけど、とりあえず視界内に映る3〜4人ぐらいの人が時々目をこすったり、ついでに隣の姉曰く隣の女の子が泣きっぱなしだったとかで、まさに観客の心が一つになった瞬間というのを体験した。釣られ泣きが釣られ泣きを生むやさしい世界。

 よく感動系映画のCMで見かける「上映中の客が揃いも揃って涙目で映画鑑賞」というあの状態。これで鑑賞後に「とっても泣きました」「○○(作品名)最高!(グーを突き上げる)」ってうさんくさいというかやらせっぽくてキライなのだが、多分今テレビカメラ回されたら迷わずこれをやる自信があるなと思いながら劇場を後にしました。

 同伴者の姉曰く「どこか懐かしい、ベタな話だけど泣いた」という事で、その後のネタバレ談義にも花を咲かせたのだが、やはり振り返ってみても話しはシンプルだし、ビックリ展開もそこまでない。ただ、言い換えるなら視聴者の期待を変に裏切らず、想像通りの話を想像通り見せてくれるという、ある種の王道を貫いた所に本作の感動は詰まっているのだろう。

 あとロボ属性。ヒロインの美少女が人間だったらあざと可愛いみたいな冷めた感想も出るかもしれないが、見た目美少女だけど中身が「クロノ・トリガー」のロボットとなれば涙腺崩壊ですよモウ。人間の言いつけを守り続けるロボット、古典SFネタだけど大好きさ。

 地元の千葉じゃもう1日1回上映だし、連勤明けには上映終了になってるだろうけど、公式サイト見ると上映時期がバラバラというか、都心はまだまだ平日4回上映だし、10月になってから上映開始する映画館もあるぐらいなので、ほんとみんな見て(懇願)。

 あとネタバレにならないネタバレすると、子ども部屋のシーンの隅にある白いブツは多分ファミコンのロボット。ツイッターにも引っかからないしパンフでも触れられてないから自信薄だけど。「君の名は。」でゲームキューブを探すような猛者はぜひチェケラ。
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