ドゥテルテ大統領の雑感

オバマ米大統領、ドゥテルテ大統領との会談中止　人権に関連、オバマ氏をののしる
http://www.sankei.com/world/news/160906/wor1609060012-n1.html
別にオバマがブチ切れたとかではなくて、面と向かって「売春婦の息子」「くそったれ」とか言い出されたら、アメリカ側も外交問題にせざるを得なくなってしまうので、無駄に関係を悪化させないために、敢えて会談を見送った…とかだったんだろうと。

中国が南シナ海のスカボロー礁で埋め立て準備か 比が警戒
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160905/k10010670291000.html
差し迫った驚異が迫っているフィリピン。早晩にアメリカと会談しないわけにはいかないわけで、アメリカとしては焦ることもないだろうというのはあったし、実際すぐに会談は行われることになった。

ドゥテルテ氏「発言を後悔」＝中止一転、後日会談へ
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016090600445&g=int
もっとも、「発言を後悔」云々は報道官がそう言っているだけで、大統領は直接述べているわけではない。先日も「国連を脱退する」という大統領発言を、外相があわてて釈明するみたいなことがあったけれど、その後も大統領の暴言癖が収まっていない。周囲に言われて発言を取り下げたけれど、全然懲りていないのは明らかで、後日セッティングされている会談でも、ヒートアップしてしまったら、やらかす可能性は十分にあるだろうと。無理して会談しない方が良いのかもしれない。

キャンセルで空いた時間、代わりにセッティングされたのは朴槿恵大統領との会談。まぁＧ２０中にも北朝鮮がミサイル飛ばしているので、それなりに有意義ではあるだろうと。