いよいよシーズン1最終回!
韓国アニメ『フラワーリングハート』のネタバレ感想レビュー:
第26話 - 友情の花火
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EBS1 / 2016.05.24(火)放送
アリから放出される
絶望エナジーの爆風が
ビル街を襲う。
人間の絶望エナジーは
こんなに膨大なものなのか!
驚愕するトゥンギ(=チェス王子)。
アリの絶望エナジーの影響は
ハッピーの容態にも及んでいる。
つらそうな表情を見せるハッピー。
首都全域に被害拡大か…
「クゥ〜ン…」
唐突に、アリの両眼からの
絶望エナジー放出が収束へ向かう。
ここ、分かりにくい描写なんですが、
「クゥ〜ン…」というのは、どうやら
治療室で苦しむハッピーの声なんですね。
その声がアリの耳に届いて、
ハッと我に返った、と。
うつろな表情で
爆心地に立ち尽くすアリ。
その場にぶっ倒れる。
こんなの私のせいじゃないよー!
逃げ出すシュエル。
逃げたって逃げ切れないぞ、
より大きな誤解と傷を残すだけだ、
自分の気持ちに嘘をつくんじゃない。
説教するトゥンギ。
でも、私とアリは敵になるのが運命なのよ?
でも心の中では、
本当の友達になりたかった。
そうなんだろ?
自宅の部屋で眼を覚ましたアリ。
スハ、ミンとトゥンギが
そばで介抱してくれていた。
暴走していた間のことは
記憶がない様子。
しかし、暴走する前の
シュエルとの会話はしっかり覚えていた。
「ねえ、トゥンギ。
シュエルは一体何者なの?」
シュエルもフラワーリング王国の出身者だ、
と真相を明かすトゥンギ。
スハとミンは、やっぱりな、
ちょっと怪しい感じがしたもんねと、
合点がいった様子。おいおいw
一方、アリはトゥンギを責める。
「どうして言ってくれなかったの?」
「君たちと交流することで、
あの子が変われるんじゃないかと
思ったんだよ…」
弁明するトゥンギ。
アリは、シュエルと最初に会ったときから
彼女のことを友達と感じていた…
と、シュエルへの熱い思いを語り始める。
…ん?シュエル登場回の第5話で
そんな描写あったっけ?
https://www.youtube.com/watch?v=5J3-bHjq6l4
そのころ、シュエルはフラワーリング王国で
武装兵士に取り押さえられていた。
シュエルの拷問を指揮するカンナビス王妃。
「しょせんは没落貴族の娘ね、
肝心な瞬間に失敗するとは。」
まあ、一度ならば
ミスということもあるでしょう、
しかし、二度はありません。
シュエルの体を空中へ浮かばせ、
さらに闇の触手4本を使って拘束する。
シュエルが「あと一回」しか
魔法を使えないよう、
シュエルの魔法の指輪から魔力を奪い取る。
次が本当に最後のチャンスです。
あなたが魔法を使えるのはあと一回だけよ。
地面に叩き落されるシュエル。
これは痛い!
こういう場合、普通死にます。
苦痛に顔を歪めるシュエル。
アリが引き起こした首都大爆発。
被害状況は如何に?と思いきや、
何故か「なかったこと」みたいになって、
日常風景に戻っている
翌日のコンマンウル市街
ビルとか、思いっきり
物理的損傷受けてたけど・・・↓
きょうもハッピーのお見舞い。
ミンは、花火大会に行けなくて残念だと
ついうっかり口をすべらせて、
スハにたしなめられる。
気にしなくていいよとアリ。
去年はハッピーと一緒に花火見たんだよね。
早くハッピーが良くなって、
また一緒に花火見られたらいいな。
川岸のベンチにポツーンと腰掛けて
悩んでいるシュエルに、
トランプが声を掛ける。
トランプは、シュエルの再挑戦が
失敗に終わることを暗示。
完全に他人事だな…
https://www.youtube.com/watch?v=-toKBpppwzU
ハッピーは依然として目を覚まさない。
再び治療室に侵入したシュエル。
ミステリーパフュームを構えるシュエル。
アリの大切な犬であるハッピー、
その大切な命を奪うということの
あまりの恐ろしさに、
胸の痛みと震えが止まらない。
シュエルの回想シーン。
私は強がっていた。
友達なんて、
私には贅沢だと思ってた。
でも、仲良くしてくれた。
危険を冒して、助けに来てくれた。
心が温かくなった。
アリへの嫉妬。王妃の命令。
アリたちを騙して
何度も罪を重ねてきたが、
本音はアリとの友情を求めていたシュエル。
カンナビス王妃の顔が脳裏に浮かぶ。
王妃の座が欲しくないの?
いや、要らない!
ミステリーパフュームから
希望エナジーを噴射して、
残り1回分の魔法の力を
ハッピーの命を助けるために使うシュエル。
希望エナジー出現に驚いて
治療室へ向かって駆け出すアリたち。
「ワン、ワン!」
奇跡的に回復したハッピーが
希望エナジーに包まれながら
アリたちの前に元気な姿を現す。
ハッピーの回復を喜ぶアリたち。
シュエルが魔法を使って
ハッピーを助けたことに、
気がついたトゥンギ。
https://www.youtube.com/watch?v=E-p5LwR2Rf4
夜の河川敷にたたずむシュエル。
粉々になったシュエルの
ミステリーパフューム。
もうこれで、魔法は使えない。
友達をなくした。
王妃になる夢は消えた。
王国にも帰れない。
とうとうひとりぼっちになってしまった。
「シュエルのバカ…」
自嘲気味につぶやくシュエル。
「シュエルー!!!」
ハッピーを助けてくれてありがとう!
シュエルがハッピーを助けたことを
俺様からアリ、スハ、ミンに
話しておいてやったぞ、とドヤ顔のトゥンギ。
「オッパー…」(お兄様…)
安堵の表情を見せるシュエル。
これからも一生の友達でいよう、とアリ。
でも、いままでひどいことしてきたのに…
怨んでないの?
「私たち、友達じゃん」
우리 친구 잖아 ウリ チング ジャナ
アリの殺し文句に
毎回ハッとなるシュエル可愛いw
スハ「ケンカした後は、以前より
ますます仲良くなるものなのよ」
ミン「友達ってそういうもんだよ、シュエル」
シュエル「…ほんと?」
정말? チョンマル
あの…王子様、これは一体…
唖然とするマオ。
シュエルにも友達が出来た、
ってことなんじゃないかな?
まるで他人事みたいに解説するトランプ。
シュエルが自分の敵側に回ったことを
むしろ喜んでいるような口調にも取れる。
「そんなのダメー!」
안돼요 アンデヨー
カンナビス王妃の怒りを恐れるマオ。
空に昇っていく希望エナジーの光。
折しも、漢江大橋の向こうからは
盛大に花火が打ち上げられる。
世界花火大会が始まった!
「トランプ…」
最終回ではとうとう最後まで
なぜか人間体に戻れなかったトゥンギ。
これだけ希望エナジーが出てるのに…
「チェス兄さん…」
체스 형 チェスヒョン
シュエルを失い、これからは自分自身で
絶望エナジー集めを再開するのだろうか?
トランプの胸中や如何に。
手をつないで花火を見ている4人娘。
しっかりと握り合う、
アリとシュエルの手と手。
魔力を失って黒化していたシュエルの指輪が、
再び淡い輝きを取り戻しはじめる。
という所で第26話終了。
日本から参加の
石平信司監督が演出を担当した、
緊縛の、じゃなくて緊迫の
シーズン1最終回。
シュエル改心で、物語に
ひと区切りつきました。
「私たち、友達じゃん」
우리 친구 잖아 ウリ チング ジャナ
というアリちゃんの言葉、心に響きましたね。
百合っぽい雰囲気を漂わせつつも、
伏線は何一つ回収されないままで
終わってしまいました
韓国社会はまだまだ
性的少数者に対する差別が根強いので
今後、本作がガチの百合展開になることは
国営放送では、ちょっと考えにくいのですが、
百合とか関係なく、韓国では
女の子同士がよく手を繋いでいるようですね。
まあ、小5くらいなら日本でも
友達と手を繋ぐ子は多いでしょうけど、
韓国は、もっと年齢が上でも、
女の子の友人同士はスキンシップが濃厚で、
カップルのように手を繋いだり、
腕を組んだりして堂々と街を歩いている。
来韓まもない外国人はそれを見て、
「なんてLGBTに寛容な国なんだ」って
誤解することが多いそうです…
アリをめぐる恋愛模様は、
そしてチェスとトランプの関係は、
これから一体どうなっていくのか?
そして、王妃のそばに常に控えている
例の金髪ピアス将軍の出撃はあるのか?
2017年放映予定のシーズン2が、
ますます楽しみです。
さて、ここまで娘と一緒に
がんばって韓国語版で視聴完走してきた
『フラワーリングハート』
シーズン1、全26話。
実は、日本語吹替版も
既に収録済み、と石平信司監督が
Twitterでバラしてくれています。
それぞれの役の声優は誰なんでしょうね?
https://twitter.com/dmpmutation/status/704526800391548928
しかし、収録済みとは言っても
アニメ業界は日韓それぞれ
いろいろなしがらみがあるので、
放映へ向けての動きは、
まだまだこれからのようです。
むしろ今からが、権利関係の交渉でも
様々な難所を超えなくてはならない
段階となるでしょうが…
やっぱり日本語版も、ぜひ
リリース実現してほしいなあ!
https://www.youtube.com/watch?v=uvpqOsYcMrg
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