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2016年07月25日19:38

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雌阿寒岳登山[2016夏]〜阿寒湖畔コース〜

フォト フォト

先日の連休、阿寒湖畔コースより雌阿寒岳に登頂してきました!
これで全3コースを制覇できました!(^^)v

2年前に登山口の下見をして登頂の計画を練っていたのですが、
御嶽山の噴火や、火山性地震の増加による噴火兆候での入山規制などもあり、
やっと先日の登頂となりました。

今回は、火山のダイナミックさと地面のカラフルな色彩の変化、日本の景色じゃない外国っぽい景色や宇宙っぽい景色も堪能できて素晴らしかったです。(^^)


1.出 発

目覚まし時計を朝5時50分にセットしておいたが、なんと5時10分に目覚める。
寝る前に暗示を掛けておいたので、予定より早く目覚める事が出来た。(^^ゞ

カーテンを開けると天候は曇り。鉛色の雲が厚く垂れ込めて、今にも雨が降ってきそう。
とりあえず朝の体操の後、いつもより少し多めの朝食を取る。

ひと通り準備が完了し、車に荷物を積み始めると、霧雨が降ってきた!(^^;
あ〜ぁ、いつもの釧路自慢の霧だわねぇ〜。
テレビの天気予報では、阿寒湖畔は曇り、オホーツク方面は曇り時々晴れの予報。
とりあえず現地へ行ってみて、ダメならプランBを発動し藻琴山に切り替えようと思って出発した。


2.阿寒湖温泉街

釧路出発時点では霧雨のためワイパー駆動しっぱなし…。時々大粒の雨も?(^^ゞ
阿寒町を過ぎたあたりで雨も止んで道路は乾いてきたが、空は相変わらず厚い雲に覆われている。
徹別を過ぎた所で国道から見えるはずの雌阿寒岳の雄姿は雲の中。
こりゃ〜ダメか?諦めムードで車を走らせる。
阿寒湖に近づいた頃に雲の切れ間から太陽の光が少しだけ差した。これは これからモヤが晴れる予感!(^^)v

釧路からは1時間半掛からないくらいで阿寒湖温泉街に到着し、バスセンターでトイレ休憩。
天候は晴れそうな感じの曇り空。
まずは用を足す。が、ここで腹痛が…。(^^;
15分ほどトイレ個室にこもる…。そして、復活!(^^ゞ

再び車で登山口へ向かう。


3.登山口

阿寒湖温泉街を通り過ぎた街外れのガソリンスタンド辺りで左折してフレベツ林道へ進む。
車が1台しか通れない細い砂利道を進むが、雨水の濁流で削られたと思われる溝が道路にあり、タイヤがハマらない様に端に寄って避けて走行する。
時々、でかい石?岩?が道路に突き出しているのも避ける必要があり、スピードは まったく出せない。登りの傾斜がキツくなるとエンジンが悲鳴をあげる。
約15分くらいで登山ポストのある登山口に到着。
10台くらい止められる小さな駐車上には既に5〜6台の車が止まってました。

ここから雌阿寒岳の頂上までは片道6kmです。
3コースの中では、今回の阿寒湖畔コースは最長で昔からあるクラシックコース。
オンネトーコースに比べると人気は少なく、静寂な登山が楽しめるハズ!


4.登山開始

入林届けに必要事項を記入し、カウンターの前を通過し登山開始!
まだ広い林道を進む。途中、赤茶けた小川があり短い橋を渡って更に森の中へ!
10分ほど歩くと、本当の登山口の標識があり、左折して本格的な登山道となる。
先程まで歩いてきた林道は大きめの石が敷かれていたので少々歩きづらかったのだが、登山道はフカフカで柔らかく踏み心地が良い。

森と言っても、材木用の真っ直ぐな枝が落とされたアカエゾマツ?の針葉樹林の中を進む。最初は普通だったのですが、徐々に木の皮が剥けているのが目立つようになる…。(^^;
まさか熊の爪痕?エゾシカが食べたか?
いやいや高い所からズル剥けしているのも多々あるので、リスやキツツキの仕業かも?

登山道は、ほぼ真っ直ぐ奥へ奥へと進む。若干の登り傾向だが、ほとんど平たんと言っても良い。
木の隙間から覗く空模様は曇りのままだったが、そのお蔭でそれほど暑くなかったので助かる!

3合目くらいで普通の森になってきたが、地面から生える笹が盛り沢山になってて登山道を見失うくらい…。(^^ゞ
かき分けて踏み跡を探しながら進むが、行き止まりっぽい感じの所から本格的な登りになった。


5.高揚

木々の隙間から見える右手の山頂付近の岩場に洞穴っぽのが見えて、これはきっとビックフットの巣に違いないとか空想しつつ登った。途中、腰掛けるのにちょうど良い曲がった木で休憩。更に ちょっと登ったら すぐに横へと進みだしたので、また ちょっと休憩。

ビックフットの巣が見えて、ちょっとだけテンションが上がったが、休憩していたら何やら硫黄の匂いが感じられたので、再び歩き始めた。
少し進むと、右手に草木が生えていない白っぽい崖があり、更に進むともっと広い面積の硫黄が出ている斜面も現れた!
かなりテンションが上がってきた!硫黄成分が脳に浸透したか?(^^ゞ

4合目を過ぎて更に進むと谷地形の土場が現れ、その向こう側に阿寒では見たことが無い景色がモヤの中に広がっていた!おぉ〜、なんか凄い!
3つある峰の真ん中が、グランドキャニオンのテーブルマウンテンみたいな…。(^^ゞ
そこの真下も火口だったのかなぁ〜。

もう少し進んだ5合目付近でも、手前の木々が無い見晴らしが良い場所があったのですが、足元を見ると土砂崩れで谷に落ちたっぽい危険な場所となってますので、2箇所ほど要注意で通行して下さい!(^^;
ポケモンGO!しながらだと、谷に落ちますよ!(^^ゞ


6.ファイティングポーズ

3合目の笹攻撃に対しては万歳ポーズで進撃していたのですが、4合目以降はハイマツのトンネルを何度も潜り抜ける事になるのですが、姿勢を低くして両拳を目の横に置いたボクシングのファイティングポーズを取る事をお勧めします!

と言うのは、ハイマツの太い枝は大体切り落とされているのですが、何の植物か不明ですが細い枝の木が登山道に伸びて塞がれている状態が多々ありまして、それがちょうど目の高さなので、防御しないと目を負傷する事になります。注意して下さい!
またハイマツの切り落とされた枝先が尖っているのもあり少々危険です。私は肩に刺さって負傷しました。ちょっと擦れただけですが…。(^^;

いやホントに気を付けてください!
両腕で顔面を守ってください。時々、頭部も攻撃を食らいますので、帽子があった方が良いでしょう。(^^ゞ

そう言う訳で、ファイティングポーズを取りながらハイマツのトンネルを幾度も通過し登って行きます。ガイド本では剣ヶ峰まで急勾配を登ると書いてあったのですが、予想していたよりは全然楽でした!(^^ゞ


7.人面岩

6合目付近で振り返ると阿寒湖が見え始めていました。更に登り7合目の手前で大きな岩の下を通るのですが、その岩がなんと人面岩です!(^^ゞ
なんか笑っている様な表情にも見えるし、ポニーテールの女性って話も…。いや、鬼か?
ただ、今にも崩れそうなので素早く通過する事をお勧めします。

7合目を過ぎて どんどん登って行くと、オレンジ色の変わった岩が現れるのと、その先に中マチネシリの火口壁や、阿寒富士と雌阿寒岳の頂上も遠くに見えてきます!


8.惑星X

中マチネシリの火口壁を登りきると8合目の標識があります。右手は剣ヶ峰で、正面奥に中マチネシリ火口の噴き上がる蒸気が見える。左手に進むが、中マチネシリ火口壁から雌阿寒岳(ポンマチネシリ)の火口壁へ進む。

ここの景色は凄いです!宇宙っぽいです!
植物がほとんど生えていないので、どこぞの惑星Xに降り立ったのかと錯覚してしまいます。
また、地熱で地面が暖かい様な気がしましたが、気のせいか?(^^ゞ

ここからが楽しいウォーキングの始まりです。惑星探査開始!

剣ヶ峰の手前に人工物が…。(^^;
太陽電池パネルっぽいのが4つ。地球には無い菱形のパラボラアンテナとUHFっぽいアンテナも…。何かのマークの下には文字らしきものが書いてある。なんだ この文字は → ◇ 備 設 池 電 蓄
宇宙人の基地に違いない!って、おいおい!(^^ゞ

中マチネシリ火口は広い!お鉢周りが出来たらいいのになぁ〜。
思いっきりダッシュしたい衝動に駆られます。(^^ゞ
陸上競技場か野球場が作れそうとか思っちゃいます!
火口ですけど…。(^^ゞ

そして雌阿寒岳の頂上を目指して進んでいくと、地面の色がどんどん変わっていくんですよ!
黄土色から赤黒、黒、灰色、オレンジ、赤、黄色、白…。
さらに変な形の岩がいっぱいあって面白い!
テンションMAXですね!


9.山頂を目指して

楽しいウォーキングの満喫後に待っているは…。雌阿寒岳(ポンマチネシリ)の最後の火口壁を登るのですが、ちょっと急坂です!
ジグを切って少しずつ登りますが、最後の最後でちょっと辛い…。(^^ゞ
登っている最中にポールが立っているのが下から見えたので、あそこが火口壁の頂上かと思って登ってましたが騙されました!「山頂まで約0.5km」の看板でした…。(^^;
ただ、ここからは斜めに右へ右へと登って行くので楽でした!
すぐに火口壁の頂上に着き、オンネトーコースとの合流地点ですね!

目の前には いつものポンマチネシリ火口の浅い方にある青沼と噴き上げる蒸気、奥に阿寒富士が見える。右折して雌阿寒岳の頂上を目指す!
もう3回目なので、足取りも軽くスイスイのスイで頂上に到着!
でも3時間ジャストだったね!まぁ絶景を眺めながら写真も撮りつつなので…。(^^ゞ
思ったより登りは楽だったなぁ〜。このコース、めっちゃ好きです!


10.絶景

4年ぶりの雌阿寒岳の登頂です!変わらず素晴らしい絶景ですね!

阿寒湖方面は ずーっと雲が取れなかったけど、オホーツク方面は青空も見えていたね!
釧路方面は低い雲に覆われていて、きっと霧の中に違いない…。(^^ゞ

一応、ポンマチネシリ火口の深い方にある赤沼と書きつつ黄色でしたが、野中温泉コース側にちょっとだけ下ってカメラでパチリ!

再び頂上に戻り昼食を取っていたら、登山犬のモコが居ました。また逢えたね!(^^)


11.下山&帰途

下りも途中まで写真を撮りながら下山したので、2時間少々は掛かったかな?(^^ゞ
剣ヶ峰も登頂してから帰ろうと思っていたのですが、手前まで来ると意外と傾斜がキツそうだったので、次回のお楽しみとしました!(^^)

そう言えば、6合目付近の登山道に、ワイヤーロープの塊が落ちてましたね!
あれは大昔の硫黄採掘時の物ではないかと思ってましたが、どうかな?
それにしては腐食が少ないかな?(^^ゞ

あと、4合目よりちょい上の土場に錆びて潰れた清涼飲料水の缶があったのですが、あれは大昔のスプライト350ml缶だな!懐かしい模様が残ってました…。(^^ゞ

阿寒から車で釧路に戻る途中、釧路空港あたりで霧雨となり、釧路市内が結構な小雨でしたね。再びワイパー全開でしたわ…。(^^;

帰宅後の入浴にて、笹原を通過したのでダニに食われていないか心配だったのですが、大丈夫でしたね!(^^)v
その代わり、長袖の腕まくりした分の手首が日焼けで赤くなっちゃいました。そんなに太陽光線は浴びてなかったのですが、意外と紫外線が強かったのかな?
なにせ、惑星Xまでの宇宙登山だったから…。(^^ゞ


最後まで お読み頂き、ありがとうございました。m(_"_)m


以上、雌阿寒岳登山[2016夏]〜阿寒湖畔コース〜レポートでした!(^^)v



フォトアルバムにも写真を掲載してますので、見てみてね!
http://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000100134621&owner_id=6137219


関連日記

阿寒富士&雌阿寒岳登山〜オンネトーコース〜(2012年)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1872886029&owner_id=6137219

雌阿寒岳登山〜野中温泉コース〜(2010年)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1588616860&owner_id=6137219

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