(1)盆飾り
初盆を迎えるために盆飾りという、大きな祭壇を部屋に用意します。
六畳の間を半分以上占めるほどの大きな祭壇です。一般には6月
頃に展示会などによりどの祭壇にするか契約します。すると、7月に
なる頃に業者が一式を組み立てに参ります。
従って、こちらの座敷は、六畳二間をつなげたり、六畳と八畳をつな
げる間取りが多いですね。盆飾りの間と、御客用の間です。瓶飾りは
早ければ7月初めから、盆明けの17,18日ころまで飾ります。
(2)盆義理
初盆を迎えたお宅に伺います。隣保などの場合は組長さんが先導して
伺います。故人にお世話になったり交友が深かった場合などいろいろ
です。同級生の親が初盆のときは、皆で打ち合わせてうかがいます。
裁断へお参りして、盆供とした封を祭壇に納めます。
初盆のお宅ではお返しを用意して、手渡します。
(3)大念仏などのほかにも子供念仏があります。、
「傘んぼこ」と言われていますが、京都の祇園でも「傘鉾」がでますね。
唐傘の周りに布製のカーテンを吊るした感じのものを先頭に歩きます。
言葉がなまって「かさんぼこ」になったんでしょうね。子供会の世話人が
小学生高学年の男女を10人ほど集めて、子供念仏を教えます。3〜4
曲?ありますので、大変です。当日はリヤカーまたは荷車に太鼓を載せ
て、太鼓や鉦を叩きながら、初盆のお宅に行きます。
そのお宅の庭に招かれ、念仏を唱える子は横一列に並びます。太鼓や
鉦の子も並びます。傘持ちのこが一番大きくてリーダー核ですね。
念仏が終わると、初盆のお宅で用意したお菓子やお小遣いが割らされ
ます。何軒か初盆のお宅を回りいただいたものを皆で分けます。
今では傘んぼこをやってる部落は少ないですね。森町でも2つくらいで
すかね。、
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