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2016年06月05日06:00

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財政再建は達成された

 日銀の国債買い取りで日本政府の国債残高が実行ベースで急激に減少し、財政再建が達成されている。国内で償還されている自国通貨建て国債なんて、所詮この程度の物なのである。財務省を中心に叫ばれていた財政均衡論に毒された国民は多いが、家計と国家財政を同列に論じる愚はそろそろ終わりにして貰いたいものだ。

 市中は逆に国債が欲しくても買え無い状況と為っており、地方の金融機関が苦境に陥る事が予想されている。不景気で資金需要が無い中、日本の国債はマイナス金利に突入。政府は金を借りれば借りるだけ資金が貰える夢のボーナスタイムに突入している。

 必要な事業をタダ同然で行う又と無い機会。早期の政策改善を求めるものである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160602-48488243-bloom_st-bus_all
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日本の政府債務残高、実は世界最速ペースで減少−実効ベース
Bloomberg 6月2日(木)15時27分配信

【記者:Enda Curran、ジェームズ・メーガ】

日本は国内総生産(GDP)比で世界最大の政府債務残高を抱える国として長年知られてきた。しかし、実情は変わりつつある。

実効ベースで見た場合、公的借り入れ負担は年間にGDPの15ポイントに相当するペースで急減しているとの推計もあるためで、そうだとすれば一段と管理可能な水準に向かっていることになる。

変貌の謎を解く鍵は日本銀行による先例のない日本国債買い入れだ。一部エコノミストはこれを政府債務の「マネタイゼーション(貨幣化)」と呼ぶ。政府のバランスシートに国債の負債は残るが、もはや民間部門が保有するわけではないため、実効ベースでは関係ないというのが、一部識者の見方だ。

富士通総研のシニアエコノミスト、マルティン・シュルツ氏は「日本は民間保有の公的債務がどこよりも急速に減っている国だ」と指摘した。

日本の政府債務残高はグロスベースで現在、GDPの2倍余りと推計されるが、日銀統計を使ったシュルツ氏の算定では、銀行や家計など民間部門から日銀に保有が移行しつつあることで大きな影響が生じている。同氏の推計によれば、政府債務残高のうち、民間保有分は2012年末の第2次安倍晋三内閣発足直前のGDP比177%から、向こう2−3年で同100%程度に低下する見通しだ。

日本が借り入れを減らしている訳ではない。安倍政権はさらなる財政刺激策を準備中で、その資金は国債発行で賄われる。安倍首相は1日には、17年4月に予定していた消費増税の再延期を発表した。

日銀保有の政府債務の少なくとも一部が償却されるということが明確になれば、家計のセンチメントを向上させる一因になるだろう。日本の消費者がグロスベースの政府債務全てを負担するわけではないと理解することにより、ムードは改善する可能性がある。

英金融サービス機構(FSA、英金融行動監視機構 =FCA=の前身)の元長官で、現在は新経済思考研究所の会長を務めるアデア・ターナー氏は、「日本の政府債務が通常の意味で返済されるとの信頼できるシナリオはないと確信する」とコメント。「公的債務の一部は日銀によって恒久的にマネタイズされるため、全ての返済は不要だと日本の国民に明確にするのが有益だろう」と語った。

現状では、政策当局者が完全な財政の貨幣化に一歩近づく用意があるとの兆候は見られない。JPモルガン証券の菅野雅明チーフエコノミストは、財政規律を重視する財務省で財務官を務めた黒田東彦日銀総裁がそのような構想を支持することは決してないだろうとみる。

菅野氏は、明示的なマネタイゼーションは外国人投資家による円相場押し下げを促し、インフレ高進につながる可能性があると分析。ただ、それが最終段階でどのような効果をもたらすかが大きな懸念材料だとして、自殺行為に等しい政策だとの考えを示した。

具体的には、日本政府と日銀の信認を意図的に損ねることで、当局者は借り入れコストの急上昇を招く危険を冒すことになり、特にインフレ目標が達成され、日銀が引き締め策に転じる場合にはそのようなリスクが高まると菅野氏は指摘した。

原題:Japan’s Debt Burden Is Quietly Falling the Most in the World (1)(抜粋)

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 松田英明 hmatsuda18@bloomberg.net翻訳記事に関するエディターへの問い合わせ先:大久保義人 yokubo1@bloomberg.net記事に関する記者への問い合わせ先:Hong Kong Enda Curran ecurran8@bloomberg.net;東京 ジェームズ・メーガ jmayger@bloomberg.net記事についてのエディターへの問い合わせ先:Christopher Anstey canstey@bloomberg.net

Enda Curran, James Mayger
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