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2016年05月11日08:11

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「月下上海」在上海邦人にお薦めの小説

只今  16℃の上海
ようやくからりと晴れた朝です

先週帰国時に
買い求めた本

「月下上海」

フォト

1年前に世に出た小説なので
もう御存じの方も多いかとは思いますが・・・

せっかく上海に住んでいるのだから
上海が舞台の小説でも・・と

たまたま、以前帰国した際、新聞でこの本の作者
山口恵似子さんの事を書かれた記事を読んで

食堂のおばさんとして働きながら
執筆活動をし、松本清張賞を受賞したと

なかなか、変わった経歴の方だなというので
興味を持ち
まあ、勿論舞台が上海というのも
大いに惹かれたのには、違いはないのですが・・・ 

もう少し 作者を詳しく御紹介すると
ウイキペディアによると
作者 山口恵以子さんは
1958年 東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。
会社員、派遣社員として働きながら
松竹シナリオ研究所で学び、二時間ドラマの
プロットを多数作成する。その後、
丸の内新聞事業協同組合の社員食堂に勤務、
新鷹会会員となり小説を書き、
2007年『邪剣始末』で作家デビュー。
2013年『月下上海』で松本清張賞を受賞。 とある

で、この

「月下上海」

舞台は、上海 
時は、昭和17年から始まり
昭和21年で終わる。
終戦が昭和20年なので
まさに、終戦前後の上海が舞台で
主人公は、八島海運という財閥令嬢にして
人気画科の日本人女性、多江子

古き上海の描写は見事であり、
登場人物も魅力的で
歴史小説でもあり
エンタテイメントでもあり、
ちょっとHな場面も・・で

特に、上海で暮らしたことのある人
今、暮らす人には
遠い昔とはいえ、ここ上海での情景を
身近なもとして頭に描け、
その頃は、この街もそんなんだったのかもしれないなあ。。
と、より
物語に入りこめるんじゃあないかなあ・・・

アマゾンのレビューは
なぜ上海なのか等
辛辣なものもいくつかあったけど
おいらは、充分楽しめて読めましたです

まあ、感想は千差万別ですからねえ

たまたま偶然にも、昨日
証明書用の写真を撮りにいった
写真屋さんに、古い上海の写真が
何枚か額に飾ってあった

フォト


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この物語の頃は
こんなだったのか、ここまで古くないのか

どんな街にも歴史があり
その時々に そこに人がいて
物語があった

物語といえば

O嬢の物語はエロくて
往生しましたで



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