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2016年05月04日14:54

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覚書きその2

本震直後

前震の後、余震が怖くてリビングでいつでも逃げることができるようにして寝てた。

揺れた途端飛び起きて、母の部屋へ。
母と浴室の前で揺れが納まるのを待つ。
長い。治まるかと思うとまた酷くなるの繰り返し。
3回ぐらい時計を見た。

治まったとみるや外へ。
車に乗って一般道への出口で止まる。
隣の奥さんも出ていたので、話に行くと津波警報まで出てることを聞く。

小学校の体育館は高台なので、小学校へ行くことにする。
ただ、毛布が20枚ぐらいしかないと、聞いていたので
決死の覚悟で家の中に。

ブルーを探してみたが、どこかに潜り込んでいて見つからない。
無事を祈って毛布をつかむと車に戻った。

小学校に着いたら、何人かの人がやはり避難していた。
高台の体育館。そう、長い階段を前にどうやって母を連れていこうかと
途方に暮れていた。
すると、「お手伝いしましょうか?」といって
若い青年2人が母をおんぶして上ってくれた。

ありがたや、ありがたや

壁ぎわに場所を確保し、横になろうとしたが毛布2枚しか持っていない。
案の定、備蓄の毛布はもうな無かった。

車に戻って、荷物用に積んでいた毛布と、小さいレジャーシート、
敷いていた座布団4枚を持ってくる。
毛布を2つ折りにして母の敷き布団に、私は座布団を並べてその上に。

小さなおにぎりを2個もらい、水はもう無いといわれた。
私は我慢できるが、母に欲しいと言ったが無い。
家に取りに帰ろうかと考えたときに、隣のスペースに居た人が
ペットボトルの水を一本くれた。
ありがたかった。

そして、眠れない夜が更けていく


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