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2016年04月21日01:23

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水曜クビクビ日記372:ルームとスポットライト

今日の映画は…

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まずは「ルーム」。前評判も高く、あらすじも紹介されているので多くは書きません。いい映画でしたよ。

続いて「スポットライト」。こちらもなかなか良い映画でした。

以上。




…なワケはないですね。以下ネタバレ言及なんで、未見の方は引き返しましょう。




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まずは「ルーム」。とにかくジャックの健気さと自然体、そして成長ぶりですね〜!彼の目を通して見えるありふれた景色が、なんと美しいことか。ここぞという時に昂ぶる音楽も良かったですよ。ウィリアム・H・メイシーの使い方にはやや不満が残るものの、大人キャストは皆素晴らしかったです。ブリー・ラーソンの強さと弱さのバランスが取れた芝居も心に残るし、ママの再婚相手の見せる絶妙な優しさなんか、最高でしたよ。虫歯は「脱出後、歯科カルテで身元判明って展開か」という伏線フラグかと思いきや、まさかの優秀巡査の聴き取りでスピード解決(笑)。ほんと、あの黒人女性警官凄かった。韓国の警官千人ぶんに相当するんじゃない(笑)?一年という時間経過を教えるエンディングの雪もいいし、文句なしに名作です。


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2001年ボストン。地元紙グローブの局長となったバロンは、カトリック神父が子供にイタズラして裁判沙汰になっているというコラムに目をつけ、〈スポットライト〉チームに深く掘り下げて記事にしないかと持ちかける。〈スポットライト〉は、ロビー、マイク、サーシャ、マットの四人で構成されており、時間をかけて極秘取材を行い、シリーズ記事を連載するチームだ。次のネタを探していたロビーたちはこの提案に乗るが、被害者対神父の裁判記録が非公開になっているし、被害者側弁護士ミッチも取材に非協力的だし、おまけに被害者団体のリーダーもアタマがイカレているという噂で幸先はあまり良くない雰囲気だ。そこでバロンは、グローブ社の取締役を説得し、この裁判の情報公開を裁判所に訴える。さらにロビーたちは被害者団体のリーダーと面会し、彼が実は情報の宝庫であることに気付く。被害者たちとも個別に会って取材を行い、性犯罪を犯した神父を矯正する診療所スタッフの告発も入手した〈スポットライト〉の面々は、過去30年で90人近い神父が小児に猥褻行為を働き、それをカトリック教会が隠蔽してきたという事実を突き止める…



「スポットライト」は、「大統領の陰謀」のような優れたジャーナリズム映画にして、観ていて熱くなる社会派ドラマでもありました。何がいいって、この問題をスポットライトチームがパーソナルに捉えているところですよね。サーシャには敬虔なカトリックの祖母がいるし、マットはお向かいさんが〈療養所〉だったし、マイクは信仰の揺らぎを感じ、ロビーは…昔自分がやっつけ仕事をしたという贖罪の意味もあるという。彼らの情熱が、一番グッとくるところでしたね。ハワード・ショアのスコアも良いし、やはり必見の一本でした。



さて、実は今日はもう一本観てるんですが、続きは明日。
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