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2016年04月12日19:42

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民進・共産の共闘はガラス細工! 本当に連携できるのか?

■「衆参同日選、あまりにも邪道」 共産・小池氏
(朝日新聞デジタル - 04月12日 19:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3943618


民進党と共産党の共闘戦線をめぐる溝が埋まらない。民進党が平成28年度活動方針で「安倍晋三政権による憲法改悪をストップ」と革新政党的なスローガンを掲げれば、安全保障関連法を「戦争法」と称して廃止を訴え、憲法改悪に反対する共産党。「政権の暴走を止める」という旗印のもと、夏の参院選では「民共」戦線を構築する両党だが、取り沙汰される「衆院同日選」の衆院選の連携は距離が縮まるどころか、逆方向を向いている。

3月20日、長野市のホテルに民主党(当時)と共産党、社民党の長野県内組織の幹部が顔をそろえた。民主党県連代表の北沢俊美元防衛相らは、安保関連法廃止を目指すなどの「共闘協定」に調印し、民進党の新人で元ニュースキャスターの杉尾秀哉氏を野党統一候補とする方針を正式に決めた。

「歴史的な3党合意は市民の後押しだ。安倍自民党が暴走すればどうなるのか。戦後70年の平和の歩みが根底から覆される」 調印式に同席した杉尾氏は支援を訴え、一本化で選挙区候補から比例に回る共産党県常任委員の唐沢千晶氏に対し、「勇気ある決断に心から敬意を表したい」と気遣ってみせた。

一方、唐沢氏は「市民の願いに応える最善の道にたどり着いた。杉尾さんが行けないところは私が行って票をかき集める」と並々ならぬ意欲を示し、突然、杉尾氏に握手を求めた。想定外の段取りに、杉尾氏も応じたものの、「そこまでしなくても…」という困惑気味の表情からは「民共」戦線の“副作用”に対する不安がうかがえる。

野党統一候補の決定をめぐり、無所属候補として一本化するよう求めていた共産党に対し、長野は民進党の「金城湯池」だけに県連側は「党公認候補」という最後の一線は譲らなかった。それでも「強固な共闘」を求めて接近する共産党に対し、「緩やかな共闘」で構わないという民進党県連幹部は「杉尾氏の街頭演説の横に、共産党の選挙カーが並ぶのだけは避けたい」といった「アレルギー」反応がある。まさにガラス細工の共闘といえる。

参院選の改選1人区では、「自民党1強」に対峙するため、少なくとも長野、宮城、山梨など10選挙区で民進党などが支援する野党統一候補が実現した。しかし、「選挙は100票減っても101票増やす」のが鉄則。民進党の前原誠司元外相が過去に「シロアリ」と表現したように党内の共産党アレルギーは根強く、保守系議員の間では「共産党との共闘は票が増えるどころか、逃げる票の方が多い」と危惧する。

とりわけ衆院選は政権選択選挙と位置づけられ、仮に共産党を含めた野党間の選挙協力が衆院選でも実現すれば、「民共」連立政権とのレッテルを貼られるのは間違いない。民進党の岡田克也代表はこれまで、選挙協力という表現を使わず「できるだけ協力する」と述べるにとどめている。3月30日のラジオ番組では「共産党は綱領で基本的には天皇制を認めていない。(共産党と)連立政権をつくることはあり得ない」と断言した。

2月19日の民主党など5党(当時)党首会談で合意した共闘の確認事項に「国会における対応や国政選挙などあらゆる場面でできる限りの協力を行う」と明記した。岡田氏は「できる限り」という表現を盾に、衆院選での共闘に否定的。 ただ、参院選では共産票を当て込む一方、衆院選は政権選択選挙を理由に共産党との連携を嫌うのは、都合のいい「二枚舌」である。 対する共産党は確認事項にある「国政選挙」との表現を盾に、衆院選でも連携を迫る。民進党が連携を拒む理由として主張する「共産党とは国家観などが異なる」との点についても、小池晃政策委員長は4月1日の記者会見で反論する。 「その違い乗り越えて力を合わせようといっているわけだから、違いは(連携の)障害にならない」 共産党は、民進党を揺さぶるために東京の選挙区に12人の独自候補の擁立を発表した。連携に消極的な民進党に圧力をかける事態にまで発展しており、両党の神経戦はしばらく続く。


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