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2016年03月20日22:08

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まんが日本昔ばなし・時代劇専門チャンネル版・第36週、赤影・3話、天才バカボン〜家族の絆

まんが日本昔ばなし・時代劇専門チャンネル版・第36週

 「狐とタニシ/お夏石/お月さん金の鎖/神上の夕立/白狐の大芝居」

 「狐とタニシ」は本放送では第470話。1981年6月27日に放送。
 あらすじ。http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=470
 面白かった。
 岩手県から都に行くのって、大変だったろうな。
 お嫁さんはけっこう早くオチを見抜いた。

 「お夏石」は本放送では第503話。1981年11月21日放送。
 あらすじ。http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=503
 面白かったが、お話としてはオチが弱い気がした。
 お嫁さんはけっこう早くオチを見抜いた。

 「お月さん金の鎖」は本放送では第124話。1977年3月19日放送。
 あらすじ。http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=124
 面白かった。
 なんか、「7匹の子ヤギ」みたいな展開があった。狼のかわりに山姥、7匹の子ヤギの変わりに3人の子供。山姥が母親になりすまし、家に入ろうとして戸の隙間から手だの腕(ダイコンで誤魔化す)だのを入れて信用させる……という展開が、「7匹の子ヤギ」そのもの。
 ウィキペディアによると、「7匹の子ヤギ」の原型になった話が、イエズス会の宣教師が持ち込んだ活版印刷機により、1593年に九州の天草で印刷されているそうである。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8B%BC%E3%81%A8%E4%B8%83%E5%8C%B9%E3%81%AE%E5%AD%90%E5%B1%B1%E7%BE%8A
 ……ということは、それが国内で語り継がれ、そのパターンをこの昔ばなしの作者が自分の話に取り入れた……という可能性は、あるな。
 3人の子供の母親は山姥にあっさり食われてしまう。物騒な怪物だよな、山姥って。かなり怖いキャラクターだ。

 「神上の夕立」は本放送では第641話。1983年7月23日に放送。
 あらすじ。http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=641
 普通。

 「白狐の大芝居」は本放送では第493話。1981年10月3日に放送。
 あらすじ。http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=493
 面白かった。

 時代劇専門チャンネル。http://www.jidaigeki.com/program/detail/jd11000861.html

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E6%98%94%E3%81%B0%E3%81%AA%E3%81%97

 動画。http://dougalinkmukasi.blog.fc2.com/blog-category-0.html

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仮面の忍者赤影・第3話「逆襲蟇法師」

 脚本・伊上勝
 監督・山内鉄也

 千年蟇と赤影達との戦いで、合成が頻繁に用いられているのに感心した。しかも、かなり綺麗な合成。

 画面の奥に巨大な千年蟇、画面の下の方にちっちゃく岩陰に隠れる赤影達……という画面は、岩の縁でマスクを切った合成なのだろうが、かなり綺麗。
 画面の奥で暴れ回る千年蟇、画面手前に白影……という画面は、スクリーンプロセスなんだろうなあ。これもかなり綺麗。
 「すげえ!」と思ったのは、赤影がジャンプして千年蟇の頭に飛び乗って刀を突き刺す場面と、そこから飛び降りる場面。蟇の全身が画面に映っている状態で、足元から頭、頭から足元へ、赤影がジャンプする。……これ、どうやって撮ったんだ? スクリーンプロセスじゃないし、固定マスクを使った合成でもない。円谷だったら「1枚1枚マスクを切ってガマの画面に赤影をはめ込む」なんてことくらいやりそうだが、東映がそんなことするかなあ。二重露光? それにしては画面が綺麗すぎる。

 「千年蟇に踏みつぶされた家がある村に、甲賀の下忍が走っていくシーン」は、マット合成だった。マット画が見事。本放送当時の視聴者は、絵だと分からなかったのではないか? 当時のテレビは解像力が悪かったし。
 赤影はマスクの額からエメリウム光線みたいに光線を発射するし、マスクからの電撃で甲賀の下忍を感電させたりする。合成の線画は円谷と比べれば遙かに稚拙だが、光線をアニメでしか表現できないピープロとは大違いだ。
 東映の特撮は円谷と比べて劣る、と、子供の頃から感じていたが、どうしてどうして、「赤影」の特撮はたいしたものだ。でもまさか、最後までこのレベルは維持できないだろうな。パイロットフィルム的な初期の回だけ……だよね。それとも最後までこのレベルで行けちゃうのか?

 合成も凄いが、「高い木の幹や枝で赤影と甚内が戦う」という場面の、「カメラを横に倒して撮影する」という単純なトリック撮影も、使い方が抜群にうまい。カット割りや編集が見事すぎる。スピーディーだし、かっこいいし、ファンタスティック。
 こういうノウハウって、忍者ものの映画か何かで蓄積したものなのかな? すごいな、東映。

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%AE%E9%9D%A2%E3%81%AE%E5%BF%8D%E8%80%85_%E8%B5%A4%E5%BD%B1

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天才バカボン〜家族の絆

 3月11日に放映されたドラマ。録画しておいたのを、今頃見た。

 何度も書いたことだが、漫画、小説、アニメ、実写ドラマ……はそれぞれ性質の異なる表現方法であり、漫画や小説を原作としたアニメや実写ドラマを作る場合、原作と全く同じものを作ることはまず不可能だ。ドラマならドラマとして「面白いドラマ」にする必要があり、原作は「面白いドラマ」を作るための素材の1つ……と考えるべきかもしれない。
 と考えるとこのドラマ、「天才バカボン」を素材として作ったドラマとしては、まあまあ普通にドラマになっていたと思う。爆笑できるような場面はなかったが、時々くすくす笑えた。バカボンのパパのキャラクターが原作とちょっと違うとか、バカボンのママのキャラクターが原作とちょっと違うとか、そういうことはあまり問題にならない。このドラマはこのドラマで、「こういうキャラクターのバカボンのパパ」「こういうキャラクターのバカボンのママ」「こういうキャラクターのバカボン」「こういうキャラクターのはじめちゃん」……によって構成されたドラマなのだから。

 ただ、僕の趣味としては、ラスト近くでバカボンのパパが良太くんに「まともなこと」をけっこう長く言い聞かせた場面は、どうかと思った。このパパのキャラクターだと、「バカなんだけど、けっこう本質を突いたような鋭いことをポツリと言って、まわりが勝手にその言葉に感動したり感心したりして影響される」という方が面白かったんじゃないかという気がする。

 全体としてそれなりに楽しめたが、繰り返し見たいとは思わないな。

 ウィキペディア。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E6%89%8D%E3%83%90%E3%82%AB%E3%83%9C%E3%83%B3#.E3.83.86.E3.83.AC.E3.83.93.E3.83.89.E3.83.A9.E3.83.9E
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