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2015年12月25日08:39

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戦後の家族像の反映。

■紅白歌合戦の男女って? オネエ系の微妙さと社会の鈍感さ  「あえて見る価値がある」北条かや
(ウィズニュース - 12月25日 07:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=3776087
紅白がいつ始まったのか?1951年、まだ戦争の傷跡が生々しく、占領下の時代だった。その大晦日に、紅白が男女に別れて競う歌合戦とは、戦争という男の時代と、戦後=平和という女の時代との、拮抗であり、調和の象徴であったのではないか?と私は思っている。

その番組は1950年代の後半からの高度成長期と伴走して、大晦日には家族がひとつのコタツに集まり、ミカンを食べながら紅白を見るもの、という家族像を定着させた。

しかし、その後家族は変容を始める、そして紅白もリアルな家族と紅白が象徴する家族のギャップを埋め合わせようと迷走することになる。

特に、ネット時代になると家族割りで、一家にスマホが3つも4つもあるようになって、ますます家族は個へと分裂を始めてしまった。その家族をなんとかつなぎとめようとしているのが紅白ということになっているのだが、もはやその試みは時代錯誤であり、牧歌的だったかつての日本を知る中高年のノスタルジーといわれてもしかたがない。

レコード大賞というオワコンもそうだが、もはやテレビが大晦日に果たすべき役割は大いに変わったのだ、それを実感していないのはNHKだけなんだろう。
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