年末に東北へ　１

先週末、東北へ旅行をしてきました。



松本駅を朝一番の列車で旅立ち、長野で北陸新幹線「はくたか」、高崎で上越新幹線「とき」と乗り継ぎ新潟へ。


冬のどんよりした曇り模様で、雪も舞う天気ですが、列車の運行には支障がなく辿り着きました。


ここから乗るのは「きらきらうえつ」です。この列車、過去は夏に乗ったことがありますが、冬の日本海を眺めるのもいいだろうと思い乗車列車に選びました。


村上を過ぎて日本海が車窓左手に展開すると、夏の穏やかな海とは違った厳しさを見せます。海の色は深緑色で波が高く、夏は点々と海水浴場が現れますが、別の雰囲気の海岸です。そんななか暖房が効いた車内でのんびり過ごせるのは幸せです。


2号車が売店、ラウンジになっており、売店で購入したお客はここで40分間過ごせます。


海岸が見えた頃に訪れましたが、幸い空席があったので、えちご地ビールに酒の肴と日本酒の呑み比べセットをいただきます。日本酒は５、６種類から選べたはずですが、そのなかから３種を選び、肴は新津駅駅弁業者の名物の鮭漬け焼きではないかと思われ、身が厚く、日本酒に合います。地ビールはフルーティーな味わいでした。

その後もあまりラウンジに来るお客は増えないのですけど、スーツ姿の服装の人が多いので、観光列車としてではなく、特急「いなほ」の空白時間帯の移動手段としての利用が多いようです。

酒田駅では約1時間の待ち時間。きらきらうえつの車内では酒田ではラーメンが名物とのことで紹介されていたので、駅近に探し当てたラーメン屋に入ってみます。



外観は昭和レトロどころか傷みが激しい感じで、入口の戸もしっかり閉まらない建物の「大木屋」は4人掛けテーブル3卓と小さいお店で、女性2人で切り盛りしていました。


スープは野菜が豊富に入っていそうな甘めのスープで、具はメンマ、チャーシュー、葱のみですけど、これで500円。麺の量は多めですから、安いですね。お店のおばちゃんは「しょっぱくなかったかい」と聞いてきましたが、お互い寒い地方の人間なので、全く問題なし。いつまでも頑張ってほしいラーメン屋に出会えました。
帰ってから食べログを見たら★３．５３と高評価なのでした。


次は陸羽西線の快速「最上川」。長野県でも走っている普通のディーゼルカーですけど、途中から列車名どおりの最上川が左側に寄り添います。


緑の濃い時期なら良さそうですけど、今の時期は寒々とした光景が続きます。意外に観光客風の人で混んでいました。