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2015年12月06日03:08

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メタルマックス3 攻略期4

それでは後半戦に入ります。
エルルース攻略戦。前回は大苦戦させられたクランNo.2幹部オーロックですが、今回は瞬殺でした。超改造武器つえー。バルカンラッシュや全門発射でありったけの武器を撃ち込んで、5ラウンド持たなかったオーロック。猛牛罵流管(もうぎゅうばるかん)も取りました。
前回のストーリー進行度はここまででした。この時点のレベル急上昇に心折れてやり直して、ようやく巻き戻し過程が終了したわけです。

ここから先は未見の領域。

クラン冷血党ってシリーズ中でもダントツのろくでなし集団で、No.1幹部はカルト教団、No.2幹部は力押しの武力制圧、No.3幹部が拷問狂、他の幹部も略奪暴行ばかりでひたすら一般人を虐げる奴らしか居ません。主人公も生前は見境無しの狂戦士だったけれど、強敵専用の鉄砲玉扱いだったフシがあるので、とにかく内も外も人に優しくない、一分の道理も見出せない連中です。そんなろくでなしのトップはやはりというか、ぜんぜん話の通じない人。「グラトノス」という長髪美形のお兄さん。見た目が美形ぽいだけで中身は怪物です。後半はそいつの都合に振り回されて話が進みます。主体性に欠ける物語なのです。


会話が一方通行というか、微妙に噛み合わないというか、主人公を改造洗脳して怪人ブレードトゥースにした張本人がこのグラトノス。だから主人公にとっては因縁浅からぬ相手なのですが、グラトノスはあまり主人公を意識してません。山ほど行なってきた人体実験の成功例の一つくらいの認識。一方、主人公側も記憶喪失のついでに怒りも怨みもすっぱり忘れて果てているので、どうにも対立構図が盛り上がらず、NPC達が倒せ倒せとせっついて来ます。互いの主張に対立軸が無いので、後半展開はコーラというヒロインを取り合う形で話が進みます。

先に書きましたけど、コーラなんて女はどうでもいいのです。バイク盗まれたし、戦力にもならないし。中盤からデレてももう遅いです。だから以降のイベントは「都合上仕方なくやる」盛り上がりに欠ける内容だと個人的に思います。
「たすけてー!ドラムカーン!」
「ふははは、コーラを返して欲しければ……」
な展開が何度も続くので、内心は別にいいよ、やるよそんな泥棒女、とうんざりです。魔犬のオズマ爺さんも無駄死にだな。
また、グラトノスは移動手段にヘリコプターを使用しています。文明崩壊後の世界ではかなりのハイテク兵器で、戦車乗りの主人公では飛び去るヘリに追いつけません。一応対空戦車もあるのだけどイベントでは使えません。なので毎回コーラをダシに主人公にあれこれ用件を吹っかけて、断る選択肢を選ぶと「じゃあコーラは返さないよ」と飛び去る素振りで牽制してきます。
わかってない、わかってないよグラトノスさん。
私が欲しいのはコーラではない。そのヘリ「AH-666バズズ」さらに言えば、そいつを撃墜してのドロップアイテム「666スウォーム」が欲しいだけなのです。
「666スウォーム」は主人公の白兵武装で最強全体攻撃武器です。そのヘリ、必ず撃ち落してやるからな。ドロップケチるんじゃねーぞ。



コーラが攫われた先はマップ右上エリア。ハイウォーターという通常移動ルートではどうやっても進入できない囲まれた崖の上。まともな方法では到達できないので、まともでない方法で向かうのです。

マスドラ研。マスドライバー研究所。
パツキントッシュ教授に頼んで飛ばしてもらいます。この人、気分の振れ幅が大きくて、始めはずっと昼寝してます。マスドライバーの使い道がないのでふてくされてます。曰く「世界で一番ハデな自殺手段」事情話して、必要なエネルギー集めて、ついでに戦車もほぼ集めて、準備が整ったら発射です。
「おかえりなさ〜い!テスラコイルはビンビンよ!死ぬ覚悟はできた?」教授が楽しそうです。
今作では主人公が異様にタフなためか、普通は選ばないような方法が正解ルートになる場面が散発します。ここではほぼ生身(一応カプセルには入る)でマップの左下端から右上端までかっ飛ばされて、着地時に約1000ダメージ程喰らいます。帰り道では洞窟内でデカイ不発弾を殴って、壁を吹き飛ばして通路を開けます。もちろんダメージを受けます。安全とか危険性とかまるで考慮しない主人公なのです。大丈夫、死なない、死んでも困らない、平気、とごりごり力押し。


最終エリア、ハイウォーター。崖の上には湖と巨大塔ネツィブ・メラハ。
まずはこの塔を登らないとなりませんが、構造が大変面倒。複雑ではなく面倒。いったん登って100トンスイッチに役立たず戦車放置して1階まで降りて、外壁登って地下まで降りて、パスコード入れてまた登る、その間に2体ボスが居ます。どちらも強敵ですが、真面目に戦わなくてもどうにかなります。これはメタルマックスの話ですからバグ技でどうにかできます。これが楽しいのです。

・AH-666バズズ
イベントでいつも逃げていくヘリとの決戦。外壁を登ってる最中に突然襲撃してきます。本来は白兵戦ですが、バグ技で戦車を持ち込めます。あらかじめバズズと出会う直前位置の真下に戦車を停めて置き、乗車コマンドを使うと戦車が下からするりと上がってきてそのまま乗車。立体交差乗降バグと言う技。少し進めば戦闘ですが、戦車3台あれば瞬殺です。666スウォームを取るまで何度か戦いましたが、意外と早めにドロップできました。

・オルガ・モード
クラン冷血党幹部No.1。前に宗教団体を操ってた時にも戦いましたが、正体ださずに逃走したスーツの女。戦闘前にセーブしてくれるので、ドロップ率は渋いけど時間効率は楽です。こいつも本来白兵戦ですが、やっぱりバグ技で戦車を持ち込めます。途中の地下通路は戦車乗降判定が先頭キャラにしかありません。2人目以降は戦車で入れます。先頭キャラ分の戦車を牽引して行けば3台持ち込めるので、オルガ・モード前で乗車して話してセーブ。詰んでるよね、オルガさん。戦車乗ってれば怖い魅了も麻痺も効きません。タコ女がメタルモードになって硬質化しても、超改造機銃の火力には押し切られます。蒸着アーマー出るまで戦いますよ。まずは100戦くらいこなす覚悟でやります。あ、出た。

戦車でズルができるのもここまでです。塔最上階ではクラン冷血党首領グラトノスとの決戦です。しかし、その前にまたコーライベントがあります。もういいよ、そいつは。
案の定、改造されてて獣人化したコーラと戦闘になるのですが、こいつの魅了攻撃が主人公にやけに効く。すぐに敵に廻る主人公。知るか馬鹿、死んでもかまわんからまとめて殺っちまえ。コーラの弱点は音波属性攻撃、音波武器は全体攻撃しかないので、寝返った主人公もろとも衝撃波攻撃でフルボッコです。
次はグラトノス戦。まだ第1形態だけど一撃が重い。マグナムガデスとソルジャー・サラさんの連続攻撃で押して、ハンタ子さんは回復と援護に専念します。よし勝った。
グラトノスは逃走しました。消耗してるので一度撤退したいところなのですが、この先まで追い詰めておかないと、また塔登りからやり直しなので追撃。

追い詰めた先は潜水艦の操縦席。しかしなんだかグラトノスの反応が薄いです。
「今いいところだから邪魔しないでくれ」とか言われました。前から思ってたけど主人公との因縁が軽いです。グラトノス本人は別に決戦などの意識は無くて、主人公に言いつけた用件(潜水艦の鍵)を受け取ったついでに喧嘩の相手をしただけで、最初からこの潜水艦に搭載された巨大レールガンを撃ちたくて仕方なかったらしいです。これをシェルタの街に撃ち込んでやりたくて、何十年も待ってたんだってさ。
シェルタの街というのはコーラの実家の裕福な要塞都市。グラトノスは若い頃にそこのボスのキング・ギンスキーに殺されかけたそうです。コーラの祖父にあたる人物だが既に故人。復讐するんだって。もういないでしょ。
そもそもグラトノスがギンスキーの娘に手を出して、二人で逃げ出しちゃったから、怒ったボスに殺されかけたのです。娘は巻き添えで死んでます。あんたの関係者みんなとっくに死んでるよ。それでも復讐する気は変わらないようです。何十年も狙ってたんだってさ。
だめだ、この人ぜんぜん話通じない。

主人公が記憶喪失設定で良かったと思います。怒り憎み怨み追い詰めたつもりの仇敵が、自分を「荷物運んできた人」程度にしか認識してない空振り具合は悲しくなります。
主人公にも別にシェルタを救う義理は無いので、砲撃を止める様子も無く、グラトノスは渾身の必殺レールガンを撃ちました。そして外しました。外したというか防衛用巨大ロボットのアラモ・ジャックに逸らされてしまったのですが、ここで頭にきた模様。機嫌の悪くなったグラトノスとようやく決戦です。

居心地の悪い戦いですが、こちらだって本当はさっさと撤退したい、この戦闘突破しないとまた塔入り口からやり直しだから、ある意味必死です。セーブしないでここまで来てるのです。
勝ちました。グラトノスは首だけになって逃げていきました。首だけ。美形の頭部の横からロケットノズルで火を噴く首だけが。美形の天才の考えることはよくわからないです。


一段落ついたので退却してセーブ。
クリア前にアイテムをかき集めます。
メタルマックスシリーズには恒例の便利アイテムがあります。パーツの組み合わせで様々な性能に変わる万能アイテム。回復薬から防具・武器、果ては戦車装備まで。作品ごとに名前は違い「LOVEマシン」「宇宙ドール」など変な呼称ですが、今作では「量子ドール」分かり難い名前にふさわしく、シリーズ中最も複雑な仕様です。素材集めてドール博士のところで作るときに、姿と名前を決めます。
戦車の名前に出来る限りのネタ出ししたから、もう何も思いつきません。
これから長く使うことになるから、良い名前を着けてあげてくれ、と言われてもねえ。
人形の名前?着けていいの?本当に?じゃあ……

「ジッソウセキ」

この名を与えられし者、一切の希望を捨てよ。かわいそうなお人形。でも、もっとかわいそうな実装石を私はたくさん知ってます。専門だったからな。
それはともかく。
うちの量子ドール実装石の主な仕事は敵とのエンカウント率の低下です。機能は戦車道具の迷彩シールドが降車時も有効になる、という便利な機能。でもたぶんウチの運用方法は、まず接近してきた敵に実装石を向かわせ、ヤツがボコられてる間に逃げてるのだと思います。
デスゥ!デスゥ!

残りの賞金首モンスターやサブクエストを一通り終えたので、最終決戦をクリアすることにしました。周回プレイを3回予定なので、まだ半分来ていません。
最終ダンジョン、ジャガンナートへ。ジャガンナートというのは前回戦の潜水艦本体、ハイウォーターの岸辺に接岸してるので戦車で乗り込めます。しかし中ボスがたくさん居て道を塞ぎ、ドアロック解除やエレベーター電源起動してからでないと、奥まで戦車を持ち込めません。マップ自体はシンプルだけど手順がやや面倒。
まず潜水艦の制御システムのメンタルモデルというか艦娘というか、潜水艦ジャガンナートの中核には、ジャガンとナートという2人のゴスロリファッションの女が居て、彼女らと戦闘。
その後に甲板まで戻ってグラトノス変身・グラトノサウルスと戦闘して、メタルマックス3はエンディングです。
えらく素っ気無く書いてるのは、素っ気無い戦闘で終わってしまったせいです。
本来だとジャガン・ナート姉妹は攻撃と回復に役割分担され、攻撃役をタフな回復役が何度も復活させるので、長期戦になりがちです。火属性に弱いため、225ミリヒュドラを弾倉が空になる勢いで撃ちまくり、戦闘後にはかなり消耗しているバランスで製作されてます。この後にラスボス・グラトノサウルスとの戦闘ですが、撤退して回復できないのでこのまま突入します。でも別に消耗したボロボロ状態で挑む義理はないので、前もって甲板前に対グラトノス用の戦車を用意しておいて乗り換えるのです。装甲タイルも武器弾倉も満タンで戦えます。攻略サイトによると、戦闘が長引いた場合、約16万以上の敵HPを削る必要があるので準備はしっかり備えろとあるのですが、私は超改造7.7ミリ機銃5門バルカンラッシュを持ち込んだので、ジャガンナート姉妹もグラトノサウルスも3ラウンドもたず沈みました。

エンディング。
沖合いまで出たジャガンナートは海に沈んでいきます。甲板上の主人公も一蓮托生です。主人公の記憶喪失も戻ったのかどうなのかも曖昧です。「全ての物は失われ続けていくだけだ、だから覚えていて欲しいこの失われ続けていく物語を」なんとも救われないメッセージが出て主人公は水没します。
スタッフロール。バッドエンド?一人溺死して終了?
最後に冒頭と同じDr.ミンチの電撃で主人公が復活して「完」。溺死してなかったけどまた記憶は飛んでる可能性高し。
ラスボス撃破後の正エンディングには2種類あって、最終戦にコーラを同行させるか否かで違うらしい。今回はコーラを救出後崖っぷち海岸の小屋に返していました。何、コーラ連れて行かないとダメなの?
今作3はストーリー面で見ると、クラン冷血党との抗争という点ではそれらしい場面が多く、そこらじゅうでモヒカン達と戦闘します。シリーズ中最もキナ臭い物語です。しかし主人公ドラムカンの物語としてみると、細切れブツ切れ、中途半端なエピソードが多く、そもそも敵対したクラン冷血党は古巣であり、彼らの想定している敵はシェルタの街のギンスキー一家であり、主人公本人も一度死亡し所属と役目を失った立場です。背景設定や多数の登場人物が居るけれど、その物語に主人公は関わっていません。生前のブレードトゥースは悪役として配置されていて、グラトノスが100年かけて世界に復讐する話の手駒だったのが前世の話。関係者のようで無関係、因縁が薄く、話が進むほどに敵意が噛み合わなくなって、結果「グラトノス復讐物語」の終盤を外野が突然ぶち壊すチグハグな話になっています。
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