重役出勤

何時もなら１ラウンドか２ラウンド終えている頃、どんじょいわなさんから急遽出動の電話が入る。

あたふたと準備をして、どんじょいわな号に乗り込んだのは１０時半を回っていた。　　＾＾ヾ
１０８号を北上し、岩出山で江合川を渡る時、川上にナニカ見える。
うん？


ああ、アレね。この連休は、バルーンフェスティバルをやってるんだった。


ポツポツと取り留めの無い話をしているうちに鳴子着。
何時もなら、右折して鳴子大橋を渡るのだが、今日は直進してこけし資料館のところから先週開通した花淵山バイパスに入る。


早い早い、ほとんどトンネル内を走ってる感じだが、１０８号に合流する終点まで１０分を切るとは便利になったも程がある。

さてさて、もうお昼なので、現場に向かう前にまずは腹拵え、シーズン始めと終わりは必ず、その他も何度か、鬼首で外食ったら何時もここでＲ



はらも膨らみ、さて何処へ行くべい？この時期だと隣の沢で山葵採りだが、今日はまず、ぷうさん沢をサラっと歩いてみる事にする。

で、ぷうさん沢の下の枝沢出合着。
天気晴朗なれど木々はすっかり丸裸、山はもう、雪を迎えるだけになっていた。


ぷうさん沢を渉り、どんじょさんは対岸の急斜面を直登に掛かる。
おらは枝沢寄りににトラバースして、傾斜の落ち着いた小さな尾根状の斜面を登る。
どんじょさんは右岸を一気に奥へ進み、おらは右岸の縁を進んで傾斜を見て左岸の探索に入る。

何もナシ。晩生種の黒いムキダケぐらいは採れるだろうと踏んでのぷうさん沢入りだったのだが、見事なまでに何も無い。
やがてナニカを期待させる様な倒木に満ちた孫沢に出合い、どんじょさんに無線を飛ばしてこの孫沢へ足を踏み入れる。
どんじょさんもまだ何も採れていないという。

孫沢の左岸側を丹念に丹念に捜索してどん詰まりまで来た。
倒木立ち枯れはいくらでも有るのだが、肝心のキノコと出会えない内に枝沢が終わり、目の前はグルリと壁に囲まれている。
孫沢右岸側の斜面に移動して、現状と枝沢に戻って左岸の探索を続ける旨を無線で送り、下降しながら探索を続ける。
返信は無い。孫沢の尾根を隔てているからなのか、電波が届いているのはちょっとアヤシイ。

結局この孫沢では何も採れずに戻って来た。
再び枝沢の左岸を探索して詰めて行く。

やがて枝沢が左岸の山際に迫るところまで来て、右岸に渡った。
どんじょさんは山際を行っているだろうから、沢沿いを進もうと足を勧めてすぐ、どんじょさんから無線。

ど：「今、何処さ居んのっしゃ？」
現在地の特徴を伝えると、どんじょさんが返信で
ど：「こっつさぷうさん二っつ居っから戻って行ぐがらねぇ〜」

ありゃま了解！！親子だべが？
歩く易い右岸に渡り、おらもゆっくり枝沢を戻る。
1/3ほど戻った時に後ろから熊鈴が聞こえてどんじょさんと合流。

詳しい状況を聞くと、右岸を上流方向へ探索中に、６〜７０メートル前方の木陰にに黒光りするモノが見えたのだそうだ。
何だろう？と角度を変えて確認しようとすると、ビカビカと黒光りするモノも角度を変えて木に隠れる様にしてこちらを伺うんだそうな。
ああ、ぷうさんか！と気付いて、距離もある事だしと１枚激写して戻る事にして無線を飛ばし（返信がなかったそうだから、おらはまだ孫沢の中をウロついていたんだと思う）下っていると２匹目のぷうさんを見たのだという。
こいつがかなりでかくて、どんじょさんと同じ方向へ移動するのでちょっと焦ったんだそうな。

その後おらと無線が通じてやがて合流となった次第。
今の季節で良かったネ（木々が裸なので見通しが利くから）などと話しながら枝沢を下り、どんじょいわな号着。

まだ時間はあるが、こんな日は無理をしても良い事が無い。
さっさと装備を解いて山を降りる事にした。

１っ匹目のぷうさん、木の幹に隠れる様にして顔だけだしてこちらを伺っていたという。
やっぱりさ、ぷうさんも人間を怖いんだよ。だから出会いがしらでもない限り、こんな行動するんだろうねと話しながら、この夏、お化け屋敷で出会いがしらのお化けのバイトを殴って逮捕されちゃった奴が居たというニュースを思い出したおらでした。


山を降り、１０８号を岩出山まで戻って来ると、前方に巨大な物体が出現

まだ時間も早いので、ちょこっと見物してきました。




一台？一機ずつテイクオフの度にアナウンスするおねいさんの「いってらっしゃい！」の声が心地良かったです。




どんじょいわなさんの今日の締めのコトバ
「鬼首さラーメン食いさ行ったみでなもんだな（笑い」
そんな快晴の一日でした。


ドントハレ