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2015年11月08日06:54

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こういう低次元の記事はなんのためにあるのだ?

子どもが欲しいと思わない人の心理
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=116&from=diary&id=3701791
心理分析も、かなりアヤシいし、浅い。

私は若い頃子供が嫌いだったし、父親になる自信もなく、それでも父親になって、妻と子育てをやって、子供って本当に面白いし楽しい、もしこの経験がなかったら自分の人生に意味はなかったと思っている中年だ。

しかし子供が欲しくないと思っている人があってもいい、だが、しかしだ、問題はその理由だ。ウルサい、ワガママ、汚い、面倒くさい、とかの理由は理由になっていない、だってそういうあなただって、ウルサい、ワガママな、汚い、親を困らせた子供だったのだから。

いま本当に問題なのは、親に愛された子供ばかりではない、ということなのだ。もし親から肉体的、心理的虐待を受けて育ったとしたら、その人は親になりたい、子供を作りたい、家族を作りたいと思うだろうか?

私が父親になる自信がなかったのは幼いころに父親とのスキンシップ、言葉によるコミュニケーションがなかったから。これが後に、特に恋愛において大きな障害となった。それが自分のトラウマだとわかっていても、本当に解決できたのは、自分が親になって子供を育てたからである。

だから子供を欲しくないという人は、ちゃんと自分に向きあってその理由を見つめてほしい。べつにトラウマを告白すべきだなんて思わない。それでも欲しくないのなら、それもまた人生の選択だ。ただし、子供たちの遊ぶ声を、騒音だなんていわないでほしい。

孤独遺伝子ということを最近知った。これは群れを作っていくのが人間の特性なのに、どうしても群れが苦手という人がいる。これはなぜだ?と科学者が長年研究してきて、やっと結論らしきことに辿り着いた。つまりすべての人間が群れてしまうと、いざ伝染病とかがその集団に発生したとき全滅してしまう、その危険を回避するために何万人に1人は群れから離れて暮らす人がいる、ということらしい。となると子供が欲しくない人にもなにかの役割があるのかもしれない。

かつての大家族、子供が何人もいてもみなある程度幸福に暮らせたのは、社会の身分が決まっていて、それぞれの人生の目的がはっきりしていたからでもある。金持ちの子供たちは大学を出て国の支配層になる。農民の子供たちは農民になる。商人の子供たちは商人になる。一般庶民は読み書きそろばんができれば社会で生きていける。

しかし資本主義の発展とともに、中産階級が増加し、人生の目的も多様化する。大学へ庶民の子供たちも進学するようになり、男女の差別もなくなる。そうなったときに多数の子供たちが家族を支えるというモデルは崩れざるをえなかったのだ。

それがいま再びここにきて格差が広がり、新しい貧困が増大している。そうなったときに子供を欲しいという気持ちにならないほど精神的に閉塞しているのだともいえる。

政権は子供を産め、増やせ!だってそうしないと激増する高齢者を支えられない、それとも北欧みたいに消費税20パーセントにするかい?と脅迫する一方で、女性にはどんどん社会に出て働け、日本経済を再起させれくれ!なんてムチャぶりをする。

家事も育児も女性に丸投げ、さらに働け!とまでいう国家。男たちはなにもしない。じゃあ、子供はどうするの?それは外国から安く働いてくれる女性を輸入しますから大丈夫ですよ、安心して下さい、子育て支援しますから!といつもノーテンキに明るい安倍首相は、一億なんちゃら政策をぶちあげる。しかし、その政策がリアル皆無だからこそ、ますます子供なんて育てられないと不安に思う国民もいるのだろう。

そういうことまで考えなくては、子供について語る意味はないんじゃね?
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