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2015年10月25日21:40

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10.25.2015 WIRED CLASH @ ageHa

WIREが無くなった翌年にレギュラーパーティーのCLASHと合体したWIRED CLASHが行われた。もちろん参加したが、高い料金の割にはDJの数が多さにも関わらず質の問題や途中、メイサイとかいうあまり上手くないダンスパフォーマンスで興ざめさせられたり、と第1回めは悲惨な状態だった。なので、第二回の開催時は参加しなかった。そして今秋。
メインのラインナップはオープニングからRADIO SLAVE、石野卓球とKEN ISHIIのB2B、そしてメインはRICHIE HAWTIN。そして無駄なダンスパフォーマンスも無い。これは行くしかない。

ageHaには無料シャトルバスで行くのだが、1本目は23時半。いつもは15分前に着いて1人で並んでいて、大体10分前にバスが来るくらいに他の人が並び始めるのだが、今回は念のために20分前に到着。既に列&バスが来ている。こんな事は初めてだ。期待の高さが伺える。前回のWIRED CLASH以来の補助席使用の満席。後ろの席の男性2人の会話が聞こえて来たのだが、先輩後輩関係で、後輩は大阪から横浜に仕事で住んでおり、東京は初めての様子。もちろん、ageHaも。先輩は数多くのフェスにも参加している、音楽好きというよりもジャンル関係ないパーティー好きの小太り中年。ageHaの紹介やその他のフェスの参加自慢話が面白かった。後輩は奈良に彼女がいるのだが、遠距離なので今回ageHaで東京の彼女を見つける事も目的だ、との事。こういう参加モチベーションの人もいるんだなぁ、ナンパが一切出来ない私からすればちょっとうらやましい。

到着後は相変わらず0時オープンまでバーフロアで待たされる。WIRED CLASHの一つ良い事と言えば、エントランスフィーが高い事によって年齢層が高い事。この事でageHaのメイン客層である、ヤカラ集団が見当たらない。

0時オープン。バッと多くの人がメインフロアに流れ込む。すぐメインフロアの中央スピーカー前は人で一杯。そしてすぐ全員が踊り始める。こんな事は初めてだ。何人かは踊るが、立ちん坊が最初は多い事が普通。それだけこのパーティーに対する期待度の高さ、という事もあるかもしれないが、そもそもオープニングアクトがRADIO SLAVEだ。まだVJが準備していないのに、最初っから飛ばしまくり。もちろん、こちらもそれに応えて踊りまくり。だが、すぐ混雑状態になってしまい、オープニング=フロアが空いている=縦横無尽に踊る、が出来ない。しかし、それは仕方ない事。これだけのプレイだ。皆が楽しんでいる。そういう雰囲気だとこちらも楽しい。よく見ると石野卓球の時によく見る、逆に言えば彼のプレイの時にしか見ないおっさんがいた。そうか、彼も来ているのか。

2時。石野卓球とKen IshiiのB2Bがスタート。B2Bとは交互に即興で曲をつなぐという、高度なDJパフォーマンス。RADIO SLAVEがつくってきた、硬質なテクノをまずKen Ishiiがつなぎ、それに石野卓球が更に上げてつなぐ。そしてそれにKen Ishiiもあげあげでつなぐ。

「なにこれ。最高かよ!」

と何度口にした事か!もう、気が狂いそうだ。2人がまたノリノリで楽しく回しているパフォーマンスも最高で、フロアも最高の盛り上がり!40分程はこのハイパフォーマンスで踊り狂う。
しかし、ここで問題発生。フロアの高年齢層の疲れが見え始め、なんとなくフロアに疲弊感を感じる。そりゃそうだ。こんなノリノリのパフォーマンスにずっと付き合っていたらそうなる。私はまだ全開OK。2人も察したようで、なんか打ち合わせを始め、ちょっと遊びの曲を入れる。難しい癖のある面白系の曲をKen Ishiiがまわす。さあ、卓球は何で応えるか?卓球も同じく面白系の曲で返答。このパフォーマンスでフロアがちょっと小休止感がありつつも、盛り上がったまま、というベストな状態を保つ。

ラスト30分前でヤバい事が起きる。石野卓球の往年の名曲、Polynasiaがかかったのだ。この2人は何回私に「最高かよ!」を言わせれば気が済むのだ?ともう、笑顔と踊りが止まらない。ただ、こうなると、返しが気になる所。あの頃のKen Ishiiの名曲ってなんだっけ?あれしかない。しかし、まさかなぁ。そんな気分ではあった。そのまさか、だ。

Ken Ishiiを世界中で有名にした名曲、EXTRAだ。しかもVJにPV。おいおい、発狂させる気かよ。と踊り狂いながら何度も見たPVを見ると・・・・。
PVの中に同じテイストでKen Ishiiの文字ではなく、Takkyu Ishinoの文字になっているではないか!今回のWIRED CLASHのロゴデザインも入れ込んだ特別使用PVになっている!こんな仕込みをするなんて、ひどすぎる。完全に脳内麻薬状態。多分、笑顔ヤバかったと思う。

そんな最高な1時間半が終わり、ぐったり。ここでRichie Hawtinの機材準備に時間がかかる。私は初Richieなので、間近で見ようと最前列に無理矢理いってみる。最前列では1人車いすの人がいて、多分その連れの人が必至にそれを守っていた。すごい混雑。身動きが出来ない。Richie Hawtinの登場。ビジュアルがブランド化されているだけあって、やはりカッコいい。普段は写真などとらないのだが、今回は流石にミーハーになってみようと思ったのだが、何しろ大混雑でカメラを安定させる事が出来ずブレブレ。しかも踊る事も出来ないので、後列に移動して踊りに専念。何度も聞いている彼のプレイそのもの。最高である。気が付くと、プレイを終えた他の場所の若手DJが彼の周りに続々集まっており、なんかyoutubeで見るようなパーティーっぽくなっている。彼らからしてもRichie Hawtinは憧れなのだろう。

6時に終了。もちろん、最期までフロアの混雑が無くなる事はなかった。
ageHaは広いので、あまりノれないDJの時に他の場所を見入ったりするのだが、今回初めて最初から最期までメインフロア、しかもトイレ行かずにずっと6時間踊り続けていた。それほど最高な時間であった。特に石野卓球とKen IshiiのB2Bは伝説レベルだった。

こんなWIRED CLASHであれば今後も続けて欲しい。今回はグッズのタオルが作られていなかったのが残念。WIREの際は毎回購入していたので。
第一回のWIRED CLASHの時はWIREの客層に近かった部分があったが、今回はRichie Hawtinのおかげもあるのか、高額入場料っぽい普通の客層。所謂、ヲタクっぽい中年男性は少なかった。というか、客層分析をする余裕が無いほど今回は最初から最期まで音楽におぼれていた最高の時間だった。
また、照明の演出がほぼ大量のレーザーのみで行われており、その事で余計なフラッシュが目に入る事もなく踊りに集中できた事、また、上空を360度見渡すとかなり幻想的な雰囲気で気持よく踊る事が出来た事、すべてが音楽と踊りに集中出来るようになっていた事も見逃せない改善点だったと思う。


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