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2015年10月20日17:12

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中道を目指す偏向親父(13) 〜悪質で空回りした左翼プロパガンダ〜

昨日、コンビニ売りのコミックで入荷してきたらしき「日本国憲法 ルソー社会契約論」が酷かった。
まず最近の左翼って、マルクスの名前出すと批判が強いから、今はルソーの名前出すんだよ。
それが分かると、タイトルを見ただけでこの本が左翼によるプロパガンダの一環であることが分かる。
ちなみに、日本はスイスのような永世中立国を目指すべきだーという議論をかつて左翼はよくやっていたが、最近スイスが厳格な徴兵制を有する国民皆兵だということが認知されてきたので、非武装という点でコスタリカをプッシュしている。
ちなみにちなみに、コスタリカは確かに非武装国ではあるが、ひとたび国に何かあると大統領令だったか何かを出して国民全員戦えーという指示を出せるんだよねー(ニヤニヤ)。
あと蛇足のさらに蛇足だが、本物のガチ左翼からしたら田嶋陽子さんも報道ステーションも右翼だからね(笑)そこのところ誤解なきよう。
閑話休題。
ただ、そういうことを分かったうえで読むと、左翼が何を考えているのか、憲法のどの部分を重んじているのかが非常によくわかる、いい本だと思う。
面白いのは、9条をいたずらに祭り上げるんじゃなくて、前文に着目してるところ。
憲法前文の部分の、全世界の人々が困窮から脱して平和の裡に暮らせるように日本国民は力を尽くしなさいという下りがあって、普通に読むと、え、それPKO頑張りなさいという意味ですか?と読めるのだが、そこを武力否定に繋げるところがいかにも彼ららしいというか…。
国民投票法が最近やっとできたことに触れて、なぜずっと憲法改正されなかったのかという問いについては、国民全体の合意を得られていたからだ、もっと自分たちの憲法に誇りを持ちましょうと言ってて、何言ってんだこいつ?という(笑)
憲法96条に改憲について定められた条文があるということは、改憲をするための法律を整備しなさいという憲法の要請でもあるんだよ。
この憲法がいい悪いなんて関係なくて、厳格に憲法を運用するためにこそ必要なんだよ。
その怠慢を厳しく批判しないあなたたちって本当の護憲派なんですか?という気がしないでもなのだが、それは。
で、前半分でそういうことをやって、後半でルソー、フランス革命の話を書いて、「国民よ!革命せよ!」と訴えるわけ。
またこのフランス革命の話が絵に描いたようなざっくりした話というかなんというか(笑)
個人的には、フランス革命を語るときに、アメリカ独立を省くのはおかしいと思うけどね。
まあ、いいや、別に、どうでも(笑)
ただね、ちょっとだけまじめに言うと、自分の主義主張を真っ向語らずに、こうやって回りくどくやるのはどうかと思うよ。
ソフトなイメージで、ギャグも交えながら分かりやすい言葉でやるのとはまた違うからね。
こういうのを、やっぱり私は「プロパガンダ」と、呼ぶんだと思うわ。
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