“人それぞれ”・・って言っちゃえばそれまでなれど・・。
ま、得てしてアクティヴな若い頃はいつの時代も都会に憧れ、
田舎に背を向けたがる・・ってもので。
但し、味覚や感性と同じようなもので、年月や年代の変化に伴って、
居住空間の価値観ってのは変わって来るもの。
記事の中で答えているのは殆ど20〜30代の、言わば「狭い」世代。
その時の価値観が永遠じゃないのでね。
家庭や仕事の関係、子供の有無・・
これらによって変化するも、それだって流動的なので、
固定化されるなんてことは殆ど無いと言っていいんじゃないか、と。
でもって、都会しか知らずに育った人と、田舎育ちで都会に移った人・・
そんな背景もまた、価値観に影響をもたらすもの。
自身、割りと田舎育ちでその後、就職と共に地方都市に移り住んだけれど、
当時の「田舎」と今の「田舎」、逆に当時の「都会」と今の「都会」じゃ随分違ってるかな。
街の風景だったりもそうだけど、田舎にはなくて都会にあるもの・・
というのが、今じゃかなり少なくなってるっていうか。
各種大型チェーン店だったりコンビニだったり、何処へ行っても似たような風景があり。
本当に違うのなんて、繁華街のど真ん中や駅周辺の賑わいのある場所ぐらい。
あらゆる品物だって、何もわざわざ都会まで出向かなくてもよく、
今じゃネット一つで全国どこにいても手に入るわけで。
そう考えていくと、せいぜい大型の遊興施設とか、デパートとか、
それぐらいしか都会と田舎の差ってないんじゃないのか、と。
一方、人間社会的視点で言うと・・。
これもやはり、ある年代や時世によって変化するもの。
「田舎での煩わしさ」ってのは、とりわけ若い頃には大なり小なりあるわけだけど、
大人として成熟して来ると、本来あって然るべしな人間関係の距離感や質感・・
それが都会じゃ希薄で当たり前的である、ある種の違和感や不安感をも感じて来る、と。
隣近所、誰が、どんな人が住んでるか・・挨拶を交わすこともなし、当然交流もなし。
それはそれとして気楽だったり、当然の光景でもあったりするものの、
その感覚で時々田舎に帰ると、本来的な「人間中心の社会」というのものを
改めて実感したりしてね。「そうだった・・これが普通の日常だったな・・」と。
黙ってでも、その内人間関係の濃密さや重層度はどんどんと薄くなっていくもの。
そうなってから厚みを持たそうと思っても遅いわけで、それが構築出来る要素は
日常的に、至近距離にあった方が後々のためになることが多いはずだろうと。
ま、それが都会でも出来るならそれに越したことはないけども、
入れ替わりも激しいことなど考えると、容易じゃないはずで。
田舎・・というか、地方での時間軸や自然含めた環境ってのは、
やはり人間工学的にも一番適している・・と、ある程度生きて来た今、思うわけです(笑)。
■あなたはどっち?田舎と都会、どちらが幸せになれる?
(Woman Insight - 10月18日 17:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=216&from=diary&id=3669162
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