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2015年09月28日16:58

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デュエル37

もうすぐ9月も終わりですね。

今日はデュエルの話をアップします!
長かったDIVAデュエルもとうとう決着です!!


「招かれざる決闘者」その37


愛姫のターンがやってくる。プロジェクトDIVAの筐体の前に立ち、愛姫は内から来る緊張感に苛まれていた。

「うぅ・・・私のターン、またあれが来る。」
「うふふ、さっきはうまく得意な曲を引いたみたいだけど、今度はどうかな?」
「私がクリアできる曲は限られてる・・・お願い、来て!ステージセレクト!」

まともなデュエルを展開するためには最低でもステージクリアであるスタンダードを取ることが必須となる。愛姫の腕前は知っている曲の★9をギリギリクリアできるかどうかくらいである。知らない曲であれば★8がやっとだろう。エクストリームと言う難易度ではその半数以上が★8以上と言って良い。DIVAに収録されている曲を鑑みると愛姫がクリアできる曲が選ばれる確率は30%程度だ。願いを込めて愛姫はルーレットを止めるが選択された曲を見て愕然とした。

「そ、そんな・・・」
「あらら・・・愛姫ちゃん、残念だったね。この曲は難しいよ。」

ロストワンの号哭 ★10 ボーカル 鏡音リン

「曲はよく知ってるけど、★10なんて、絶対に無理・・・」

ロストワンの号哭、「その号哭は止まらない」と言うキャッチフレーズの元、鏡音リン・レン部門でランキング1位となったこともある名曲。愛姫のiPodのプレイリストにもある曲なので曲自体はよく知っているが、DIVAにあるこの曲は最初から初見殺しのある極悪な譜面だ。エクストリームの難易度であれば開始2秒でゲームオーバーになる者が後を絶たない。故にコアな音ゲーマー以外がこの曲をプレイする時は必ずハードモードでプレイするのが常識となっている。無論、愛姫がこの曲のエクストリームをクリアしたことはない。愛姫も例に漏れず開始2秒でゲームオーバーとなっている。

「愛姫ちゃんの実力ならミステイクは必至、この状況でミスを出せば確実に私の勝ちだね。」

対する百地はやはり余裕の表情を見せる。いかに難しいと騒がれようと百地はこの曲でも余裕でパーフェクトを出せる。この曲より遥かに難しい初音ミクの激唱や消失を難無くクリアできるから当然と言えば当然だ。

「どうする?ここでサレンダーしても良いんだよ?できないことなんて無理にしなくて良いじゃん。」
「うぅ・・・」

絶望に俯きくじけそうになったその時、愛姫の耳に聞き覚えのある声が聞こえた。

「・・・ないで!」
「え?今、誰か呼んだ?」

辺りを見回すが誰もいない。だけど、声と気配はかすかに感じる。そのわずかな気配に愛姫は意識を集中した。するとその懐かしい声がはっきりと聞こえたのだ。

「愛姫・・・諦めないで!」
「この声・・・雪鏡ちゃん!?」
「え!?」

驚いたのは百地だった。ここは百地結びの術によって外界からは完全に隔離された世界だ。どんな手段を用いても外部からの接触はできないはずだった。それなのにこの声の主はそれを乗り越えてやってきたのだ。驚愕しないではいられなかった。

「雪鏡ちゃん、雪鏡ちゃんだよね!?」
「・・・やった、やっと通じた。待って、今モニターを送る。」
「雪鏡ちゃん!」

愛姫の目の前に雪鏡の姿が現れる。本物ではなく雪鏡のデータを元に作り出したホログラムのようなものだ。これでテレビ電話のようなやり取りができるのだ。何度も念話を試みていたのか雪鏡の表情には疲弊の色が見える。雪鏡の姿を見て百地は思わず叫んだ。

「う、嘘!?ありえない!?どうして、この結界の中に・・・それに貴方は半蔵ちゃんと長ちゃんが・・・」
「・・・あの2人ならもう片付けた。」
「ま、まさか!?」

雪鏡の方には百地の仲間である服部半蔵と藤林長門守が2人がかりで向かっていた。伊賀御三家のそれぞれの統領、彼女たちもまた神月によって少女に転生され、百地と共に表ではアイドルユニットを組み、裏では情報収集と暗殺を生業とするヴァルキリーズ・忍者部隊を統括する立場にいる。百地と肩を並べるほどの実力者が2人がかりで敵わなかった。この事実は百地にとって信じられない出来事だった。


「・・・DIVAデュエル、確かに厄介だね。・・・でも、相手が悪かったね。」

話は少し遡る。半蔵と長門守は2人がかりで雪鏡にDIVAデュエルを挑んでいた。自分たちに絶対的に有利なこのフィールド。たとえ雪鏡とは言えこの不利は覆せないと思っていた。だが、実際は違っていた。音楽とは無縁と考えられていた雪鏡は超難曲「Sadistic.Music∞Factory ★10 ボーカル 初音ミク」をオールクールでのパーフェクトを叩き出していた。

「馬鹿な・・・話が違う!半蔵!有栖川雪鏡は音楽を知らないんじゃなかったの!?」
「わ、私もそのように聞いている・・・これは想定外だ。」

パーフェクトを叩き出した上、慣れないはずのDs(ディーバスペル)を巧みに操り、雪鏡のフィールドには最強クラスの儀式モンスター「サクリファイス」が不気味に存在する。
しかも半蔵と長門守がフィールドに出したモンスターをすべて吸収した状態だ。

サクリファイス (雪鏡仕様)
魔法使い族/儀式・効果 闇属性 ★1
「イリュージョンの儀式」により降臨。相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、このカードの装備カード扱いとしてこのカードに装備する事ができる。このカードの攻撃力・守備力は装備カードとなったモンスターの攻撃力・守備力をそれぞれ合計した数値となる。この効果でモンスターを装備している場合、自分が受ける戦闘ダメージは相手が受ける。このカードがフィールドを離れる場合、代わりにこのカードの効果で装備したモンスターを破壊する。
攻撃力 0 守備力 0

プロジェクトDIVAでパーフェクトを出されたことに加え、サクリファイスに自分のモンスターをすべて奪われてしまったこの状況。挙句の果てには全体攻撃の魔法がサクリファイスにはかけられている。半蔵と長門守にはもはや打ち手はない。

「・・・言いたい事はそれだけ?それじゃ、とどめだよ。サクリファイス、行け。」

サクリファイスの目玉が不気味に光る。それと同時にどすの利いた声でサクリファイスは呟いた。

『・・・死ね。』

その言葉と同時に漆黒の怪光線を2人に向かって発射した。成す術のない2人は呆気なく吹き飛ばされてしまった。

「うわあああ!!」

サクリファイス 効果発動 相手モンスター吸収 + プレイリザルト・パーフェクト
魔法少女・忍者マスター、忍者マスターHANZO、忍者マスターSASUKE吸収
サクリファイス 攻撃力 3000+1800+1800+1000=7600
Ds‐パワー・アンコール 全体攻撃
サクリファイス 攻撃力 7600 2回攻撃 直接攻撃
服部半蔵 LP 4000→0
藤林長門守 LP 4000→0

勝者 雪鏡 1ターンキル

時間をかけて足止めをしようと目論んだデュエルだったがたったの1ターンで敗北してしまった。半蔵と長門守はサクリファイスの攻撃の衝撃によって完全に意識消失した。雪鏡はすかさず愛姫に念話を送ろうと試みた。そして、現在に至る。

「う、嘘だ・・・君は確か音楽を知らないって・・・」

雪鏡の話を聞いた百地は震えていた。この百地結びの術を破ってくることも加えて完全に百地の考えを凌駕していたからだ。雪鏡と言う存在を甘く見過ぎていた結果だ。

「・・・少し前までは、でも愛姫に教えてもらった。後はあのゲームをやって覚えた。」
「そ、それにしたってこんな短期間で・・・」
「・・・伊達に引きこもりやってない。」

雪鏡は少し前に出て胸を張って得意気に言った。

「き、雪鏡ちゃん、それは威張るところじゃないよ。」

呆れ顔で愛姫は言う。

「ふ、ふん。でも、このデュエルは私の勝ちはほぼ確定してるんだよ!どう足掻いても愛姫ちゃんの実力じゃ★10の曲なんて。」
「・・・舐めるな。」
「ひっ!?」

雪鏡が睨みを利かすと百地は恐怖ですくみ上ってしまう。百地を黙らせた雪鏡は愛姫に歩み寄り優しく語りかけた。

「・・・愛姫、惑わされないで。音楽は確かにリズム、でもこれはゲーム。ボタンを押す瞬間は決まってる。集中すれば見える。」
「そ、そんなこと言っても・・・」
「愛姫・・・私にできたこと、貴方にできないはずがない。」
「雪鏡ちゃん・・・」

雪鏡が手を愛姫に差し出して言った。

「愛姫、手を取って・・・」
「うん。」

差し出された手を愛姫は優しく取る。ホログラムの体は透き通ってしまうけれど、雪鏡の気持ちは愛姫の中に流れてくる。

「今の愛姫には心の余裕が必要。音楽は心、愛姫が教えてくれた。思い出して。」

2人の体が淡い光を帯び、徐々にその輝度は高まってくる。愛姫と雪鏡が己の力を高めるための儀式のようなものだ。

「私たちは光と闇・・・陰と陽、どちらが欠けても成り立たない。だから私たちは・・・」
「「2人で1つ!!」」

パッと光が強さを増し、その光が徐々に収まっていく。愛姫の表情は以前のおどおどした様子が消え、絶対的な自信に満ちた表情へと変貌していた。その変化に百地も驚きを隠せない。

「こ、この熱気・・・これは一体・・・」
「・・・愛姫、このアイドルに私たちの力を見せつけてあげて。」
「うん!行くよ!!」

意気揚々と愛姫はスタートボタンを押し、曲が始まる。ロストワンの号哭、最初の前奏から同時押しの超連打が来る。ここでミスを連発すると問答無用でゲームオーバーになる。だが、愛姫はそれを見事な手裁きでクリアしていく。途中にある難所も危ない様子もなく音符を裁いていく。そして奇跡は起きた。その結果に百地は目を見開いて驚愕していた。
 
「う、嘘・・・こ、こんなことが・・・」

メインボーカルの鏡音リンが飛び跳ねて喜んでいる。そして満面の笑みでピースサインをして言った。

『すごーい!!パーフェクト!!』

愛姫 プレイリザルト パーフェクト ドロー×2 攻守+1000

「やった!やったよ!雪鏡ちゃん!」
「だ、だけど・・・今更、パーフェクトを出したところで私のアイドル忍者マスターは無敵であることに変わりない!」
「た、確かに・・・」

アイドル忍者マスターにはデッキから忍法カードを使う能力がある。それらの複合によって魔法も罠も効かない。さらには戦闘ダメージを無効にする力もある。この無敵効果は継続されている。

「・・・愛姫、大丈夫。DIVAは音楽だけがすべてじゃない。」
「え?」

DIVAデュエルは歌と音楽によって支配された世界。そう言われていた。だが、実際はDIVAデュエルには隠された機能が存在する。

「・・・愛姫ならそれを知ってる。だから、愛姫のデッキにはあの特別なカードが眠ってるはず。」
「特別なカード・・・?そっか、分かった!分かったよ!雪鏡ちゃん!」
「うん。」

プロジェクトDIVAは音楽だけがすべてじゃない。その真意を愛姫は知っていた。雪鏡と2人でゲームセンターへ来た時にそのもう一つの機能で遊んでいたからだ。

「行くよ!私のターン!ドロー!!」

愛姫 LP 1300 手札×4→6

「こ、このカードって!?」

愛姫が引いた手札は2枚。その中の一つにそのカードはあった。金色に輝く勝利へと導くカードだ。

「・・・やったね。愛姫。やっちゃえ!」

愛姫の勝利を確信した雪鏡は親指を立てガッツポーズを作り愛姫を激励した。愛姫もそれに応えて大きく頷く。そんな2人のやり取りが面白くないのか百地が叫ぶ。

「何を引いたか知らないけど、魔法も罠もアイドル忍者マスターの前には無力!全部忍法で無効にしちゃうんだから!!」
「私が引いたのは魔法でも罠でもないよ!」
「それなら、モンスター効果狙い?でも、モンスター効果だって封じる忍法はあるんだよ!」
「残念!モンスターカードでもないよ!」
「え!?な、何を言ってるの!?意味が分からないんだけど!?」

デュエルモンスターズにはモンスターカード、魔法カード、罠カードの3種類しか存在しない。だが、愛姫はそのどれでもないと言う。神月からデュエルモンスターズのルールを授けられていた百地は訳が分からなかった。愛姫はその不思議なカードを高らかに掲げた。

「私が引いたのはこれ・・・モジュールカード!『モジュール・チェンジ』!!」

モジュール・チェンジ モジュールカード
「プロジェクトDIVA」専用カード。メインボーカルのモジュールをチェンジする。モジュールはそれぞれモジュール効果を持ち、モジュールチェンジ後にそのそれぞれの効果を発動する。

「モ、モジュールカード!?」

モジュールカード。それはプロジェクトDIVAに存在するカードで多種多様の衣装が記録されているデータカードだ。

「そう、モジュール・・・つまり衣装チェンジ。DIVAの主役はボーカロイド。彼女たちを輝かせることがこのゲームの本来の姿。お願いリンちゃん!今、一番輝くモジュールに!!」

モジュール・チェンジのカードが現在のメインボーカルである鏡音リンに光を当てる。すると鏡音リンの衣装、現在のオリジナル衣装が輝き始める。所持しているモジュールの中から今この瞬間に一番輝くモジュールを鏡音リン自らが選び取る。

『マスター、任せて!マスターのために最高の舞台を!モジュール・チェンジ!シザーズ!』
「そうは行かないよ!アイドル忍者マスター!」

モジュール・チェンジが実行される前に百地はそれを阻むためチェーンを組もうとする。忍法カードを使えば、魔法や罠、モンスター効果を防ぐことができるはずだった。だが、アイドル忍者マスターは百地の命令に反して全く動かない。その状況が理解できない百地は混乱していた。

「ど、どうしたの!?何で忍法が発動しないの!?」
「・・・モジュールカードは魔法でも罠でもモンスター効果でもない。」
「そ、それじゃ・・・」

モジュールカードはDIVA専用カード。つまりモンスターカード、魔法カード、罠カードの3種類のうちどれにも当てはまらない。それはつまりデュエルモンスターズのカードではこの効果を妨害することはできないのだ。

「・・・アイドル忍者マスターの効果は発動しない。」
「くっ!?」
「ありがとう!さあ、モジュール・チェンジの効果発動!!リンちゃん!お願い!」

モジュール・チェンジによって鏡音リンの衣装が変わる。継ぎはぎを施された赤と黒を基調としたフードコート姿。その手には銀色に輝く大きなハサミが握られている。最高にクールに決められた鏡音リンのモジュールだ。

『マスター、私は今すっごく輝いてるよ!シザーズのモジュール、カッコいいでしょう!?』
「うん!素敵すぎる!!」
『わーい!それじゃシザーズのモジュール効果を発動するよ!』

鏡音リン シザーズ モジュール効果
手札またはすべてのフィールド上から融合モンスターによって決められたモンスターによって決められたモンスターを墓地へ送り、その融合モンスターを融合召喚する。その後、相手は「プロジェクトDIVA」をプレイし、その効果を受ける。曲目は「東京テディベア」とする。

シザーズとはハサミ、ハサミはあらゆるものを切り刻み、切り刻まれたものは針と糸によって新たな存在に縫い合わせられる。それはつまり融合を示唆する効果だ。

『もっと丈夫なハサミで顔を切り取り、もっと大きなミシンで心を貫く!マスターの手札から青眼の白龍3体を融合!』
「お願い、来て!青眼の究極竜!!」

鏡音リン シザーズ 融合
青眼の白龍×3 手札より融合素材
青眼の究極竜 攻撃力 4500→5500 ★12 融合召喚

「そ、そんな・・・モジュールカードなんて、そんなカードが・・・」

DIVA専用のこのカードは普段音ゲー部分しかプレイしない百地にとってはおまけのようなもの。PV鑑賞モードにおける写真撮影などはやったことがない。ボーカロイド達の衣装、モジュールについては単なる飾りとしか思っていない。それ故、DIVAデュエルを展開した時にモジュールカードの存在がデッキに組み込まれることを予測し得なかったのだ。DIVAでのモジュールカードを知っていた愛姫はデッキを作り出す時にそれが組み込まれていた。そしてモジュールの共通効果としてそのモジュールに合わせた曲を相手に強制プレイさせる効果がある。

「さあ、シザーズのモジュール効果で百地さん!『プロジェクトDIVA』をプレイして!」

百地 ステージセレクト 東京テディベア ★8 ボーカル 鏡音リン

「・・・これでパーフェクトを逃せば、貴方の負け。」

雪鏡が小さな声で圧力をかける。

「くっ!ば、馬鹿にするな!★8くらい・・・この私が、トップアイドルの私がミスするわけない!!」

百地三太夫、アイドルとして音楽に関しては絶対の自信がある。そしてDIVAにおいて★10を難無くパーフェクトクリアできる実力がある。今更★8の曲なんかでミスするわけがない。百地はそう思っていた。だが、そう意識しすぎて体に無駄な力が入っていることに気付いていない。

「そうだ・・・私はどんなプレッシャーにも耐えてきた、こんなことで・・・こんなことで動揺なんか・・・」

曲は中盤に差し掛かるころ、この曲最大の難所である同時押しのちょっとした連打に差し掛かる。素人ならこれでミスするのは必至、だけど私がミスするわけないと意気込んでそれに臨んだ。だが、それが絶望の始まりだった。連打の中にたった一つ、あってはならないマークがその場に現れた。

「あ!?」
「も、百地さんが・・・ミスった!?」

「SAFE」の文字、HPは減らないがコンボが不成立となる「SAFE」と言いつつまったくセーフじゃない。悪夢の評価だ。それは百地にとっては本物の悪夢だ。「SAFE」が出たことに動揺し、SAD、WRONG、果てはWORSTが飛び出してきた。何とかゲームオーバーになる前に立て直しはしたがその乱れぶりは見るに堪えないレベルだった。そんな様子を見て雪鏡は小さく呟いた。

「・・・音楽は心を映し出す鏡。心が乱れればリズムも乱れる。」
「そんな・・・この私がミス?あ、ありえない・・・ありえない・・・ああ!!」

曲が終わり、鏡音リンがにっこり微笑みながら拍手を送っていた。

『まあ、こんなもんでしょ。』

顔は満面の笑みなのに何故だか言葉に棘があるような気がする。

百地 プレイリザルト スタンダード 攻守 リセット

「・・・これでアイドル忍者マスターの無敵効果は消える。」

アイドル忍者マスターの無敵効果はパーフェクトを取り続ける限り持続する。つまりパーフェクトを取れなかったことはアイドルとしての失墜を意味し、輝きを失うことを意味する。

魔法少女 アイドル忍者マスター 攻撃力 7000→3000 効果無効

「嘘だ・・・嘘だぁ!!」

百地は頭を抱えてただただ叫び狂っていた。たった一つのミスがすべてを無にする。そんな世界にいる百地にとっては致命的なミスだった。そんな百地が愛姫には哀れで見ていられなかった。

「百地さん・・・」
「愛姫、とどめよ。」

雪鏡に諭され愛姫は非情と思いつつデュエルを続行する。ここで負けるわけにはいかないのだ。

「う、うん!『青眼の究極竜』、アイドル忍者マスターに攻撃!アルティメット・バースト!!」
「きゃあああ!!!」

青眼の究極竜が放った超破壊光線がアイドル忍者マスターを吹き飛ばし、アイドル忍者マスターはその場に膝をつき倒れた。長かったDIVAデュエルが決着した瞬間だった。

青眼の究極竜 攻撃力 5500 攻撃
魔法少女 アイドル忍者マスター 攻撃力 3000 戦闘破壊 戦闘ダメージ2500
百地三太夫 LP 1000→0

勝者 愛姫

・・・・・

今日はここまで。
やっと愛姫が勝つことができました!結局、雪鏡の助けを借りての勝利でしたが、愛姫と雪鏡は2人でセットですね。
何気に雪鏡は1人で2人片付けております。しかも操るサクリファイスが凶悪過ぎると言う。
モジュールカードはDIVAにあるモジュールデータを元にしたカードです。
モジュールの設定に合わせてデュエルモンスターズ風の効果を付け加えました。
フィニッシャーとなったシザーズの衣装が一番上の画像です。超カッコいい!

ここでは出ないですがモジュール効果を無効にするには初音ミクの「∞」のモジュール効果を使わないといけないです。
これ使われると「初音ミクの激唱」★10をプレイを強要されるから瞬殺(僕は無理)です。
百地、仲間がやられたり雪鏡に睨み効かされたり、愛姫がパーフェクト取ったり、知らないカード使われたり、散々でした。
さすがの百地もここまでされたら動揺しまくりですね、心が落ち着いてないと慣れた曲もまったくできません。
次回はまたバクラが出てくる予感がします。
ここまで読んでくれた方、ありがとうございました。
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