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2015年10月06日05:23

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10月6日の誕生花・榛(ハシバミ)

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10月6日の誕生花と花言葉は、ウメモドキ(深い愛情・明朗)、キンモクセイ(謙遜・真実)、コスモス〈赤〉(乙女の真心・調和)、薮蘭[やぶらん](山菅[やますげ])(隠された心)等々があります。今回は、榛[はしばみ]を取り上げます。花言葉は、「智慧・仲直り」です。

ブナ目カバノキ科ハシバミ属の植物です。ロシア沿海地方から東アジア北東部の全域に分布しています。世界的に流通しているヘーゼルナッツは本種の同属異種にあたるセイヨウハシバミ(西洋榛)である。ハシバミの和名は木の実の榛紫実(はりしばみ)とか、葉にしわが多いので葉皺(はしわ)とか諸説あります。
古くは、紀元前6000年頃から西洋ではハシバミの実(へーゼルナッツ)は、リン、カルシウム、タンパク質、ビタミンB・E 等の栄養価が高いという事で食用にされてきました。また、西洋ではハシバミの枝は占い棒に適していると考えられ、占い棒として、水脈や鉱脈を探り当て足り、泥棒、殺人犯人、家畜を探すために使われたり、旅人が道に迷ったときに使ったりもしました。。特に中世以降は鉱脈・水脈を見つける占いである、ダウジングに利用され、現在でもつづいています。20世紀になるまでは、ハシバミは豊穣と子孫繁栄のシンボルとして有名で、イギリスでは、セイヨウハシバミの実(へーゼルナッツ)を使った恋占いがよく知られています。
ハシバミの枝は英知の象徴とされ、神話では、ヘルメスはアポロから授かったこのハシバミの杖で、人々の心や体の病を癒したと伝えられ、現在でも、ハシバミの魔法の杖とそれ をとりまく2匹の蛇が 医学のシンボルになっています。また、古代ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオスが持っていたアスクレピオスの杖も医療・医術の象徴として世界的に広く用いられているシンボルマークである。欧米では医の象徴として世界保健機関、米国医師会等のマークにも使われている。薬学のシンボルとして薬局の看板などに用いる国もあります。金融や商業関係では、杖に二匹の蛇が絡まる「ヘルメスの杖」があり、三越百貨店や、一橋大学の校章に使われています。
ところで、シンデレラの原点の物語、グリム童話の「灰かぶり(シンデレラ)」では主人公を助けたのは、魔女やカボチャの馬車ではなく、このハシバミの若枝が、不幸な末娘の運命を逆転させるきっかけとなっています。
毎日、継母と姉た ちにいじめられる「灰かぶり(シンデレラ)」。彼女はハシバミの小枝を亡き母のお墓に植え、大泣きし、彼女の涙がその小枝に落ちると、その枝は見事な大木に成長しました。その後、灰かぶりが毎日3回その木の下で泣きながらお祈りをすると、その度にどこからか白い小鳥がやってきて彼女の願いをかなえてくれました。こうして舞踏会に行くための素敵なドレスや黄金の靴も手にいれる事ができるようになりました。つまり、樹の妖精使い・鳥使いとしての魔法使い能力の持ち主として描かれ、衣装は12時で消える訳ではなく、シンデレラが脱いだ後、鳥がどこかに返しに行くという設定で、肝心の靴のエピソードは、ガラスではなく金で出来ており、しかも置いてくるのではなく、王子が仕掛けたトリモチ を踏んで取れてしまうという話になっています。
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