岸信介のときのデモとは全くちがう。

■太田光が「僕は今も護憲派」と言い訳しつつ「安保法成立で憲法改正は遠のいた」と安倍首相に甘すぎる発言
(リテラ - 09月21日 21:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=209&from=diary&id=3627458
同じデモではない。岸信介のときは冷戦化のイデオロギーが主導するデモだった。しかし、今回はちがう。無党派が、いままで政治に無関心だった若者たちが、声をあげたのだ。

野党も、大学研究者も、かれらの行動にひっぱられたのだ。

太田光はこの歌を忘れたのだろうか？

国会議員のみなさん
気をつけて
戸口に立ったり
入り口をふさいだりしないでください
傷つくのは
じゃまする側だ
たたかいが　そとで
あれくるっているから
まもなくお宅の窓もふるえ
壁もゆさぶられるだろう
とにかく時代は変わりつつあるんだから

線は引かれ
コースはきめられ
おそい者が
次には早くなる
いまが
過去になるように
秩序は
早急にうすれつつある
いまの第一位はあとでびりっかすになる
とにかく時代は変わりつつあるんだから


もちろん『時代は変わる』（一部省略、詩と曲はボブ・ディラン、片桐ユズル、中山容
の訳　晶文社『ボブ・ディラン全詩集』より）だ。

太田がいうように、憲法改正が遠のいたのではなく、実質上、破壊しつつあるのが、この戦争法案であるからこそ、大多数の憲法学者に、法律家、多くの大学人が、批判しているのだ。

右派からクレームが殺到して、所属事務所の社長である妻に怒られたのは知っているが、あのＮＨＫの会長についても、軟弱になりすぎていないか？このまま変節、転向して、どこかの茶坊主（自称）作家のように、権力の賛美者へと転落していくのか？もしそうなら社会世相を斬るコメントなどやめたほうがいい。こんな言葉は、山本太郎のパフォーマンスの足もとにも及ばない。