mixiユーザー(id:25251822)

2015年09月16日21:21

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小説「その可能性はすでに考えた」井上真偽

あらすじ
かつて、駆ると宗教団体が首を斬り落とす集団自殺を行った。
その十数年後、唯一の生き残りの少女は事件の謎を解くために、青髪の探偵・上笠丞と相棒のフーリンの元を訪れる。
彼女の中に眠る、不可思議な記憶。
其れは、共に暮らした少年が首を切り落とされながらも、少女の命を守るため、彼女を抱きかかえ運んだ、と言うものだった。
首なし聖人の伝説を髣髴とさせる、その奇蹟の正体とはexclamation & question
探偵は、奇蹟がこの世に存在することを証明するため、すべてのトリックが不成立であることを立証する。

頭をめいいっぱい使った作品でした。
上笠は「一見不可能なことを立証」しようとします。
そう探偵の本分を著しく逸脱しているのです。
なので、インパクトがかなりありました。
こんな構成のミステリは初めてです。
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