２０１５夏休み　その４　福岡（香椎線近辺）

父の手術から1週間。ようやく痛み止めなどの管も取れて、点滴1つだけになった。あとは回復を待つのみ。まだ液体しか口から食べられないが。

8月25日（火）
台風15号上陸の福岡の朝。
朝6時に熊本県荒尾市に上陸。
鉄道は運転見合わせ。九州新幹線も見合わせ。
テレビを見るとNHKは台風情報。連ドラ”まれ”は明日2話連続で放送と。
でも東日本は普通に放送しているのだよね。
外は風が強いけど、暴風雨っていう訳ではない。
少し宿で待機してから出発。


博多駅博多口。改めて大きくなったね。駅ビル。
駅構内はそれなりに人がいた。新幹線改札前はシャッターが閉まっているにもかかわらず、運転再開を待つ人たちでいっぱいだった。
筑紫口に抜け、レンタカー営業所へ。
台風でもレンタカーは影響ない。
（新幹線の動いている）広島に行きたくて車を借りている人がいたけれど、関門海峡って通行止めになっていないのかな。

レンタカーでの行程。福岡〜宇美〜篠栗〜香椎〜志賀島〜門司。
JR香椎線沿線ドライブだね。局巡りと志賀島観光。
福岡空港の南から宇美へ向かう。
住宅が多く、博多近郊のニュータウンで人口も多そう。
そもそも宇美や志免、須恵辺りは糟屋炭田で栄えた町。
だけに所々古い町並みを垣間見る。
時々雨に降られ、風も強い中のドライブ。お昼には日本海に抜けたけれど。

篠栗辺りも栄えている。篠栗線も電化して、福岡・博多近郊の衛星都市として機能しているが、香椎線沿線もそれなりの町。香椎線は電化しないのかな。

香椎へ。この近辺も福岡近郊圏。JRもここ近年でいくつかの駅を新設。千早、九産大前など。「ししぶ」なんてひらがなの駅までできた。
和白から西戸崎方面へ。ここは陸繋砂州。香椎〜西戸崎は海の中道線。
雁ノ巣を越えると海が近づく。道も広くなる。走っていて気持ちいい。曇り空だが。
西戸崎を越え、道1本で志賀島。

道の両方が砂浜。台風だけに怖いけれど。でもここは圧巻。
これ、夜走ったら怖そう。

志賀島。
金印で有名な島。

倭奴国王へ漢から金印が贈られた。そんなことを思って金印公園。

金印の碑。歴史を感じる。で、ここから見る対岸の福岡の町は絶景のようだ。
というのも、この日は台風後で海がまだ荒れている。夜景はきれいそうだ。
志賀島を１周して、再び海ノ中道を経て香椎へ戻った。

高速も通行止め。国道３号で門司へ。
八幡製鉄所など北九州の工業地帯を見ながら走行。
化学工場群の夜景はいいね。もうすぐ日が暮れるころ。
黒崎、小倉を経て、１９時半過ぎに門司でレンタカーを返却。
さてJRは動いているのだろうか。


動いている様相ではない。昼に日本海に抜けたはずの台風だが、２０時近くでもまだ動いていない。僕の目的地は下関。電車が動かなかったら関門海峡を越えられるのだろうか。不安が募った。
思案に暮れながら門司駅の改札前で時刻表やスマホとにらめっこ。下関へ行く方法を検討。
そうしていると、小倉方面へ電車が動くとのこと。小倉に行き、この日は小倉で泊まり、明日下関へ移動する考えが浮かんだ。で、駅員さんに聞くと、小倉駅に下関行電車が待機しているとのこと。もう間もなく運転するらしいので、それを信じて待つことにした。


門司駅で３０分ほど待って、下関行電車が来た。安心した。

門司駅を発車して車内が暗くなった。そう、デッドセクション。交流→直流。


なんとか下関に着けた。２１時少し前。
運転再開が２０時過ぎって、まあかかったこと。
新山口行電車も発車待ちだった。

大河ドラマ花燃ゆ。山口県が舞台。山口県にやってきたぞ！

怒号が。駅の改札で親子ゲンカ。なにもこんな所でやらんとも。
そんなことを横に見て、宿へ。
駅から近いのはありがたい。

宿での案内。トワイライトエクスプレスは下関にやってきた。季節運転でいいからあかつきとして運転してくれないかな。
コンビニへ買い物へ。雨が降る。

海峡ゆめタワー。下関にこんなタワーがあったとは。もう少し早く着いていたら行ったかな。
２１時半までなので、夜景が楽しめた。
関門海峡や下関、門司。見てみたい。


コンビニで買った長州揚げをつまみに晩酌。
台風１５号と闘った１日はこうして終わるのであった。
明日は下関から再びレンタカー。日本海沿いを走り、角島、萩を旅する。