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2015年08月18日10:55

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理由も何もない罠

■米国「CO2、30年までに32%削減」 原子力と再エネ頼みも…達成困難な理由とは?
(NewSphere - 08月17日 18:30)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=196&from=diary&id=3570417

単なる技術不足ですがな....>達成困難な理由

原子力にせよ、火力にせよ、ある程度、自分たちの計画通りにエネルギーを調達できる。特に火力はほしい時に釜を炊けば、計算通りの電力を得ることができる魔法の装置みたいなものだ。

対して、自然エネルギーでは、太陽光発電などでいくら発電できても、それは需要とマッチするとは限らず、夜間電力は別のソースで補う必要がある。最近は水を電気分解しておいて、水素+酸素として保管し、夜はガスタービン回して発電、という方向で技術開発が進んでいるが、まだ「開発」の段階であって、大型化だの実証実験すらまだの状態だ。アメリカが15年計画を打ち出したのも、15年間かけて、実証実験が終わればいいなぁぐらいの話ってことだろうね。

電池もそれなりに大型化・長寿命化が進んではいるのだけれども、電気を作ってから蓄電するのはまだまだしばらくコストが下がらないだろうと思う。大電力を蓄電しておくことによる環境への影響(常時の電磁波、磁力線障害など)もまだまだ未知数だし。ただ、高性能型としてはすでに実用レベルに入りつつあるから、こちらもブレイクスルーがあれば一気に現実味が出てくるだろう。いまのところ学会レベルでもまだきっかけは報告されてない模様だけれども。

北九州市ではスマートグリッドというシステムの実証実験をしていて、電気の分配を村/都市レベルで制限(例えば、昼間、会社で大電力使う時間帯の電気使用量は高く、夜間は安くするなど)を行って、電気使用量を同レベルの他都市の4割以下に抑えたなどという実験成果を出している。これには新日鉄、イオン、住宅公団なども参加しており、農業以外はほぼ考慮されたもので、普及すればかなりの節電効果が期待できるいいシステムだと思う。一方で、現在このような住宅に住む人たちというのは、環境に対し意識の高い人たちであり、全面普及させた場合にどの程度の効果が見込めるのかはわからない。ちょうど、国立付属校などの進学校でおけるゆとり教育が成功したらからといって、全国の一般的な小中高で展開したら壊滅的な結果に終わった事例などがいい対照になるだろう。


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