mixiユーザー(id:20016884)

2015年07月31日02:43

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第一志望じゃなくてよい!!

まあその時代により就活は変化するものではあるが
こんな問題が・・・

http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3542302

うーーん!!これって前からあった様な気がするが企業側が露骨になっているのか?
それとも学生が勝手に脅しととらえる軟弱気質になったのか?

企業側の圧力と言っても内定者を日夜監視してるわけでもないだろうし
学生だってより希望にかなう会社を選びたいのは至極当然だと思う
なんでも「〜ハラ」と例えるのは疑問だなぁ!!

企業側は内定者に辞退されないために方策を練る
自分の時代は「売り手市場」だったので内定者には「ごちそう作戦」だった
入社するまでに2回ほど食事&カラオケパブで飯を食わせて恩を売っておくのである
(それでも内定者7人中1人は公務員試験に合格していわゆる「食い逃げ?(笑)」で入社はしなかった)

学生側はどこの面接でも「御社が第一志望です!!」というのが当たり前
そして内定が2,3社からでてその中から選ぶ
そんな時代だった

自分の就活時代の話

「売り手市場」の時代だったから数社から内定をもらえた
ただ大手は会社訪問や採用試験は遅めで中小は早め
だからまず中小の内定をもらいそして大手へ・・・
たぶん今もそんな感じだと思う

そんな中一番最初に内定をもらった会社(失礼ながら中小です)
人事部の面接官が自分の履歴書を見て目に留まったことがあったらしい

それは私の所属していたサークルが社長の趣味以上に好きなものと合致しているということ
(それが何かはあえて伏せておきます)

「キミはもしかしたら社長が気に入るかも知れんなーー!」
「はぁ!そうですか!」

そして数日後に社長面接
自分が予想したとおり社長は気さくでべらべらとよくしゃべる人だった(笑)
そしてなごやかな雰囲気の中で私の履歴書を見ながら社長が直球を投げてきた

「君も我が社が「第一希望」と書いてはいるが本当は大手に行きたいんだろ?」
ねちねちと聞いてくるのではなくストレートに聞いてくるので思わず
「すみません!そのとおりです」と謝ってしまった
この後、何を言われるのか?びくびくしていたら

社長が大きな声で
「それでいいんだ!!男としては当たり前だ!!」

えっ?何それ?

社長の独白

若い人は大きな夢を持たなければだめだ!!
たとえ、それが叶わぬかもしれぬ夢でもチャレンジしてみるんだよ
どうせ就職するなら
「有名な会社、大きな会社でがんがん稼ぎ出世したい!!」と
いう大きな夢を持つのは男として当たり前ではないか!
最初から我が社のような中小企業を第一志望にするような夢の小さな男は要らない!!
大きな夢に今チャレンジできる時なんだからチャレンジをする!!
そんな夢がおおらかな男になりなさい!
そして「大手への就職」という夢が努力しても残念ながら叶わなかったとしても
私は喜んでキミを迎え入れるよ!!
がんばってくれ!

この社長の言葉を聞いてこの会社が好きになったというよりは
むしろやっぱり夢に向かって努力してみようと思った

この会社の内定はもらいました
その後は当然大手数社の面接に行きましたがことごとく不採用


しかしこの会社から内定がでてからも数回呼び出され
いろんな人と面接&状況を聞かれるのです
ちょっと疑問がでたので聞いてみました
「なんで、内定でてるのに呼びだされて面接するんですか?」
すると一人の人がこういった

「実は社長がやけにキミのことがお気に入りでリクルートしろと言われたんで
どんな人物か知りたかったんだよ
いやーーー!会ってみて社長がキミを気に入った理由がわかったよ!」

結局、内定は3社
職種が違う3社(いずれもサービス業)でしたが最終的には「結婚式場」に決めました

この社長の会社に就職することはありませんでした
この会社に「入社辞退」を申し入れました
電話ではなく手紙で直接「社長宛」に出しました

「就職活動の励みになるようなお言葉をいただき誠にありがとうございました!
社長のおかげで素晴らしい就職活動が出来ました!このご恩は一生忘れません!
お元気で!」

すでにあれから数十年、いまでもけっして忘れることはない思い出です




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