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2015年07月28日23:33

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【世界遺産】猶予は1〜2年

本日の文化審議会(世界文化遺産特別委員会)において、日本政府が今年度ユネスコに推薦する世界文化遺産候補として「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が選定されました。我々がかねてより世界遺産登録に反対してきた、いわゆる「百舌鳥・古市古墳群」は、平成25年につづいて二度目の落選となりました。

「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録を目指す地元自治体(大阪府・堺市・羽曳野市・藤井寺市)は、平成25年の落選後、推薦案の練り直しや登録機運醸成に向けた取り組みをすすめ、平成26年度は見送って今年度に再挑戦を賭けたわけですが、あえなく落選となったわけです。

しかし、彼らがこれで撤退するはずもなく、「三度目の正直」を合言葉にさらに強力な登録推進活動を展開してくるものと予想されます。彼らの再々挑戦が来年になるのか、再来年になるのかはまだわかりません(平成25年の時は、8月に落選したのち、11月に「平成27年度再挑戦」が決定されました)が、我々に与えられた猶予は1〜2年しかありません。

今回与えられた1〜2年の猶予を生かし、皇陵奉護=いわゆる「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録阻止の活動を今後も展開していく所存です。

まずは、いずれ公表されるであろう本日の世界文化遺産特別委員会の議事録を精査するとともに、推進主体の地元自治体の動向を観察して戦略を練ってまいります。

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なお、今回「宗像・沖ノ島と関連遺産群」が選定されてしまったことは、実に残念なことです。

聖なるもの・固有のものが、世俗的でグローバルなものへと変換されていく嘆かわしい事態が、早くも沖ノ島にまで及んだことに、断腸の思いであります。
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