７月３１日の誕生花・藍（アイ）

７月３１日の誕生花と花言葉は、南瓜［カボチャ］（大きさ・広大）、ツルバラ（いつも美しい・愛）、ヒョウタン（繁栄・利得・夢）、ヤナギラン（集中する・焦点）、朝顔（はかない恋）等々があります。今回は、藍［アイ］を取り上げます。花言葉は、「貴方次第」です。

タデ科イヌタデ属の植物です。東南アジア原産で、葉は藍色色素の原料となる他、乾燥させて漢方薬として、解熱、殺菌を主に使用されています。青藍の染料、顔料として用いられる有機化合物であるインディゴをとる植物にはリュウキュウアイ（キツネノマゴ科）、タイセイ（アブラナ科）、インドアイ（マメ科）など数種ありますが本種はタデ科の植物であることからタデアイと呼ばれています。
日本には飛鳥（あす か）時代以前に中国から伝わったようです。藍染めは奈良時代から続く伝統的な歴史があり、愛好家に人気があります。海外では「Japan Blue」、藍色を指して「Hiroshige Blue」と呼ばれる事もあります。古くから京都、大阪の近郊が藍の産地として知られ、江戸時代中期以降は阿波国（徳島県）が主産地となり、現在でも続いていますが明治時代以降、生産量も減っています。
ことわざで有名な「青は藍より出て藍より青し」は、この染料の藍の事から発生し、藍は黒や茶の様な色があり、青みがあまり無い。しかし染め出すと非常に美しい青に染まる。という事から、親（師匠）よりも優れる事の例えで使用されています。