■東芝、歴代3社長が辞任 後任の社長は室町会長が兼任
(朝日新聞デジタル - 07月21日 15:58)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3526825
とある経済系メルマガの解説だ。いかにも日本らしい。ホリエモンで2年程度のブタ箱だが、東芝の額はそれどころではない。これで不起訴なら法の下の平等は無い事が改めて明確になる。
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●きょうのことば 不適切会計 ルールに反した会計処理
ルールに反した会計処理で有価証券報告書などに事実と異なる数値を載せること。
損失隠しや利益の水増しが組織的に行われ悪質性が高くなると「不正会計」、
刑事告発されて事件になれば「粉飾」と呼ぶのが一般的だ。東芝が調査を委ねた
第三者委員会は、調査報告書の要約版で「不適切会計」との文言を使っている。
日本経済新聞 7月21日
★長いこと財務分析をし、会計の本も出版した事がある私だが、上記記事の定義は
初めて聞いた。
★論語の中の1つの重要な項目にこうある。
子路が孔子に尋ねました。
「衛公が先生をお迎えして政治をなさるとしたら、先生はまず何をなさいますか?」
孔子は、言った。
「まず必ず物の名前を正すことから始めるだろう。」
孔子は、物の名前を正確に名付ける事が、政の上でも人生においても重要だと
考えた。
未だにどこにどれだけ炉心があるかもわからず、相変わらず高い放射能漏出させ
ているの「アンダーコントロール」と言い、あたかもフクイチは安全かのように
多くの人を錯覚させている。
自殺強制爆撃のことを特攻と呼び換えて、自殺の強要を「名誉な事」として、
多くの若者を上官は殺害し、その責任を一切とらなかった。
侵略を「聖戦」と呼び、侵略軍を「皇軍」と呼び、退却を「転進」と呼び、全滅
を「玉砕」と呼んだように、歪んだ名を与えて考え行動した結果はどうなったか。
名を正しく呼ぶことが、人がまともに生きるために、社会が正常に動くために
欠かせない始めの一歩なのだ。
私たちは周りの世界そのものを認識して思考しているのではなく、「名」によっ
て世界の「像」を構成し、それによって思考している。よって、名を歪めると、
周りの世界の正しい像を構成できなくなる。
この結果、正しい行動をしているつもりでも、誤った行動をとり、戦中の日本の
ように集団自殺のようなことをするようになる。
名を歪めることは、恐ろしい結果をもたらすのだ。
これを自覚しているから、孔子は物の名を正す事から始めるとしたのだ。
そして、こうも言っている。
「過ちて改めず、これを過ちと言う」
歪んだ名を付けたという過ちを犯したなら、これを改めない事が過ちとなり、
恐ろしい結果になる。
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