mixiユーザー(id:16404980)

2015年07月16日21:04

230 view

憲法とは何か

安全保障関連法案が衆院を通過
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3519581

 とある経済系メルマガの解説だ。日本は構造的に欠陥があるのではないか?

======================================
●衆院議院運営委員会は15日の理事会で、安全保障関連法案を16日の衆院本会議で
採決することを林幹雄委員長(自民)の職権で決めた。民主、維新、共産など
 野党5党は反発し、採決に加わらない方針で一致。与党は同日中に与党などの
 賛成多数で可決し、参院に送付する考えだ。
 15日の衆院平和安全法制特別委員会では、安倍晋三首相らが出席して安保法案の
 締めくくり質疑を実施。民主、維新、共産の野党3党は質疑に出席し、審議の
 継続を要求したが、浜田靖一委員長(自民)が質疑打ち切りを宣言。野党が抗議
 する中、与党単独で採決し、可決された。
 関連法案は自衛隊法や武力攻撃事態法など改正10法案を一括した「平和安全法制
 整備法案」と国際紛争に対処する他国軍を後方支援するため、自衛隊の海外派遣
 を随時可能にする新法「国際平和支援法案」の2本。集団的自衛権の限定行使に
 道を開くもので、成立すれば日本の安全保障政策の大きな転機となる。
                  日本経済新聞 7月16日



★憲法とは何か。

 さまざまな論はあるが、その成り立ちから考えれば、目的は1つ。

 権力者である王や政府は、放っておくと、国民をないがしろにして好き勝手な
 ことをする。権力が強ければ、絶対する。

 憲法とは、権力者の好き勝手を防ぐための縛り、ルールとして存在するもの。

 これを明示したのが日本国憲法第98条、99条。
 この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び
 国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。

 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を
 尊重し擁護する義務を負ふ。

 今回の10法案が、憲法9条の「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は
 武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
 国の交戦権は、これを認めない。」に反することは、衆議院憲法審査会での
 憲法学者の明示で明らかだ。

 残念ながら日本では、憲法裁判所が無く、具体的な訴訟、権利の侵害の訴えが
 ない限り、最高裁判所といえども違憲立法審査権を行使することはできない。

 今後、具体的な提訴を待って最高裁判所が、この法案を裁くことになろう。

 現状の安全保障法体系が、中国の覇権行動と米国の逃げ腰行動を前に、適切な
 状況にはないことも事実だ。

 しかし、そのためにはあくまでも遵法で進める必要がある。

 なのにあえて、平成26年12月10日に特定秘密保護法を施行し、戦争惹起に係わ
 る情報を公開することを禁じ、政府がどんな悪意行動を採ろうとも、露呈しない
 ように変えた後での、今回の違憲法案強行は悪意を感じる。

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する