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2015年07月12日20:09

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ヒグラシの思い出

このごろ、夕方になるとヒグラシが鳴きます。私の住んでいるあたりは、まだまだ自然が残されており、蝉や蛙の声がよく聞こえます。

先日、そのことをつぶやいたら、何人かの方から「ヒグラシ」は秋のイメージという書き込みを頂きました。私はヒグラシというと真夏の夕方や夜に鳴くイメージで、まったく秋と言う感じがしません。そこで、調べてみると、確かに季語ではヒグラシは秋の虫になっているようです。しかしながら、実際には地区にもよると思いますが、6月から鳴きはじめ、夏の終わりには少なくなるそうです。なんとなく物悲しい鳴き声が、秋のイメージなのかもしれませんね。

実は、幼少の頃から私は蝉が大好きで、子供の頃は捕虫網を持って、走り回っていました。
当時住んでいた神戸で一番多いのは、全国的にも多いと思われるアブラゼミですが、これは、いかにも暑そうな声で鳴くのであまり好きではありませんでした。夏の最初は小型のニイニイゼミ、そして、夜明けとともに大合唱をし、午後になると静かになる大型のクマゼミもたくさんいました。そして、8月も中旬を過ぎると、夕方にツクツクボウシが一斉に鳴きはじめ、秋の訪れを感じたものです。

また、関東では珍しくないミンミンゼミは、関西では滅多にいなかったため、夏に東京へ来た時に新宿御苑で鳴くミンミンゼミがとても、珍しかったのを覚えています。

そして、ヒグラシは六甲山に行くと鳴いていることもありましたが、うちの近所にはいませんでした。最初にヒグラシの合唱を聞いたのは和歌山県の紀見峠に、父と昆虫採集に出かけた時です。夕方になり、一斉に鳴き始めたヒグラシの美しくも物悲しい鳴き声に、幼な心にも感動したのでした。

その後、山にいる小さなチッチゼミ、北海道でしか見られないジージーと鳴くエゾゼミなどの声も各地で聞く機会がありました。

でも、その中で一番好きなのが林の中で涼しげに鳴くヒグラシです。鎌倉市に引っ越してきて最初の夏にヒグラシの声を聞いたときは、なんだか嬉しい気持ちになりました。

先ほどまで鳴いていたニイニイゼミが鳴きやみました。深夜でも鳴くヒグラシの声が聞こえないかと楽しみにしているところです。

梅雨が明け、日中にアブラゼミが合唱を始めると、本格的な夏がやって来ます。それまではあと、10日ぐらいでしょうか。





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