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2015年06月05日07:18

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集団的自衛権行使「違憲」ー 総理の国会答弁に見る「上滑り」現象と『三千世界の鴉を殺し、主と朝寝がしてみたい』の、主観の同一性と相違

 「オバマ大統領と安倍総理の密約(?!)」ー「日本の安全保障は如何にあるべきか」ー本質的論議を忌避する総理答弁と「日米安保を基軸」とする体制補完野党の質疑




 国会が立法府であることより、毎回国会論議が「既存の法体系への上積み・改編・意味付与」であることは、致し方ない。 このことに『集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者3氏が表明―衆院審査会』と、三人の憲法学者の意見が表明された。

 見ていれば「安保法制審議、野党が欠席」の行為も「ふざけている!」のだが、「対米従属型国防論ー他力本願」の有様に「不思議さ」を感じない安倍総理界隈の応援団の書き込みも異様である。

 けだし「軍事法制」を巡る議論は「平和憲法ー戦争放棄・非軍事」のことにより、常に審議は紛糾するものだ。

 「60・70安保」当時のニュースを見れば一目瞭然のことでもある。「人数が少なくなった・勢力が弱い」の見方も出来るが、世論調査の数字をみれば、あながちそうでもない。意思表示の方法が「現時点対応」では、それにすぎないだけの話……。

 およそ日本・先進国では「連合赤軍・あさま山荘事件」と「ベルリンの壁」の崩壊以降、「共産主義思想の社会実験」も崩壊し、世界中のほとんどの国家が「資本主義体制への移行」を開始し始めたことに気づいている。 このことに「気づかない」のが、ここにも現れる「キレた輩」だろう。



 世界情勢は混沌として、「地球資源の囲い込みー生活を守る」として大国が覇権を競っている。

 一党独裁「赤色帝国主義」は官僚機構で生きている政治官僚組織体のみで「庶国民の生活実態は「民主主義と財産を求めてー欲の拡大」しかしナショナリズムの壁に囚われているのだろう。

 これに日本は先の大戦の敗北も有り、条約等・制約を受けて「国家独立・自主防の確立」なども正論が言えない状態に縛られている。

「平和理念」は日本人が焼け跡より得た崇高な精神であることを忘れている。

 このままでは「戦争放棄ー戦力により、物事を解決しない」との「政治外交で、物事を解決する」ことの意志の表明・国是であるのだが、「覇権主義・核武装ー暴力による現状変更」の前に為す術も無さそうに見える。



 その意味では 「機能しない国連」は世界中の政治家たちの望みなのかもしれない。



 このことで、大きく気づくことは何か。

 それは「アメリカの核の傘・日米安保」ー「戦後70年の平和」があったとする論法で、そのことに何ら疑義を持たない輩の多い事……。。

 およそ民主・維新などは「それ」で、反対野党は「社民・共産・その他」で、圧倒少数でしかない。

 ならば、そこに見えるのは「既成事実の積み上げ」で本質論議は望むべくもなく、この「戦争準備法案」の成立は近いということ。

 「抑止力→核による抑止力」と、軍拡競争が繰り返され、「潮時」ともなれば実力行使も「やぶさかでない」と聞こえて来そうだ。



 しかしながら、『我々日本人こそ、世界平和を築く中心勢力となるべき』だろう。

 凡そ「武力に頼らず、相手と話し合い、問題を解決する」 それが本来「政治家・政治巧者」というものだ。

「殴り合って、殺し合って話をつける」のはチンピラ次元の政治家というものだ。

 それが「ボタン一発!」の恐怖に囚われ「タラ・レバ論」の演繹の上に「戦争準備法制」が語られている。



☆武力の『武』の字は「二つの矛の交わりを止める」と書く。

 それが「一方に参加・加担する」法制審と成り果て「為政者のご都合主義ーアメリカ議会演説」ー国民との約束事など忘れて「総理ー大統領」の密約の基に国会審議が過ぎてゆく。

 ここに、やはり総理の眼に「庶国民」は無く、パワーエリートたちの「生命財産の安全」であるかのようだ。

 このまま政治が進んでゆくなら、日本は立派な「参戦国」になるだろう。

「人柱」の林立する前に法案成立を否定しなければ、戦後70年の「平和国家日本」のブランドは地に汚れてしまう。どこぞの受け売りではないが、



 今は日本の「平和と民主主義」の危機なのだ。



 今年、NHK「花燃ゆ」が毎週放映されているのに拘わらず、国民は「草莽崛起」の意味を知らないようである。……。「事実に基づいたフィクションー絵空事」なのだから……と、言わんばかりに。

 明治維新は「白人によるアジアの支配・植民地化」の外圧より挙国一致・国家防衛として大政奉還ー「将軍→天皇」の実権移行として、また民衆の「草莽崛起」の要求も有り、日本の、新たな「この国の形」として模索され、為された。

 吉田松陰・高杉晋作「騎兵隊」が「明治維新ー歴史的ダイナミズム」として成ったのは「日本人総体」を「文明開化ーその意味での、人間解放」であったことに気づかなければならない。

「士・農・工・商」の身分制度を解体し「個人能力の開花」として「職制」に立てるとした処に明治維新ー歴史的ダイナミズムとして捉えることが出来る。

 ただし多分に封建遺制を引きずり自由民権運動などの反対派の意見を蹂躙する、その意味では「徹底した」もので無い処に、日本の「帝国主義・植民地主義」の萌芽も見えている。

 これは、帝政ローマのキリスト教やロシア革命に通じる類似性を内包している。「個々人・人間の尊厳ー『魂』の解放ー私が私であることー民主主義」の可能性を孕んでいるのである。

(丸山眞雄ー現代政治の思想と行動ー西欧文化と共産主義思想の対決ーラスキ論文参考)




 騎兵隊『諸隊の論示』(七か条)を見てみよう。

         (岩波新書・田中彰著「高杉晋作と奇兵隊」)

『一、礼讃を本とし、人心にそむかざる様肝要たるべく候。礼讃とは、尊卑の等をみださず、其分を守り、諸事身勝手之れ無く、真実丁寧にしていばりがましき儀之れ無き様いたし候事。

 一、農事の妨げ少しもいたすまじく、みだりに農家に立ち寄るべからず。牛馬等小道に出遭い候わば道べりによけ、速やかに通行いたさせ申す可く、田畑たとい植え付け之れ無く候所にても踏みあらし申すまじく候。

 一、山林の竹木・櫨(はぜ)・楮(こうぞ)は申すに及ばず、道べりの草木等にても伐り取り申すまじく、人家の菓物鶏犬等を奪い候などは以(も)っての外(ほか)に候。

 一、言葉等丁寧に取りあつかい、聊(いささ)かもいかつがましき儀之れ無く、人より相したしみ候様いたすべく候。

 一、衣服其外の制、素(もと)より質素肝要候。

 一、郷勇隊のものはおのずから撃剣場へ罷(まか)り出(い)で、農家の小児は学校へも参り、教を受け候様なずけ申すべく候事。

 一、強き百万といえどもおそれず、弱き民は一人と雖(いえど)もおそれ候事、武道の本意といたし候事。』



 鬱屈した武家社会ー幕藩体制、この政治体制の変革を「民衆の政治参加」で成し遂げるとしたのが「高杉晋作ー騎兵隊」の誠心・精神だろう。このことにより「日本が動いた」と言って良い。 古いモラルに対して、国民総体を捉える新しい国民モラルを確立しようとした。そして一定の成果を上げた。

☆「強き百万といえどもおそれず、弱き民は一人と雖(いえど)もおそれ候事、武道の本意といたし候事」 これは後の自由民権運動の思想にも通じる。

 しかるに昨今の「安保法制審議]ー「対米従属安保法制」 これでは明治維新のような「歴史的ダイナミズムーここでは、国民総体の動向」には、支えられないだろう。それを逆利用する形で「強行採決」を与党は考えているのだろう。

 それはパワーエリート同士の「約束・履行」でしかない。よって「庶国民は蚊帳の外」の議論と成り果てている。そして「庶国民」には、いよいよの苦役「私はなんでこのような辛い務めをせにゃならぬ…」となるのだろう。




 およそ安倍総理とオバマ大統領との「日米安保」の約束には「役割・任務分担」が有って当然だ。F−35の高性能戦闘機の獲得はF−15・16と共に「実戦で鍛え上げたー制空権の獲得」ものとして戦略兵器でもあるだろう。

 そして残念ながら「民主・維新」の国会質疑は「日米安保を基軸が、当たり前」として論議を進める。

 よって「本質論議」は蚊帳の外に「在る」でよい。 「三人の学識経験者の意見」など、与党にとっては邪魔にすらならない。

 安倍総理が日本パワーエリート代表で「エリートたちの利害」のために動いているのを国民の大多数は、もう気づいている。しかし、それは「自『由』」でもあるだろう。そしてそこには「政治家の自由」すら、在るのだろう。日本のモラルハザードは、ここに必至。




 他力本願の自主防を忘れた「腑抜けども」たちが、ちょうちん持ちを「ここ」で楽しんでいる。「日米安保で軍事力が補完増強される」などと考えている。

 彼ら米軍は日本人以上に「核」に敏感であることを知らないらしい。東日本大震災の時、アメリカ軍ー「トモダチ作戦」てのが日本救援と駆けつけようとした。しかし福島原発・電源喪失・メルトダウンの知らせで、即刻「Uターン」したのを彼らは知らないようだ。

 日本に原発54基、「敵」にしてみりゃ全て攻撃目標だろうさ。

 どこぞのミサイル攻撃による「日本列島・放射能汚染」 そんな時でも「アメリカ軍が助けてくれる」なんて思う方が、どうかしてる…。




 「アベノミクス」として庶民に見えだしたのは「派遣労働ー低賃金、高齢者福祉の切り捨て、物価高」であり、その反面「諸外国への血税の大盤振る舞い」である。

 これで「国民の納得」など有ると思う方がどうかしている。しかし政治家にとって「代議制」民主主義だから「議員が話をまとめる」こととなる。

 ただ総理に「庶国民の生活」などは埒外の事であるだろうが……。

 今国会、何故に論議は空虚であるのか。

★「ベトナム戦争の教訓」として「茶の間に戦場を流すな」というのがあるからだ。

 よって硝煙や腐臭・血の 「匂いもさせるな!」 これが「隊員のリスクは高まらない」の正体だろう。




「日本ー沖縄の防衛」は、日本人一人一人の仕事のはずだ!

   米国相手に「おんぶに抱っこ」は、恥と知れ!



「竹槍もって、エイエイオー!」

    笑うな! 

 その心意気を失くしたから、日本の平和理念が「地・血」に落ちようとしていることに気づこうじゃないか。






■集団的自衛権行使「違憲」=憲法学者3氏が表明―衆院審査会
(時事通信社 - 06月04日 13:01)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=3449887
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