魂というのはあるのだろうか?
昔の自分はあってほしいと願っていた。
今の自分は、そんなものはないと断定している。
昔の場合は、死というものが怖かったから、それを回避する手段としての魂という概念を信じていただけ。
今は、そもそも、魂という非現実的なことを信じること自体できないからないと考えているだけ。
魂というものがあって、
・前世、現世、来世と輪廻を繰り返している。
・天国に行くためには、魂を磨く必要があり、日々、頑張る必要がある。
・より良い転生のためには、現世を頑張る必要がある。
・・・というのがよく聞く話だろう。
要するに命には連続性があって、生前・死後も続いているという考え方。
だから、命は自他ともに粗末にはしてはいけないという教えにもつながる。
まぁ、殺人とかがいけない理由にはちょうどいいでしょうね。
ただ、魂が生まれ変わるとか続くとかをどうしても納得しがたい矛盾がはらんでいるとは思う。
まず、魂が再利用されるようなイメージがあるが、その魂が新規に誕生する可能性があるのか?
この宇宙の中で一定数を保っているのか、数は変動するのか、ということ。
この地球限定で言えば、生命が誕生する以前は魂はどうだったのか?
この太陽系が死んだ後の世界で、生命が死滅したとして、魂はどうなるのか?
そういうのを考えれば、魂というものは、すぐに破たんするものとしか言いようがない。
だから、自分にとって、魂なんて言葉は聞き流す傾向にある。
所詮、命というのは、突然、生まれて、突然、消えるもの。
同じものは二度できない。
命のサイクルに永遠はない。
と、言ったところか。
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