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2015年05月22日23:07
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ワンコと旅行２・山中湖〜東京〜横須賀…その５
2013年7月28日。山中湖から数キロ（交通量が少ないので車ならスグに着く）離れた忍野村にある山梨警察犬訓練所で数年ぶりに開催された警察犬協会エアデールテリア本部クラブの2013年度夏期大会の2日目（最終日）。
朝早くから訓練競技会が行われた。
警察犬協会の訓練競技会は、１〜４部に分けられ、警察犬としての作業である臭気選別、警戒、足跡追及は１〜２部に分けられたものしかない。
２部は規程の服従作業も審査する。
３〜４部は、規程の服従作業のみで競う。４部は障害飛越（2〜3部は高さ0.8ﾒｰﾄﾙ、1部は高さ1ﾒｰﾄﾙの板を飛び越える）する作業が無い。
１部は警戒を除き、どの競技会でも服従作業の審査が省略され、選別作業、追及作業だけで順位を争う。いわゆる警察犬の日本一を決める競技会である「日本訓練チャンピオン決定競技会」は、この１部の規程に則って行われる。
警戒科目は、犯人とは言えども人間を襲わせる為に危険性が伴うこともあり、服従作業が規程通り出来ないといけないので服従作業の審査も行う。
また、同協会が行う「全日本服従訓練競技大会」は、規程の服従作業のみで競う。
http://
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「日本訓練チャンピオン決定競技会」で警察犬日本一を決めると言っても、あくまで公益社団法人である警察犬協会が行う競技会なので、指定の７犬種のみである上に、各警察本部が所有する直轄警察犬は出場しないし、そんな暇はないだろう(笑)？
仮に出場したとしても、嘱託警察犬の成績を見ると、上位に食い込むことは容易くはない。自衛隊が所有している犬については、数は少ないが出場している。
嘱託警察犬を含み、警察犬としての訓練を受けている犬で、出場資格である最上の訓練資格を持つ犬が全国から約千頭集結し、３日間の日程で（開会前日に手続きを行うので実質的には４日間）、長野県の霧ヶ峰高原で毎年行われるので、通称は「霧ヶ峰」。
各競技での１部から４部という分け方は、数字が少ないほど作業内容が難しくなるが、各々百点満点から減点する方式で順位を決めるので、少しのミスが採点に影響を与えることからすると、作業全体から見ると難易度が下がるとしても、単純に簡単とは言い難い。
この夏期大会から約４年ぶりに競技に復帰したグレイスは、臭気選別の１部に出場した。
選別競技は広い場所を必要としないので、昨日の展覧会と同じ場所で行われた。
選別の競技会場の様子。奥に選別台が間隔をおいて３台並べられている。
その他の競技は、選別競技の会場（画像↓の左側のフェンスで囲まれた部分）より更に奥へ行ったところにある広大な場所で行われた（画像↓の右奥）。一部分は参加者の駐車場にもなっている。
念の為に、その選別競技会場のスグ横でグレイスと練習をした。１部選別の競技に使われるのは、何らかの臭いをつけたモノ（犯人の遺留品や着衣等を想定したモノ）と、犬に選ばせる布をポリ袋に一緒に入れて臭いを移したモノだが、この時の練習には指導手（私）が布片に自分の手を擦りつけて臭いを付けたモノ（直付け自臭）を使用した。
自臭での選別は、よほどのことがない限り、１部選別競技に出るような犬は間違わずに正解するが、競技直前の練習ではワザワザ難しくする必要はないと思うので…。
何度か練習したが、布が置かれた台への発進も、選別態度も大丈夫で、全て正解した。
グレイスの訓練をしている訓練士（女性）の都合で、この大会では指導手ができないということで、私とグレイスが訓練士ぬきで練習する時の為に選別台を手作りした。
運搬しやすいように折り畳み式に、蝶番で２枚の板を繋ぎ、伸ばせば規程のサイズの選別台になる。脚は、折り畳み式のテーブル脚を取り付けた。
折り畳んだ状態。規程では、長さ91ｾﾝﾁのモノを２台並べて使用するとなっているが、実際の競技会では、天板が182ｾﾝﾁあるモノを１台で使用しているようだ。
伸ばした状態。規程では、高さ16.5ｾﾝﾁ、幅（奥行）21ｾﾝﾁ。天板の端から3ｾﾝﾁのところに犬が選別する布を差し込む為の直径3ｾﾝﾁの穴を開け、そこから17.5ｾﾝﾁごとに、同直径の穴を４個（計５個）開ける。
台に開けられた穴に選別させる布をピンセット等でセットする。
この日記に使う画像撮影の為に選別台を出したので、折角だからグレイスに自臭で選別を。１年以上練習などしていないが、２回とも正解した。そんなことよりも台と布を見て、何をすればよいのかということを忘れずにいることに感心する。そして、展覧会でチャンピオンになるより遥かに嬉しい。三つ子の魂百までならぬ、ワンコの魂百までかな(笑)。
いよいよ出番が来た。私とグレイスのコンビは、これが最初で最後だと思う。
係員が、スタート地点から１０メートル先に設置されている選別台に犬が選別する布をセットする。
ビデオカメラを選別台付近がよく撮れるように設置して録画ボタンを押し、放置してあるのでスタート地点（犬に布の臭いを嗅がせる場所）は撮影できない。
選別台に布をセットし終えた係員がスタート地点まで戻り、指導手（私）に正解とする布に付けられた臭いと同じ臭いが付いている布を渡す。
その布を指導手自身の臭いが付かないようにピンセットで受け取ると、時間制限もあるのでスグに布の端を犬のマズル（目と鼻の間あたり）に載せるようにして手（布を持っている手と反対の手）で押さえ、ピンセットで挟んでいる側の端で口吻部分（犬には鼻以外の部分にも臭いを感じる器官がある）を覆うようにして臭いを充分に嗅がせる。
指導手によって、布の臭いを嗅がせるやり方は色々で、ピンセットを使わないとか、犬に布を一旦くわえさせたり（湿ると臭いがハッキリする）、あるいは犬によってやり方を変えたりと。
ここまでは、練習どおりにいっていたが…。グレイスが臭いを嗅ぎ分けられたようなので、「持って来い」と指示したところ、グレイスが選別台へ向かって発進しない。
競技直前の練習でも、ちゃんと発進したのに…。
これには、困った。これまでの練習では発進しないということは１度もなかったのに…。私は、諦めながらもグレイスを台に向かわせようと試みたが、グレイスは発進しない。指導手が正解の臭いをつけられた布を受け取ってから犬が発進するまでの制限時間があり、制限時間内に犬を発進させなければ不正解とされる。
グレイスに何かをさせる時は普段のように「ヨシ！」と言えばよかったのかもしれない。この旅から帰宅して、訓練士に話しをすると、「ヨシ！と発進を指示している」と。「今ごろ言われてもね（泣く）。練習している時に言わんかったよ（怒）」と私。
やむを得えず、グレイスの体を押して発進させようとしたが、ガンとして動かない。「マテ」を指示されていると勘違いしているのだろうか？それにしても、頑固で融通のきかないグレイス。それなら、「マテ」の時も頑なに動くなよ(笑)。
１回目の不正解を覚悟で、グレイスの体を押し続けたらスタートラインを越えてしまったので不正解となったが、何とかグレイスは発進し、選別した布を持来した。持来した布も正解のモノではなかった。
２回目からは、スムースに発進するようになったが、時すでに遅しで…。せめて残りの選別を全て正解してくれと願ったが、世の中甘くはない。確か、計２回不正解で、得点は６５点だった。
選別するグレイス。
選んだ布を持来するグレイス。私に向かって戻る。私と対面して停座したら、ダセと指示して咬んでいる布を放させて受け取り、スグそばにいる審査員に渡して作業が完了する。
これを４回繰り返して正解数によって点数がつけられる。
但し、１回目から３回目まで１度も間違わずに選別できた場合は、４回目は省略し満点である百点とすることになっている。
ハッキリ言って、１回目は絶対に正解しないと競技的には話しにならないし、更に言うと３回連続で正解して百点満点でなければダメだということだ。
この夏期大会の約３ヶ月後の10月に行われた「日本訓練チャンピオン決定競技会」の選別競技でのグレイス（画像↓）。夏期大会まで２ヶ月ほどしかなく、脚の古い毛（死毛）を抜き過ぎると間に合わないから「気を付けて」と私が指示したのにもかかわらず、トリマーが抜き過ぎた脚の毛がやっと伸びた。
係員が布をセットし終えて、指導手のそばに立つまで、犬と指導手は布がセットされる選別台に背を向けて待つ規程になっている。カンニングを防ぐ意味でそうするのだろうが、係員とグルにならない限り見ていてもどの布が正解の布か分からない(笑)。
選んだ布をくわえて指導手の元へ戻るグレイス。
毎年10月、3日間の日程で、長野県内の霧ヶ峰高原で行なわれる警察犬協会本部主催の｢日本訓練チャンピオン決定競技会｣での、グレイスの臭気選別作業(嗅がされた臭いと同じ臭いがつけられた布を10�蛋以�の台から選んで持ち帰る)。指導手をしている訓練士の元同僚が撮影した動画→https:/
グレイスの競技の成績は残念だったが、グレイスの出番が全て終了し、肩の荷を下ろした。全ての競技が終わるまでには時間がタップリあるので、訓練所内をグレイスと散策した。
開会時に「この周辺は世界遺産の区域にあたっているので、植物等を傷めないよう気をつけて」と注意を促されていたので、グレイスともども充分に気をつけてウロウロした。
訓練所の母屋の玄関前で。さすが、エアデールを繁殖している訓練所らしく、エアデールだらけだ(笑)。
グレイスの前方に展覧会や選別競技の会場に使用したフェンスで囲まれた場所がある。山間部で森林に囲まれているとは言え、真夏の日差しが非常に強くて暑いので、指導手が着ける白いゼッケンを陽除け代わりに。エアデールのように黒い毛の犬は、白い毛の犬に比べて太陽の熱を集めやすく熱中症にも気をつけないと…。
全ての行事が無事に終了し、予定通り正午ごろに解散した。
この翌年も夏期大会は無事に行われた。今年度の夏期大会の開催案内は既に届いていて、7月25〜26日に同じ場所で行われる予定。盛会を祈ります。
次の目的地である東京へ向けて、山梨警察犬訓練所を後にした。
つづく…
朝早くから訓練競技会が行われた。
警察犬協会の訓練競技会は、１〜４部に分けられ、警察犬としての作業である臭気選別、警戒、足跡追及は１〜２部に分けられたものしかない。
２部は規程の服従作業も審査する。
３〜４部は、規程の服従作業のみで競う。４部は障害飛越（2〜3部は高さ0.8ﾒｰﾄﾙ、1部は高さ1ﾒｰﾄﾙの板を飛び越える）する作業が無い。
１部は警戒を除き、どの競技会でも服従作業の審査が省略され、選別作業、追及作業だけで順位を争う。いわゆる警察犬の日本一を決める競技会である「日本訓練チャンピオン決定競技会」は、この１部の規程に則って行われる。
警戒科目は、犯人とは言えども人間を襲わせる為に危険性が伴うこともあり、服従作業が規程通り出来ないといけないので服従作業の審査も行う。
また、同協会が行う「全日本服従訓練競技大会」は、規程の服従作業のみで競う。
http://
http://
「日本訓練チャンピオン決定競技会」で警察犬日本一を決めると言っても、あくまで公益社団法人である警察犬協会が行う競技会なので、指定の７犬種のみである上に、各警察本部が所有する直轄警察犬は出場しないし、そんな暇はないだろう(笑)？
仮に出場したとしても、嘱託警察犬の成績を見ると、上位に食い込むことは容易くはない。自衛隊が所有している犬については、数は少ないが出場している。
嘱託警察犬を含み、警察犬としての訓練を受けている犬で、出場資格である最上の訓練資格を持つ犬が全国から約千頭集結し、３日間の日程で（開会前日に手続きを行うので実質的には４日間）、長野県の霧ヶ峰高原で毎年行われるので、通称は「霧ヶ峰」。
各競技での１部から４部という分け方は、数字が少ないほど作業内容が難しくなるが、各々百点満点から減点する方式で順位を決めるので、少しのミスが採点に影響を与えることからすると、作業全体から見ると難易度が下がるとしても、単純に簡単とは言い難い。
この夏期大会から約４年ぶりに競技に復帰したグレイスは、臭気選別の１部に出場した。
選別競技は広い場所を必要としないので、昨日の展覧会と同じ場所で行われた。
選別の競技会場の様子。奥に選別台が間隔をおいて３台並べられている。
その他の競技は、選別競技の会場（画像↓の左側のフェンスで囲まれた部分）より更に奥へ行ったところにある広大な場所で行われた（画像↓の右奥）。一部分は参加者の駐車場にもなっている。
念の為に、その選別競技会場のスグ横でグレイスと練習をした。１部選別の競技に使われるのは、何らかの臭いをつけたモノ（犯人の遺留品や着衣等を想定したモノ）と、犬に選ばせる布をポリ袋に一緒に入れて臭いを移したモノだが、この時の練習には指導手（私）が布片に自分の手を擦りつけて臭いを付けたモノ（直付け自臭）を使用した。
自臭での選別は、よほどのことがない限り、１部選別競技に出るような犬は間違わずに正解するが、競技直前の練習ではワザワザ難しくする必要はないと思うので…。
何度か練習したが、布が置かれた台への発進も、選別態度も大丈夫で、全て正解した。
グレイスの訓練をしている訓練士（女性）の都合で、この大会では指導手ができないということで、私とグレイスが訓練士ぬきで練習する時の為に選別台を手作りした。
運搬しやすいように折り畳み式に、蝶番で２枚の板を繋ぎ、伸ばせば規程のサイズの選別台になる。脚は、折り畳み式のテーブル脚を取り付けた。
折り畳んだ状態。規程では、長さ91ｾﾝﾁのモノを２台並べて使用するとなっているが、実際の競技会では、天板が182ｾﾝﾁあるモノを１台で使用しているようだ。
伸ばした状態。規程では、高さ16.5ｾﾝﾁ、幅（奥行）21ｾﾝﾁ。天板の端から3ｾﾝﾁのところに犬が選別する布を差し込む為の直径3ｾﾝﾁの穴を開け、そこから17.5ｾﾝﾁごとに、同直径の穴を４個（計５個）開ける。
台に開けられた穴に選別させる布をピンセット等でセットする。
この日記に使う画像撮影の為に選別台を出したので、折角だからグレイスに自臭で選別を。１年以上練習などしていないが、２回とも正解した。そんなことよりも台と布を見て、何をすればよいのかということを忘れずにいることに感心する。そして、展覧会でチャンピオンになるより遥かに嬉しい。三つ子の魂百までならぬ、ワンコの魂百までかな(笑)。
いよいよ出番が来た。私とグレイスのコンビは、これが最初で最後だと思う。
係員が、スタート地点から１０メートル先に設置されている選別台に犬が選別する布をセットする。
ビデオカメラを選別台付近がよく撮れるように設置して録画ボタンを押し、放置してあるのでスタート地点（犬に布の臭いを嗅がせる場所）は撮影できない。
選別台に布をセットし終えた係員がスタート地点まで戻り、指導手（私）に正解とする布に付けられた臭いと同じ臭いが付いている布を渡す。
その布を指導手自身の臭いが付かないようにピンセットで受け取ると、時間制限もあるのでスグに布の端を犬のマズル（目と鼻の間あたり）に載せるようにして手（布を持っている手と反対の手）で押さえ、ピンセットで挟んでいる側の端で口吻部分（犬には鼻以外の部分にも臭いを感じる器官がある）を覆うようにして臭いを充分に嗅がせる。
指導手によって、布の臭いを嗅がせるやり方は色々で、ピンセットを使わないとか、犬に布を一旦くわえさせたり（湿ると臭いがハッキリする）、あるいは犬によってやり方を変えたりと。
ここまでは、練習どおりにいっていたが…。グレイスが臭いを嗅ぎ分けられたようなので、「持って来い」と指示したところ、グレイスが選別台へ向かって発進しない。
競技直前の練習でも、ちゃんと発進したのに…。
これには、困った。これまでの練習では発進しないということは１度もなかったのに…。私は、諦めながらもグレイスを台に向かわせようと試みたが、グレイスは発進しない。指導手が正解の臭いをつけられた布を受け取ってから犬が発進するまでの制限時間があり、制限時間内に犬を発進させなければ不正解とされる。
グレイスに何かをさせる時は普段のように「ヨシ！」と言えばよかったのかもしれない。この旅から帰宅して、訓練士に話しをすると、「ヨシ！と発進を指示している」と。「今ごろ言われてもね（泣く）。練習している時に言わんかったよ（怒）」と私。
やむを得えず、グレイスの体を押して発進させようとしたが、ガンとして動かない。「マテ」を指示されていると勘違いしているのだろうか？それにしても、頑固で融通のきかないグレイス。それなら、「マテ」の時も頑なに動くなよ(笑)。
１回目の不正解を覚悟で、グレイスの体を押し続けたらスタートラインを越えてしまったので不正解となったが、何とかグレイスは発進し、選別した布を持来した。持来した布も正解のモノではなかった。
２回目からは、スムースに発進するようになったが、時すでに遅しで…。せめて残りの選別を全て正解してくれと願ったが、世の中甘くはない。確か、計２回不正解で、得点は６５点だった。
選別するグレイス。
選んだ布を持来するグレイス。私に向かって戻る。私と対面して停座したら、ダセと指示して咬んでいる布を放させて受け取り、スグそばにいる審査員に渡して作業が完了する。
これを４回繰り返して正解数によって点数がつけられる。
但し、１回目から３回目まで１度も間違わずに選別できた場合は、４回目は省略し満点である百点とすることになっている。
ハッキリ言って、１回目は絶対に正解しないと競技的には話しにならないし、更に言うと３回連続で正解して百点満点でなければダメだということだ。
この夏期大会の約３ヶ月後の10月に行われた「日本訓練チャンピオン決定競技会」の選別競技でのグレイス（画像↓）。夏期大会まで２ヶ月ほどしかなく、脚の古い毛（死毛）を抜き過ぎると間に合わないから「気を付けて」と私が指示したのにもかかわらず、トリマーが抜き過ぎた脚の毛がやっと伸びた。
係員が布をセットし終えて、指導手のそばに立つまで、犬と指導手は布がセットされる選別台に背を向けて待つ規程になっている。カンニングを防ぐ意味でそうするのだろうが、係員とグルにならない限り見ていてもどの布が正解の布か分からない(笑)。
選んだ布をくわえて指導手の元へ戻るグレイス。
毎年10月、3日間の日程で、長野県内の霧ヶ峰高原で行なわれる警察犬協会本部主催の｢日本訓練チャンピオン決定競技会｣での、グレイスの臭気選別作業(嗅がされた臭いと同じ臭いがつけられた布を10�蛋以�の台から選んで持ち帰る)。指導手をしている訓練士の元同僚が撮影した動画→https:/グレイスの競技の成績は残念だったが、グレイスの出番が全て終了し、肩の荷を下ろした。全ての競技が終わるまでには時間がタップリあるので、訓練所内をグレイスと散策した。
開会時に「この周辺は世界遺産の区域にあたっているので、植物等を傷めないよう気をつけて」と注意を促されていたので、グレイスともども充分に気をつけてウロウロした。
訓練所の母屋の玄関前で。さすが、エアデールを繁殖している訓練所らしく、エアデールだらけだ(笑)。
グレイスの前方に展覧会や選別競技の会場に使用したフェンスで囲まれた場所がある。山間部で森林に囲まれているとは言え、真夏の日差しが非常に強くて暑いので、指導手が着ける白いゼッケンを陽除け代わりに。エアデールのように黒い毛の犬は、白い毛の犬に比べて太陽の熱を集めやすく熱中症にも気をつけないと…。
全ての行事が無事に終了し、予定通り正午ごろに解散した。
この翌年も夏期大会は無事に行われた。今年度の夏期大会の開催案内は既に届いていて、7月25〜26日に同じ場所で行われる予定。盛会を祈ります。
次の目的地である東京へ向けて、山梨警察犬訓練所を後にした。
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