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2015年05月02日00:31

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『掟上今日子の推薦文』

西尾維新 先生が贈るタイムリミットミステリー。現代美術館の警備員として勤める青年が
巻き込まれたある騒動を契機に、“今日子”とその後起こる難事件が結びついていきます。
(イラスト:VOFAN 先生)

http://kodansha-box.jp/topics/nishio/okitegami/


“今日子”が美術館に飾られたある絵を毎日眺めにくるのを物珍しく思った“守”は彼女
に話しかける。この絵には2億円の価値があると力説する彼女。ある日、その絵を素通り
したので改めて質問してみると2百万円の価値しかないと言い、彼は困惑しかなく──。

ということで依頼人が変わりまして、今日も今日とて“今日子”さんには今日しかない
ワケですが、絵の価値が下がった理由は「なるほど〜」と言わざるを得ませんし、それが
“守”の未来を決定づける事件への呼び水になる、というのですからこれがまた興味深い。

その事件の内容は殺人未遂。一気にキナ臭くなった“守”の再就職先巻き起こる疑心暗鬼
の嵐。その中で被害者、被疑者の思いを汲み取って自首に追い込もうとする“今日子”の
機転が光ります。タイトルがそこに掛かってくるのか! という結びも納得の展開でした。


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