山菜取りの季節

この季節になると山菜取りに精出す知り合いがいるが…。
誘われても私は絶対に行かない。…その人があちこちに配るものは…モノが良すぎるのだ。
そして、その人は…要領よしの人だから。

この頃、かなりの奥の方でも、山草や山菜の採取・栽培を生計の一部としている農家が増えてきている。
そんなところでは野生の物か栽培ものか・・・区別がつかないと思う。
私有地ではなくても山林組合の山qだったり、入会権として、地元の人にしか認められていない採取場所もあるし。


でも、車の普及で、田舎が近くなってしまった町の人たちが、何も知らず、何も考えず、入り込み
荒らしていくケースが多くなった。

原則、山にも持ち主があるし、公園部分でも本当はいけないんだが。
広いので禁則事項の看板が目につきにくいこともあって・・・



…何よりも、自然のものに対する意識のスリ合わせがなされてないもんで、
車でブーッと行って、道端に停めて、そこらの物をかっさらって荒らしたまま、帰ってしまう。

いや、ちょろいもんだ、という具合？
田舎の自然は豊かでいい、と？

…ちょっとそこらを見まわしてくれんかなあ？
不自然だと思いませんか？　
わざわざ斜面に植えて増やしてるケースもあるのだ。特にタラノキなんか。

…単に無邪気なだけで、ピクニックに来た人が、たまたま見つけた自然の恵みを
お花を摘むようにいただくこともあるだろうが

まずは何事もつつしみというものが必要で、…あちこちに配るほど採っちゃいけないと思う。
もしも咎められてもほんの一掴みぐらいなら、お目こぼしして下さる場合もあるかもしれない。


私は土が好きな半田舎者だが、あまり詳しくは田舎のしきたりを知らない。
だから一層、用心深く人の領域を侵さないように暮らしている。

田舎は町よりはるかに、縄張り意識が強いので、・・・畑でなくても町の人が入り込んで、何か摘んでいる、というだけで目くじらを立てる。
そりゃ当然。・・・不法侵入。アメリカだったら、撃ち殺されるかもしれないのだもの。



…山菜取りの方は…トラブルのないよう、地元で確認するなり確実な場所で摘ませていただきましょう。

（思い切り人里離れた山奥だったら・・・確認が難しいので…良識の範囲で？）


ええと、あおいとっとの散歩の川原は…建設省の管轄かなあ、
いつぞや、破竹について地元の釣り人に訊いたら、
「いいよ、いいよ。俺ら組合のはんいだで」と。…漁業組合にある程度は任されるてる？

ま、軽トラで来て、ばったのように群がってすっかり取りつくしていった名古屋方面のチャンころじゃないもんで、数本あれば、みそ汁や煮物の具になるもの…。

いずれにしても、人と人の遭遇は難しいものだから、特に利害が絡むといっそう。
だから、分をわきまえるというか、何事もほどほど・・・が肝心という話。