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2015年03月20日20:11

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帰化って…そんなに簡単でいいの?

おいらにとって十年に一度のイベント「パスポート&滞在許可更新」がやってまいりやした。
金かかるし、休み取らなぁいかんし。
領事館独特の、何かこう陰気くさい雰囲気って好きではない。そして書類上のほんの些細な違いをていせいせなぁいかんし。
無事パスポート獲得、次は外人局攻略。
パスポートを申請した時点で外人局に予約の電話を入れておいた。割と速やかに予約が取れた。

外人局に予約の時間に遅れずに出頭。これ肝心。担当官への印象少し良くしとかなきゃいかん。
「パスポート更新したのでヴィザの転記お願いします。」
用意する書類も特に無く、写真を一枚と費用を用意しておくだけですんだ。
新しいヴィザは指紋が記録されるという。犯罪記録取られてるみたい。
ここでちょっと別カテゴリーのヴィザに関する質問をしてみた。
すると担当の人、
「あなたはもうこれだけ滞在しているんだから帰化しちゃったら?」と言う。
頭のどっかで予想をしていた言葉なのであるが、いざ言われてみると困る。
「ドイツ語をまだ帰化できるほど使いこなせませんので」と言うと
「もっとひどい人たちいっぱいいるよ」とのことである。

そう、同僚で「ポーランド人」のおばちゃんがいる。このおばちゃんドイツ語を話すのだが、何を喋っているのかわからなくなることが多い。おいらのドイツ語能力が低くてそうなるのかと思い、ドイツ人同僚に「今、彼女なに言った?」と聞くとたいがい答えは「わからなかった。」と言う。
そんな彼女でもドイツのパスポートを持っているのである。
先の大戦後のポーランドとの条約なんかもあったりして割と帰化条件がゆるいんだろうななぞと思ったりもするのだが、おいらとしては「本当にこんなんでいいの?」と疑問に思ってしまう。

トルコ人やロシア人の家庭に生まれ、両親はドイツに帰化。しかし家庭内環境はドイツ語ではなくトルコ語やロシア語。そしてドイツ語を満足に喋れないままドイツ人化してしまう人たちもいるのだそうだ。

なんか、おいらの思っていた「帰化」の要件よりずっと低いのである。
ここ十年くらいのことである、ようやく帰化希望者や長期滞在希望者をを対象にドイツ語講座受講を課したり、ドイツの歴史、法律に関する基礎知識の講座の受講を課したりし始めたのは。

…次のパスポート更新まで十年あるからその間にゆっくり考えるかね…絶対日本に帰りたくなると思うんだなぁ…年とともに日本の食事が恋しくなってきた今日この頃である。
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