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2015年03月26日18:10

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石橋凌 2015.03.20 Zepp DiverCity Tokyo

それでは3/20にZepp DiverCity Tokyoまで石橋凌を見に行ってきた
ので、遅くなったがいつものように感想等書いておきたい。

私はARBは「YELLOW BLOOD」をリアルタイムで聴いて以来のファンで、
当時はライブにも通ったし、解散ライブにも駆けつけた。あの頃のバンド
ではルースターズと同じくらい思い入れのあるバンドだった。
もちろん98年の再結成に狂喜し、以降アルバム、ライブともに追い続けて
いたが、いつからか少しずつ心が離れてしまい、アルバムこそ最後まで買
い続けたものの、ライブは「HARD BOILED CITY」のツアーを見に行ったの
を最後に足が遠のいていた。その後ARBは石橋凌の脱退宣言で突然終止
符を打つのだが、心が離れていたとはいえ思い入れの大きかったバンドだ
けに寂しさを感じたのを憶えている。

それでもやはり石橋凌は気になる存在ではあり、ソロシングル、ソロアル
バムも発売されればちゃんと聴いていた。
今まで人のライブのゲストでソロになって以降の石橋凌は何度か見たこと
はあったが、ワンマンでのステージは見たことがなかった。それを今回見
に行くことにしたのは、先日ARBの三大ギタリスト共演を見ることが出
来て、自分の中のARBキッズとしての血が再び騒ぎ始めたから、かな。

今回はセカンドアルバム(ミニアルバムだが)「Neo Retro Music」発売
ツアーの東京公演。しかも最終日。場所はZepp DiverCity Tokyoで、ここ
は一昨年に泉谷しげる & Loserを見に来て以来。私はチケットを購入した
のが大分遅かったので1階席のだいぶ後ろの方だが、それでも初めて見る
ワンマンでのソロライブということで期待は高い。ライブ前にここに来た
からには見ておきたかった等身大のガンダムの写真を撮り(笑)、会場へ
向かう。

定刻を5分くらい過ぎた頃に客電が落ち、ファーストソロアルバムに収録
されたヴァージョンの「AFTER '45」が流れる。この曲がオープニングB
GMということらしい。フルコーラス流れた後、キーボードの伊藤ミキオ
が登場し「最果て」を弾き始めると、遅れて石橋凌登場。最初はこの二人
だけでこの曲を演奏する。その後「待合室にて」でギターの藤井一彦、
「縁のブルース」でベースの渡辺圭一とドラムの池畑潤二、「乾いた花」
でサックスの梅津和時と徐々にメンバーが加わっていく構成。この他に曲
によっては3人のホーンセクションが加わるというメンバー構成。このバ
ンドのメンツもまた最高だと思う。

セットリストはいつものように最後に書いておくのでそちらを参照してほ
しいが、ライブは最初はスローな曲大目で徐々にエンジンかけていく、と
いう感じ。凌もMCで「前半は座ってじっくりと歌と音を楽しんで下さい。
今日の座席にはシートベルトが付いてます(笑)。エアシートベルトをつ
けて」(大意)なんて言っていた。あいかわらず凌の冗談は面白くないな、
と懐かしてつい笑ってしまった。

中盤では「ヨロコビノウタを!」と「形見のフォト」の客のコーラス練習、
なんてコーナーがあった。また「形見のフォト」ではメンバー全員が前に
出て(ドラムの池畑まで小太鼓みたいなのを抱えて前に出ていた!!)、
大道芸のようにメンバーが一列に並んでステージを練り歩く、なんて演出
も見られた。こんなのはARBの頃は考えられなかったことだ。昔より大
らかに、楽しめるライブを求めるようになったのかな、と思う。

本編は2時間くらい。ソロナンバーとARBナンバーが半々くらい。やは
り元ARBキッズとしては「抵抗の詩」(まさかここで聴けるとは)「ダ
ディーズ・シューズ」(やはりこの曲はいいね)「喝!」(やっぱり盛り
上がるね)「Do It! Boy」(最高だった!!)あたりには盛り上がってし
まうが、ソロの曲が負けず劣らずいいのだ。最後に「AFTER '45」の英語
ヴァージョンで終了。ファーストソロでも取り上げたこの曲を何故またセ
カンドソロで取り上げたのか不思議に思っていたのだが、凌のMCによる
とYOUTUBEにアップしたそうで、世界に向けて発信したいということなの
だと理解した。

アンコールは3回。1回目は「魂こがして」「R&R AIR MAIL」「NO MORE
ピカドン」の3曲。そして2回目のアンコールでサプライズが用意されて
いた。シーナの急逝についてふれ哀悼の意を表した後、紹介されたのはな
んと鮎川誠!!。
鮎川さんはMCで「今世界で一番悲しい男です。俺の最高の相棒シーナが
天国に行って、一人ぼっちになった。で、凌が『ロックンロールで元気出
そうぜ』と今日呼んでくれたので、みんないっしょにロックでとばそう。
シーナの分までロックするぜ」(大意)と言っていた。いい話だと思う。
鮎川さんのMC後「JOHNNY B. GOOD」「STAND BY ME」「I'VE GOT MY
MOJO WORKING」の3曲を共演。いや、最高でした。私は4月7日に下北沢
GARDENで予定されているシーナさんの追悼ライブには残念ながら行けない
が、シーナさんのご冥福を心から祈りたい。
これで終了かと思っていたら3回目のアンコールもあり、「WHAT A
WONDERFUL WORLD」「パブでの出来事」の2曲を演奏してくれた。そして
エンディングで再び「ヨロコビノウタを!」がBGMとして流れる中ライ
ブ終了。

という訳で、本編約2時間、アンコール3回で約1時間、トータル約3時
間にもおよぶ大満足のライブでした。鮎川誠のお元気そうな姿も見れたし、
久々に見た凌も元気そうだったし、バンドの演奏もすごい良かったしで、
ほんとにいいライブだったと思う。

最初に書いたが私はしばらく石橋凌のライブから遠ざかっており、凌に対
して複雑な思いも抱いていたりしたのだが、このライブでそのへんのわだ
かまりのかなりの部分が溶けてしまった。ほんとにこの男は人たらしだと
思う。キライになれない。また機会があったら見に行きたい。

石橋凌 2015.03.20 Zepp DiverCity Tokyo
01.AFTER '45 (OPENING BGM)
02.最果て
03.待合室にて
04.縁のブルース
05.乾いた花
06.TOKYO SHUFFLE
07.Heavy Days
08.我がプレッジ
09.Rock'n Rose
10.ヨロコビノウタを!
11.形見のフォト
12.駄馬のいななき
13.Dear My Soulmates
14.抵抗の詩
15.ダディーズ・シューズ
16.ROUTE 66
17.喝!
18.Do It! Boy
19.AFTER '45(英語ヴァージョン)
(アンコール1)
20.魂こがして
21.R&R AIR MAIL
22.NO MORE ピカドン
(アンコール2)
23.JOHNNY B. GOOD(with 鮎川誠)
24.STAND BY ME(with 鮎川誠)
25.I'VE GOT MY MOJO WORKING(with 鮎川誠)
(アンコール3)
26.WHAT A WONDERFUL WORLD
27.パブでの出来事
28.ヨロコビノウタを! (ENDING BGM)
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