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2015年04月05日07:07

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教習所ネタ

プロレーサーが素人のフリして自動車教習所に潜入 教官をドリフト地獄に誘うドッキリが鬼畜
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=3355477

友人は、ヤンキー風である。
風であると言うのは、その時代を知らないから。

ただ、中学生の時、組事務所でガラスの灰皿を振り回したり
グアムに行って、射撃場で22口径の銃しか撃たせてもらえず、マグナム44を所望したと言う逸話は聞いている。

そんな友人が教習所に行った時の話・・・

『今回は免許取得仮免編のお話・・・。

結婚式の1ヶ月ほど前、ダンナの実家にお茶会の手伝いに借り出されて行った帰り、
玖珠インター付近で100時速/kmで、見事ハイドロップレーニング現象が起こり事故ってしまった。
(車は廃車になったけど、私とダンナは無傷でした。ご心配なく〜!)

それ以来、私はダンナの運転が信用できなくなり、自分で安全運転すべく免許獲得を決意したのだった。
色々検討した結果、事故率が高いと有名の某 「マイ○イ自動車学校」 に入学する事に決定した。

学科は全く問題なく進んだのだが問題は実地。そのスクールは担当教官を生徒が指名できるシステムになっており、
ソコが気に入って入学を決めたが、「顔がステキ」 と選んだ教官とはウマが合わず、
元バスの運転手だったという女性教官はあまりのガテン系についていけず・・・。しまいにゃ、林家こんぺい師匠似の
教官はよくある、やなタイプの教官で、めちゃめちゃ怒鳴られて、散々凹んでしまった。

ようやく、羊の様に大人しいオッサンの教官に落ち着いた頃にはもうすぐ仮免の試験が近づいていた。
あまりの運転の鈍さに怯えながらも指名された教官はイヤといえないので、彼は必死で私に運転を仕込んでいった。

教習所での運転は、本当に道路を闊歩する人はいないが、あくまで人が往来しているという設定で行われる。
信号も守らなければいけないし、踏み切りすらあるのだ。S字カーブやL字クランク・・・・。
左右からのバックで駐車・・・・。そのどれもが私を翻弄させてくれた。

信号は無視するし、踏み切りは突破するし、(だって電車こないし) 他の教習車と接触しそうになり
羊教官にブレーキを踏まれたのも1度や2度ではない。
しかし、彼は1度たりとも私を怒鳴ることなく、
「あずきさん、周りをちゃんと見ましょうね・・・」 とだけぼそりとつぶやくのだった。

そんな私もようやく、仮免の試験の日がやってきた。(単位を落とす事はなかった。)
その日は轟々と台風が直撃しており、
「今日の試験は本当にやるんですか?」 とTELで確認したほどだった。
(どうしてこう、いつもハプニングがっ!ってかこんな日に試験やるなよ〜〜涙)

まずは坂道発進・・。
私は坂道発進がすごく苦手で羊教官とも合格に向けて何度も練習したにもかかわらず、
やっぱりズリズリと坂道を滑り落ちていった。次は時速40kmを直線でださなければいけない。
しかし、今日は台風のため、多目にみてもらえる事になっていた。これはなんとかクリア。
次は踏み切りを超えて、信号を守って、S字カーブ。どんなにノロノロ運転でもかまわないとの事なので
じっくり時間をかけてこれもどうにかクリア!次は・・・右からのバックで駐車だった。

しかし、壁という設定で設置されたポールが強風で煽られて、まるで縄のれんのように揺れている。
これでポールに当てずに
駐車するのは無理ですっ!!
仮免すら持ってないのにっ!!(汗)

一生懸命やったが、ボコボコとポールは車に当たりまくり、見事私は1回目の試験を落ちてしまったのだった。
まぁ、仕方ないやと諦めて2度目の試験。羊教官も自分の生徒の合格率が給料に反映するので
私の苦手な所を必死で強化していった。その結果、なぜか私は縦列駐車だけが得意になり、
自由気ままに運転していいフリータイムの時すら、やたら縦列駐車を繰り返したのだった。

2度目の仮免の試験は快晴で一緒に便乗する人達 (3人チームで乗る) ともなごやかなムードで始まった。
「私、運転荒いけど、ごめんね〜。」 と先に冗談で言っておいたので、多少失敗しても彼らは許してくれるだろう。

そして、試験開始・・・・。

まずは坂道発進。これは羊教官の苦労のかいあって、クリア!私は延々と半クラッチで走ることを体得していた。
次は時速40kmを直線で出す。しかし、ギアの切り替えが間に合わず、
「これでスピード出していいんですかね?」
と、試験教官に問い合わせたが、彼はひたすら無言だったので (口をきいてはいけないらしい) カチンときた私は

「分かったよ、出しゃ〜いいんでしょ!」 とばかりにアクセルを踏んだ。
目の前にはカーブが迫っている。ハンドルを切りながら、ギアを落とさなければ間に合わない。(激突寸前)

やってやる!(心はイニシャルD!)
その時、私に拓海が乗り移った。(イニシャルDの主人公)

迫り来るカーブを見事なハンドルさばきで激突寸前のところでかわし、
ギアも3速から1速まで一気にギアチェンジする事に成功したのだった。
後ろの2人が 「はぁ〜〜〜〜!!!!」 っと安堵のため息を漏らしていたことは気にしないでおこう。

きっと試験教官も心底怯えていたのだろう。鉄仮面のような表情がますますこわばるのを私は確認した。
その後、S字カーブや、踏み切り、信号など、順調にこなし、悪夢の駐車の番がやってきた。
今回はポールも大人しく、下を向いている。これならイケル!!そうふんだ私はそろそろと車をバックさせていった。

大成功〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

おかげさまで私は免許取得者になった(仮)
次はいよいよ路上で運転するこになる。教習中に事故を起こした場合は誰の責任になるのか?などと心配しながら
浮かれまくる私なのであった。』

今もペーパーらしい。
ゴーカートでさえ、ブレーキの存在を忘れ、アクセルのみでカーブを走るから、横に乗った娘さんは泣きじゃくったそうである。
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