歯科のお話

私の歯科医院のファックスには、紙が入っておりません。

なぜかというと、ろくなファックスが来ないからです。

『歯科コンサルタント』とか『講習会・セミナーのお知らせ』とか、一見して、胡散臭いものばかりです。

以前、よく送られてきていたのが、『また行きたくなる歯科医院になるために』とか『心が癒される歯科医院を目指すためには』とか、見ていてこちらが恥ずかしくなるようなものばかりでした。

人間が１番行きたくない所は『あの世』、その次は『歯科医院』です。

現在は、昔ほど『痛い治療』というのは無くなりましたが、イメージとして『キィ〜ンという音→神経にさわる痛み』というのが固定化されているのでしょう。

私は、『歯科医院は自動車工場』と同じと考えています。

故障したら、できるだけ早く修理して、安全運転できるようにする。
車検、定期点検を行い、事故・故障を未然に防ぐ。

同じですよね。

自動車工場に、『ビューティサロンのような派手さ』や『首にスカーフを巻いた受付嬢』は要らないのです。