カオナシのリアル化。

マツコ紹介のポテチが大反響……公式サイトがサーバダウン
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=17&from=diary&id=3314349
カオナシ、とはもちろん宮崎駿のアニメ『千と千尋の神隠し』に登場する、あのカオナシである。

マツコ・デラックスについては何度も日記に書いてはきた（批判が多かったと思う）けれど、いまだに人気は衰えない、それはやはりかれ（彼女か？）が、カオナシとしての役割を無意識のうちに、あるいは意識して、それも過剰なまでに意識して、担っているのだともいえる。

あらゆる欲望、無限のナルシシズムとエゴイズムの突出した象徴としてのカオナシ、さらに健気な少女に執事のように従うカオナシ、はいまの高度情報化資本主義の最前線のテレビで、あらゆる欲望と利潤追求への幻想を、底なしの食欲で飲み込み、際限なく膨張していくマツコ・デラックスそのものだろう。

私の批判なんて、カエルの面にションベン、どこまでも肥満して、その結末はナンシー関のような悲劇になるのか、その直前で思いとどまるのか。

いずれにしてもあの体重ならそれほど長生きもできない。もし日本が戦争状態になっても徴兵されることもないだろう。視聴率や、世間受けなど無視して、その肥満にこめられた差別と偏見への怨嗟をどうするのだろう？原発について、いまの安倍内閣について、憲法改正について、どう思うのか？それを聞いてみたい。