今日は会社を休んで盛りだくさん。用事 → 銀座熊本館 → 国立西洋美術館へ!
グエルチーノ展に行ってきました。なんと今日が初日。
美術館外の大きな看板
グエルチーノは1591年〜1666年、イタリア・ボローニャ近郊のティントで活躍した画家。
フィレンツェ中心のルネサンスを代表するボッティチェリよりちょうど100年くらい後です。
近年高く再評価され、今回が日本初の展覧会。
美術館入口の看板
ヨーロッパ絵画が好きで、ふだんは美術・歴史・政治の予備知識があります。
でもグエルチーノに関してはまったく未知の世界。
昨年末にJR上野駅でチラシを見つけて「これは観てみたい」と思いました。
大きな油彩が驚くほどたくさん展示されていて、あまりの充実ぶりにびっくり。
イタリア・バロックならではの品の良さ、キリストや聖母を題材にした宗教画が中心。
レンブラントとはまったく違う光と影の描写。
光が「外から」射すというより、光を「内から」発するというか・・・
ゲーテはわざわざティントを訪れてグエルチーノ絵画の感動を文章に残しています。
私の大好きなスペインの画家ベラスケスも、イタリア旅行でグエルチーノを訪ねたそうです。
ふだんは観たいものにはとことん時間をかけて、その他はサクサク歩きます。
でも今日は説明書きも全部読んだし、一作ずつじっくり鑑賞しました。
初日は混むかなと心配しましたが、ゆったり美術を堪能できるぜいたくな空間でした。
2012年の大地震でティント市立美術館は大打撃を受けました。
いまだに復旧メドが立たず、かろうじて崩れないよう支柱を固定しています。
美術館に安置できないことで、逆に世界に貸し出し注目されるグエルチーノの作品。
前売り1000円だけで観ては申し訳ないくらい、見応えがありました。
鑑賞後のお楽しみ、ミュージアムショップ♪
イタリアなので、サンタ・マリア・ノヴェッラの香水があるかな?と探したけどありません。
代わりに3種類の香りで香水・ハンドクリーム・石鹸がありました。
勿忘草(わすれなぐさ)がなかなか気に入ったけど、買いませんでした。
絵はがき3枚
普通の白い袋にスタンプを押してあります
この柄でTシャツも販売していました
むしろスタンプがあったらほしいくらい! こういうのいいな♪
イタリアは25年前、ローマに数日滞在しただけ。
美術も音楽も本場で本物に触れたい、いつかまた行けたらいいなと思います。
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